まとめ記事(コンテンツ)

2013/08/10

GJアテンザの魅力(0)

納車してまだ4ヶ月と少しになりますが、これから数回に分けて愛車のGJアテンザの魅力について書いていこうと思います。

新世代マツダのフラッグシップであり、CDセグメント(或いはDセグメント)といえばBMW3シリーズやメルセデスのCクラスといった競合がひしめく激戦区です。

ホンダのアコードも同様ですが、このセグメントでは独車御三家を筆頭に欧州車の魅力が長く優性で、日本車は旗色が悪くて久しい。つまりマツダもホンダも、ここではチャレンジャーというポジションです。

という背景から、ライバルにはBMW3、メルセデスC、アウディA4、そしてVWのパサートCCなどにも登場頂きつつ、日本勢では最近発売となったホンダのアコード、レクサスのISなんかにも登場して頂きながら、アテンザのどこが優れ、何が課題で、どんな今後の展開に期待や予想が出来るかなどを、独断と偏見で勝手に綴ろうと思います(笑)。

ちなみにここまでを読んで、「アテンザとBMW3やメルセデスC,アウディA4じゃぁクラスが全然違って比較にならんだろう」と考える人がいるでしょう。貴方がそう思うのなら、以後のブログは読まなくて良いですd(^_^)。

確かに独車御三家の3車種は格がひとつ上です。しかし、その価格が軽く100万円以上も高いというのは日本だけの特殊事情です。例えばUSAで見るとMazda6(アテンザ25S)の最上級グレードが$30,000弱。スペック的に競合するBMW320iセダンのスターティングプライスは$32,500ちょっとです。マツダ、BMW双方にとって輸出先となるかの地では「後$2,500ちょっと(約25万)出せばBMWが買える」という価格差です。そんなところで「Mazda6の方が安いから」ではない理由でBMWではなくMazdaを選ばせるための、アテンザの魅力とは何か?課題は何か?ボクの目線はつまり、グローバル市場で戦うマツダ、そしてホンダに対する目線です。

ただ、ここで忘れてはならないのがメーカーであるマツダのスタンス。特にここ最近のマツダは、言葉は悪いですが良い意味でのマイナー路線を明確に打ち出しています。要はアテンザにしても「クラス最量販車」などという数を追っていません。同クラスで数%のシェアが取れれば良いという割り切りの上での商品だということ。その他の車種も含め、マツダ社の製品全体でも大きなシェアを狙っていません。この辺の意図はシッカリ理解しておかないと、お門違いな評価をしてしまうので注意が必要です。

蛇足ですが、ホンダのアコードはもっとも大きな米国市場でクラス最量販を狙わなければならない立場です。日本とは全く背景が異なりますが、この点は強みでもあり弱みでもあります。これが日本市場ではどちらに転ぶか?というのは、ホンダファンでもあるボクにとっては注目すべき点です。

さてアテンザですが、グローバルで名だたる競合と渡り合うべく生み出されたGJアテンザの、日本市場に於ける販売目標は月販たったの1,000台(苦笑)。発売から最近まで、大体平均すると月2,000台程度の販売実績のようで、目標の2倍を半年以上続けているのは、市場シェアという点では既に小さくなったセダン/ワゴンクラスという点を考慮しなくても、大ヒットと言えるでしょう。

しかし例えば同じセダンでも、時期をほぼ同じくデビューしたクラウンは月平均で8,000台以上売れています。クラウンはセダンボディのみですから、セダン/ワゴンを足して月2,000台のアテンザより、圧倒的に売れているということが解ります。アテンザが人気と言っても、この辺りの事情はキッチリと理解しておかないとイケないです。

アテンザが大ヒットといっても、それは売れているクラウンの1/4以下、そのくらいのボリュームです。
しかしマツダの狙いの倍の数が出ている。

そう、アテンザってマイナーな車なんです(^_^;)。

でも、決してクラストップというような大量には売れなくても、同セグメントの中でキラリと光る個性があり、それに魅力を感じる人には唯一無二の選択肢となる程に、強く惹きつける魅力を持ったクルマ。

この辺りがマツダの狙いであり、月に1,000人くらいが買ってくれれば良い。しかし今のところ狙いの倍の客が手を挙げてアテンザを買っています。

その魅力とは一体、なんなんだ?オーナーの一人として、改めてまとめてみようと思います。

~つづく~
Posted at 2013/08/11 09:22:04

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