昨年の9月に取り付けたNENCスポーツセレクター。
10ヶ月間使い、随分と身体に馴染んだので再度レビューしてみる。
その前に現状の外観。
シフトノブ周りを変えたので純正マニュアル感は無くなったかな?手に馴染む形、質感なのでシフトアップ、シフトダウンも瞬時にできるようになりました。
このスポーツセレクターの特徴の一つとして、シフトチェンジの時にCVTモデルですが、毎回シフトチェンジの為のプッシュレバーを押さずに使えるという所があります。
例えば、車庫入れの際にDレンジとRレンジの往復をする時にクイックに操作ができます。
これは日常使いでとても便利。
ゲート式のものになるので初めはシフトチェンジの慣れが必要でしたが、一週間くらいで気にならなくなりましたね。
さて、本題のところですが。
NENCのホームページを見れば詳しく書いてあるのですが、ユーザーからの視点で。
ステアリングにあるパドルシフトの機能を左手のゲート式のシフトにプラスするものになります。
だから、パドルシフトも機能として無くなるのではなく、使い分けることもできます。
ただ個人的にこのパドルシフトは使う機会が殆どありませんでした。
パドルシフトをしっかり使おうとなると、両手の中指と薬指をパドルシフトにとられてしまい、ステアリングを握る力が弱くなること。
また、どちらでシフトダウン、シフトアップするかが瞬時に判断できずに操作が遅れてしまうこと。
そして形状の問題か、空振りしてしまうこと。
これが使いづらい大きな理由でした。
そもそもCVTなのですから、わざわざマニュアルでシフト操作なんてする必要があるのか…?
そんな折に出会ったのがNENCスポーツセレクターです。
シフトチェンジが左手のみでできる。それも当然CVTなのでクラッチを切る必要がないのでエンストの心配は全くありません。
また、シフトチェンジの時もマニュアル車のように右手はしっかりと握ることができます。
そしてギア固定で使うことができるので、好きな回転数、パワー感でシフトを使う事ができます。
これって自分が求める車の要求を満たしてます。
決してハイパワーな車ではありませんが、かなり面白く操れるように変わりました。
また、マニュアルモードからDモードへもシフトレバーを横にスライドさせるだけなので瞬時に戻すことができます。
実際の走行でどう活用しているか?ということですが。
交差点に侵入してすぐに黄色信号になったが、そのままアクセルを踏んでも抜けきれないかもしれない時、シフトダウンと同時にアクセルを踏み込むと、抜け出しやすくなります。
また同じ動作で、高速道路への進入のスピードがのりやすくなります。
交差点が少し先にあるけれどもスピードが出ていて、黄色信号になる時は、フットブレーキだけでなくエンジンブレーキとして使う事も多いですね。
これはパドルシフトで使っている人も多いかとは思います。
使ってよかったな、と思うのは意外と高速道路などの追い越しの車線変更かもしれません。
やはりパドルシフトだと形状的に空振りしてしまう可能性があり、確実にシフトダウンしたい所なのに出来なかった、というのは困ります。
追い越した先ではシフトアップして行くのですが、これも空振りしない安心感があります。
ここ最近の自分の使い方だと、細い林道のときにも役立ちますね。
だいたい2速固定ですが、登りのきついときには確実にシフトダウンして力を加えていきたい。また、少し見通しが良くて走れそうならば3速までとかなり頻繁に使い分けが必要です。
また、グネグネとカーブの多い道はもちろん両手でしっかりとステアリングを握りたいところですが、パドルシフトだと握るために必要な中指と薬指が浮いてしまうので怖い事があります。
もしかするとマニュアル車に乗っている人はすんなりとスポーツセレクターを受け入れることができるのかも知れませんね。
個人的には今まで自分の車に入れたものの中ではRECAROシートと同じ位トップクラスの満足度です。
残念なのは取り付けられる場所が少なかった事ですが、徐々に取り扱いが増えてきて、関東以外の場所でも付けられる場所が増えてきたようです。
また、取付可能車種もスバルの最近のパドル付きCVT車ならば多くのモデルが対応するようになったようです。
おまけ要素ですが、シフトノブをマニュアル用の好きなものに変えられるというのもカスタム心をくすぐりますよ。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1036420/car/1330407/10727987/parts.aspx
「スポーツセレクター」で検索すれば、みんカラでもレビューを上げている方が見つかりますし、もちろんNENCのホームページにも取り付け対応車種や取り付け可能ショップを調べる事ができます。
ホームページにはLEDバルブなどもあり、楽しめると思います。
覗いてみる価値はありますよ。
https://nenc.co.jp/