2013年11月16日
幼稚園の先生のお通夜に
島倉千代子さんと同じ命日になったW先生のお通夜に行ってきた。
僕が通っていた幼稚園の主任先生だった方で弟の担任でもあった。
卒業後も何かと気にかけていただき、お互いの家を行き来する方だった。
斎場でのお通夜は推定400名。現役の制服を着た子供たちから、中学校の制服を着た子供たち。もちろん親御さんの年齢層は上から下まで幅広く。
先生のお棺は顔が見られたので挨拶に。
実家の両親とともに行ったが、卒業アルバムがあったので持参し、先生が写っている集合写真のページを開いて見せた。
先生に声を掛けたかったのだが、涙があふれて声にならず。
その後、お寺さんがお経をあげて一通り終わり帰ろうとしたときに受付の方に聞いてみた。
「幼稚園の関係者の方ですか?」
そうですと答えたのは30歳くらいの女性、職員の方だったようだ。
持ってきた卒業アルバムを見せながら、
「実は私は幼稚園の一期生で、もしかしたら当時の担任の先生もいらしているのではないかと思って・・・」
と聞いてみると残念ながら、分からないとのこと。
それでも30年以上前のの古いアルバムを見るのは珍しいらしく、他の職員の方も見ていたが、どなたかが
「アルバムに写っているA先生ならいらしてますよ、そこに」、と教えてくれた。
スポーツ教室などを指導していただいた男性の先生で、実は約20年ほど前にアルバイトで園の林間学校の引率をした際にもお世話になった先生だ。
「youji721005です。ご無沙汰しています。」といったら、A先生は
「おうっ。知ってる。」と覚えていてくださったようだ。
両親にも挨拶し、当時の担任が来ていないかA先生に聞いてみたら
「おう、いるぞ!Cちゃんっ!」と声をかけてくださった。
こちらを振り向かれたのは、僕よりもはるかに小さく、スリムなC先生だった。
「まあっ」
すぐにアルバムを見せて、昔の自分を見てもらった。
当時の僕はやせっぽちでもやしのようにひょろ長かった。先生はまだ独身で丸々としたやさしい写真が写っていた。
お互い反対になっていて笑った。
30年以上ぶりの再会でうちの母親は連絡先を聞いていたようだ。
先生は今は孫までいるのよ、とおっしゃって二度びっくり。
本園で今も仕事をされているとのことで、今の僕の住処よりそんなに遠くないところにいらっしゃるようだ。
W先生との別れは僕にとって突然で、いわゆる「母のような存在」の一人だったため、勿論寂しい。
でも、当時お世話になった先生方に合わせてくれたのもW先生のおかげ。
こんなことがなきゃ会えないのも寂しいが、これも現実。
落ち着いたら、お線香をあげに行こう。
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Posted at
2013/11/16 18:54:55
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