本を読む楽しみと寂しさ

活字中毒なので常に本を読んでいるのだが、最近は電子ブックも増えてきた。
横溝正史の100冊買いしたのも随時読んでいる。
どこでも読めるしかさばらないのが便利。

でも紙媒体で読んでいるのもいくつかある。
久しぶりに本を3冊購入してきた。

・幽麗塔9巻
・ビブリア古書堂の事件手帖6巻
・謎解きはディナーのあとで3巻

幽麗塔はこの9巻で最終巻。
コミックスで「医龍」を書いた乃木坂太郎の作品。
とはいっても黒岩涙香の幽霊塔が原案のようだが。

出会いは偶然。
何かの本を購入したときに挟まっていた第1話のみが載ったペラを読んでしまったからだ。
あまりの絵の綺麗さと引き込まれるストーリーに魅力を感じた。
かなり一般受けはしなさそうな内容だが。
年末には最終巻が出ていたようだが気がつかず。
帯には「感動の完結巻」と。
そうか、最後か。
ずっと読んできただけに登場人物との別れが寂しい。

ビブリア～は本屋大賞とのことで平積みになった文庫本を手に取ったところから始まった。
鎌倉のほうにある古本屋の話だが、謎解きもある。
ドラマ化されたので知っている人も多いだろうが、小説のほうが深く入れる。
こちらも現在6巻だがあとがきには次かその次で完結巻らしい。
もう少しでこの「人」たちともお別れが予告されてしまった。

謎解き～もドラマや映画になったので知っている人も多いかな。
こちらも本屋大賞作品。
やはりそれなりに面白い。ドラマは良く出来ていたね。
ただこの作者の烏賊川市シリーズのほうが色は出ているかな？
「私の嫌いな探偵」はビブリア～と同じ剛力彩芽がキャスティングでした。
こちらも重要な登場人物が最後にいなくなるようだ。
次回作はないのかも。やはり寂しい。




基本、ひとつの作品が気に入ったら、すべてをそろえたくなるので途中巻で購入を止めることはない。
また、話の途中で「次週」を待つのが嫌なので雑誌を買って読むこともない。

それだけに作品が終わってしまうのがとても寂しい。
あまりコミックスを買うことがない自分には貴重な作品が終わってしまった。
ビブリア～も謎解き～もそんなに長くは続かないようだ。

新たに気に入った作品に出会えるだろうか。