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まとめ記事
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第1回 バランスについての考察
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立ち止まった時によみがえる「何事にもバランスは大事である」と言う言葉。 私の考える「バランス」とは、ある時は車の前後重量配分であったり、ある時は財布の中身の使い道であったり、又ある時は残業と健康だったりもする。私たちはつい「究極のバランス」を求めて迷路に迷い込む。それはバランスのとれた状態に近づくほど感度は落ち、変化率は小さくなり、ついには「そこ」を見落として行き過ぎてしまう。「あれ?、一体いつ頂点を越えたのだろう?」と。 車の前後重量バランスは、50:50が理想だと言う人もいる。しかしその中の分布密度がもっと大事だと言ううんちくもある。いずれももっともらしい。私がモノの形を考える時、最初に考えるのはパッケージである。それはなぜかと言えば、理想のバランスを求めるからだ。 私はある時までは「バランスを取る」ということは、均衡が取れた状態を正解とするように考えていた。そのポイントに設定することが正しいと。しかし私がぶつかる大半の問題は常にそれが変化する。車の重量バランスも、加速やブレーキング、コーナリングで前後左右にその中心点は動き回る。財布の中身も厚くなったり、すぐ ...出典:FLAT6さん
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第2回 バランスについての考察
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FFとRRは重心バランスが良くない。ミッドシップは最高である。またマスを集中させたミッドシップはさらに良い。・・・本当か?。 車体のヨーの中心と駆動、減速といった制御あるいは外乱との軸が近い=ズレが少ない構成である。マスが集中していると、さらにそのズレは小さくなる。完璧なパッケージである。だがその運転は疲れるはずである。 FFは常にフロント中心に「バランスしている」し、RRは常にリア中心に「バランスしている」のである。 FRと違ってこれらはアンバランスだが、マスは集中している。従って、主に駆動力とマス中心が近い位置にあり、加減速で重心位置がFRより変化しにくい。だが、FRはマスが分散しているゆえに、ヨーには寛容である。 RRの911が難しいけど面白いのは、加速側での重心と駆動点が近くて後輪を中心に常に動きを感じられるからである。FFの場合では、加速時にトラクションが抜けるためにもうひとつだが、突っ込みにはめっぽうコントローラブルである。たまにFFのクセを殺したFR的ハンドリングもあるが、速いかもしれないが面白くない。とにかく突っ込んでも抜けばなんとかなるという片 ...出典:FLAT6さん
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第3回 バランスについての考察
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バランスをとるには3つの手段がある、と思っている。天秤を例に取れば、①重いほうを軽くする。②軽いほうを重くする。③支点を変える(軽いほうに)という対応である。これも日常に置き換えると面白い。遊びに金を使いすぎだとすると、さらに稼いでバランスを取る。稼ぎが増えなければ、遊びを減らすしかない。もうひとつは考え方の支点をずらす。自分の決めた基準をずらすということである。この前段の2方法は「迷路への入り口」である。最後の方法は禁断の手である。破滅か天国かへの岐路である。 さて、私の結論である。 「バランスを取る」とは”常に狙った片方に傾斜を取ること”である。その傾斜方向と角度は思想によって決まる。車のバランスも「どんな走りを目指すか」という自身の思想によって支点が決まり、後は「中央にバランスを取る」という過ちを犯さないように、絶えず「片方に傾斜を保つ」ようにすることである。そうすることで、「変化」を体感しやすく(バランス点では変化率が小さい)、バランスを取る手段が統一されて(プラスマイナスと極性が反転しないので)安定する。中央とは絶えず左右に振動するポイントなのである。 ターボ ...出典:FLAT6さん
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