「雨水で手洗い」「金沢まで片道数時間かけ遠征」移動式ランドリー車が被災者支援、洗濯乾燥機９台搭載

1/30(火) 7:41配信





輪島市門前地区で稼働を始めたランドリー車（２８日）

　能登半島地震の被災地で、洗濯乾燥機を積んだ移動式ランドリー車がお目見えした。断水のため、洗濯がままならない被災者の生活支援に一役買っている。（古郡天、原中翔輝）

　石川県輪島市門前町道下の門前グラウンドゴルフ場では２８日、洗濯乾燥機を積んだ移動式ランドリー車がお目見えした。コインランドリー事業を展開する「ＷＡＳＨハウス」（宮崎市）が派遣した。

　同社によると、輪島市の要請で、国土交通省や県などと協力して門前地区での活動を始めた。車には洗濯乾燥機６台を搭載し、１時間ほどで衣類の洗濯と乾燥を終えることができる。

　同地区では地震の発災直後から断水が続いている。週末ごとに金沢市などに洗濯に行く住民も多いが、片道数時間かかることもあり、大きな負担となっていた。２８日は午前１０時の稼働直後に、この日の利用枠がすべて埋まったという。

　利用した男性（５８）は「地震が起きてから一度も洗濯できていなかったので、本当にありがたい。避難所の公民館から近く２次避難する予定があるので、その前に洗濯できてよかった」と笑顔を見せた。

　２月２５日まで被災者が無料で使用できる。利用時間は午前１０時～午後５時。

　避難所となっている珠洲市の市立上戸小学校（上戸町寺社）では２４日、兵庫県養父市の運送会社「山本運輸」の移動式ランドリー車が稼働を始めた。コンテナ型でドラム式の洗濯乾燥機９台を搭載している。

　珠洲市のパートの女性（６０）は「雨水を使って手洗いしていた。洗濯ができてありがたい」とほおを緩めた。

　同社の山本洋介社長（４７）は「ストレスを少しでもなくしてもらい、笑顔になってほしい。期限を設けずできる限りの支援をしたい」と語った。市健康増進センターの三上豊子所長は「感染症対策のためにも清潔にするのは大切なので、助かっている」と感謝していた。

　無料。当面設置する。受け付けは午前７時から開始し、枠が埋まり次第、終了する。


以上転載

雨水や池の水で洗濯していたそうだ💦
こんな車があることも初めて知ったけどありがたいね。