2016年12月10日
なぜなぜだって・・・
13年ぶりの日本カーオブザイヤーを受賞したスバルの「世界レベル」
河口まなぶ | 自動車ジャーナリスト
12/9(金) 14:21
2016年12月9日に日本カーオブザイヤー2016-2017が決定し、スバルのインプレッサがイヤーカーに輝いた。スバルが日本カーオブザイヤーでイヤーカーを受賞するのは日本カーオブザイヤー2003-2004の「レガシィ」以来、実に13年ぶり2度目のこととなる。なお、インポートカーオブザイヤーはアウディA4シリーズが、ボルボXC90にわずか4票差で競り勝って受賞した。
ちなみに今回、インプレッサはトヨタ・プリウスを51票差で抑えて競り勝ったわけだが、13年前のレガシィもトヨタ・プリウスを抑えてスバルとして初のイヤーカー受賞だった。今やスバルにとってトヨタは親会社だが、日本カーオブザイヤーでは親会社の看板モデルであるプリウスに競り勝つのだから興味深い。
昨年はマツダがロードスターでイヤーカーを獲得し、一昨年のデミオと合わせて2年連続の受賞となったわけだが、今回のスバルの受賞を含めて考えると、この数年は「ブランドの強さ」が反映されていると考えられる。事実、いまやマツダとスバルは日本を代表するブランドであり、トヨタや日産、ホンダといった3大メーカーに比べると規模は小さいものの、大メーカーが実現しにくい「個性」や「味」が色濃く表現された魅力的なプロダクトを続々と送り出しているブランドでもある。
しかしそれ以上に重要なのはマツダにしてもスバルにしても、そうした情緒的な価値だけでなく、最新テクノロジーを駆使してプロダクトの商品性の高さを実現していることだ。
ご存知のように、マツダはスカイアクティブという呼称を用いて既存技術の徹底熟成進化に加え、他社が手薄としているディーゼル・エンジンを主力において商品性を高めている。そしてスバルはご存知「アイサイト」と呼ばれる運転支援技術を他者に先駆けて展開し、「安全」を主力におき、他がまだ着手していない部分で商品性を高めてきた。事実、スバルのアイサイトのCMで用いたられた「ぶつからないクルマ?」というコピーは世の中に広く浸透し、スバル以外のブランドのディーラーに来たユーザーが「ぶつからないクルマある?」と聞くくらいそのイメージを広めたのだ。
そうしてスバルはアイサイトを商品性の主軸に置きつつこの数年、次世代のアーキテクチャに着手してきた。その具現化が今回イヤーカーに輝いた新型インプレッサである。このモデルはスバル・グローバル・プラットフォーム(=SGP)と呼ばれるアーキテクチャを最初に用いた。それはつまり、次世代のスバルの商品群のトップバッターであることを意味する。
このインプレッサで用いたSGPを使って、今後XVやフォレスター、レガシィといったモデルが世に送り出されて行く。その意味で今回のインプレッサは、言わずもがなの超重要モデルである。いや、このインプレッサが次世代の全ての始まりだから、重要どころか普通に素晴らしい仕上がりで当たり前、が求められる1台なのだ。
もちろんスバルもそれは当然わかっていることで、このモデルで何を実現するか? は相当に練り込まれたはずだ。トヨタの傘の下に位置したことで軽自動車を手放したために、自社で生産する乗用車で最もコンパクトなモデルはインプレッサということになる。しかしながら与えられた使命は次世代のトップバッター。ある程度手頃な価格も実現しなければならない一方で、今後の指針となるような英断も必要となる。
以上転載
世の中の車を全部乗ったわけじゃないからわかったようなことはかけないけど、試乗ぢて今のGJと比較する限りかなり良くなっていると思ったわ。
もちろん今の車に愛着はあるけど、純粋に同じ状態の新車でなら新型選ぶだろうな~。
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Posted at
2016/12/10 20:49:37
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