時には昔の話をしようか

他の方のブログを見ていたら事故関係のものがいくつか目に付いた。
自分の事故もあるが、事故現場に出くわしたときのことを思い出したのでちょっと書いてみる。

あれは、7.8年くらい前だったろうか。
まだうすら寒い季節だった。
とあるところから自宅に帰る途中だ。
その日の僕は風邪気味で早く家に帰りたかった。
自宅へ向かう左カーブ。いつものことだが見通しが悪い。
けっこうつっこんでる車あるよな、と思って通り過ぎようとしたら、白いワンボックスがはまっていた。
やっぱり・・・いるんだねえ、と思いながら横を通り過ぎようとした瞬間、運転席に人が乗っているのを確認した。
あれ？事故りたて？
すぐにＵターンして現場に戻ると車から降りたと思われる人がいた。
若い女性だ。呆然としている。
何が起こったのか把握できないようなので、声をかける。
大丈夫ですか？怪我はないですか？
今にも泣き出しそうだ。
話を聞くと社会人一年生で会社の車を運転中の事故らしい。
とりあえず会社など必要な場所に電話を入れるように伝え、あまりにも気の毒なので温かいお茶をコンビニで買ってきて仕事で着ていたジャンパーを彼女に着させた。
警察車両が来て一通り事情聴取が終わった後、別れて帰った。
後日彼女から電話が来た。
お父さんに叱られたらしいが、まあ事故は車に乗る限りありうることだろうから仕方がない。
お礼がしたいといわれたが、そんなに気を使わないでいいよ、と言っておいた。


もうひとつは数年前の雨の夜だった。
仕事帰りにヘッドライトの先になにか異物があるような感じがして速度を落とした。
人が横たわっているようだ。
どうも車と自転車の事故らしい。
車を脇に止めて声をかけると救急車は同乗者が連絡をしたらしい。
裏道なので街頭がない割りに車通りは多いのでかなり危ないところだ。
けが人は雨にぬれたアスファルトに横たわっているので車に積んであったジャンパーやらブランケットやらをかけて体温を下げないようにした。
車がすれすれのところを通り危ないので交通整理をしながら救急車を待った。
しばらくして救急車が来てけが人を乗せたのでこちらも片して引き上げた。

まあ、おせっかいかもしれないが自分が事故を起こしたときに気がつかないところでいろいろお世話になっていることだろうからできることくらいはしておこうということだ。

雨の季節で事故も増えるかもしれないが気をつけたいものだ。