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2014年09月03日 イイね!

トランスフォーマー ロストエイジ

トランスフォーマー ロストエイジ1日月曜日は、修理の完了したLaevateinnの慣らし運転も兼ねて、『トランスフォーマー ロストエイジ』を鑑賞してきました。
日本公開は8月8日。第3作目『ダークサイド・ムーン』に引き続き、3D映画。

正午少し前と遅い出発だったので、その分遅く到着しましたが、上映時刻には間に合いました。
というより、一ヶ月経って作品の入れ替えが激しいからなのか、上映回数は少な目です。不景気だからなのか、豊富な上映回数だった数年前に比べ、寂しい限りです。
日中は3D吹き替え版が一回あるのみ、2D字幕版は二回あるものの深夜なので、やむなく前者のみの鑑賞となりました。




『ダークサイド・ムーン』は、マイケル・ベイ監督が本来やりたかった物語に限りなく近い雰囲気だったといいますが、『ロストエイジ』ではそれに輪を掛けています。
人類軍によるオートボット狩り、圧倒的な戦力差、追い詰められる閉塞感、勝ち目のない絶望的な戦い、裏切り、密告、政治取引、仲間割れ、殺伐とした戦闘…。
描かれるのはヒーローごっこではない、リアルな戦争。
しかしだからこそ、力は弱くとも義理を果たそうとする人々の姿が、美しく浮かび上がります。


テーマは「恐竜」「騎士」ということで、往年のダイノボット軍団が、ベイ流アレンジを加えられて登場します。
トランスフォーマーによって造られたトランスフォーマー。理性を持たず、知性も持たず、言葉は何の意味も持たず、弱肉強食だけが掟。それ故、体が小さく力も弱いオートボットたちに、当初は歯向う。そこで、オプティマス・プライムが力で捻じ伏せて、言うことを聞かせる。
初代ダイノボットを思い出させる要素が満載で、ファンサービスを感じます。
只、劇中に登場したのはグリムロック(T-REX)、スラッグ(トリケラトプス)、スコーン(スピノサウルス。映画オリジナル)、ストレイフ(顔と尻尾が二つあるプテラノドン。オリジナル名はスワープ)だけであり、デザイン画や玩具にはいたはずのダイノボットは未登場(ブラキオサウルスの「スラージ」、ステゴサウルスの「スナール」、ヴェロキラプトルの「スラッシュ」)。

他、オプティマスの新たな姿も、大剣と盾を持った西洋甲冑風となりました。
“エクスカリバーを引き抜く”場面など、西洋ファンタジーを思わせる場面も随所に散りばめられています。


現在進行形で戦争を経験している国の映画だけあり、日本のアニメのように「話しあいで解決しよう」「この世に分かり合えない人はいない」とは決して謳っていないのが、特徴です。
それでも尚、絶対的な悪というのは存在しません。登場人物皆が皆、自らの信ずる正義のために戦っている。平和をもたらすため、全人類を戦争から解放するため、か弱き命を救うため、愛する家族を守るため…。
だからこそ尚更分かり合えず、悲劇が繰り返される。
劇中では悪役として描かれていたCIAでさえも、アメリカ国民の生命と財産と権利を守るため、必死だっただけに過ぎない。
それは、今回ディセプティコン以上の最大の敵として登場した、ロックダウンも然り。

そしてその分、ガルヴァトロンを始めとしたディセプティコンたちの存在感が、『ダークサイド・ムーン』以上に薄かった。
当作においては、ディセプティコンは狂言回しです。物語に切っ掛けや緩急を与え、華を添えるための立ち位置。


当作は、親子の物語でもあります。
年頃の娘を持つ父親としての難しさ、哀しさ、そして嬉しさ。
まだよちよち歩きの幼女だと思っていたのに、自分の知らない間に、いつの間にか大人の女性になっていた。もう自分は必要とはされない。いつまでも愛娘の“ナイト”では、最早ない。
似たような境遇にある世のお父さん方にすれば、胸の切なくなる映画でもあるかも知れません。

他にも、社長と従業員、上司と部下、雇い主と下請け、本社と支社、主人と臣下、オートボットとダイノボット、創造主とロックダウン、ガルヴァトロンと人造トランスフォーマー…。
親子関係の延伸を匂わせる関係性が、くどいくらいに繰り返されるのも、当作の裏テーマを雄弁に物語っています。
冒頭から、主人公が出向いたスクラップの買い付け先からして、父と子の確執が描かれています。


3時間という長丁場であったものの、それを感じさせない内容です。
見せ場だらけで、一息付いたのも束の間、すぐに次の見せ場へ。全編がクライマックスシーンです。
あまりにも詰め込み過ぎて、ダイノボットがいなくとも物語としては成り立ちそうです。まるで、当作自体が、三部作を一本に纏めたダイジェストのようですらあります。


当作は、フォルクスヴァーゲングループによる全面協力により、名立たるスーパーカーたちが登場することでも、話題になりました。
しかし蓋を開けてみれば、自動車の存在感は希薄です。カーアクションシーンは少なく、ほとんどロボットモード。
第1作はまだ自動車映画として見ることも可能な作りをしており、そこが車好き・アメ車好きたちをも惹き付けたことを思えば、些か寂しいものです。


ロックダウンの言葉からして、彼の黒幕はトランスフォーマーたちの生みの親、即ち神のようです。
或いはベクターシグマでしょうか。それとも、オートボットの長老・アルファートリンでしょうか。はたまた、クインテッサ星人でしょうか。

第5作において、今回宇宙へ旅立ったオプティマスが次に戦う相手は、彼らが崇める神々になるかも知れません。
当作のテーマは「騎士」ですが、次作は「ラグナロク」になるのでしょうか。




今回鑑賞したのは、時間の都合で3D吹き替え版だけでしたが、いずれ2D字幕版も見たいですね。
Posted at 2014/09/03 14:08:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | トランスフォーマー | 音楽/映画/テレビ
2014年05月30日 イイね!

TF4日本公開間近

TF4日本公開間近
 The Fall of Chicago
 (Transformers: Age of Extinction投稿。YouTube、2014年5月27日)


 映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』予告編
 (シネマトゥデイ投稿。同、2014年3月12日)


 映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』最新映像第2弾
 (同、2014年5月15日)



当初は小出しだった情報も徐々に解禁され、グッズや書籍や玩具も店頭に並び始め、日本公開日も8月8日と明らかになりました。
以前から「テーマは“恐竜”」と明らかになっており、アニメ第1作からの人気キャラであるダイノボットたちが登場。
俄然楽しみです。


ですが内容は、どうやら重苦しく陰鬱なものになりそう。
第1作ではコミカルな展開を多用した、老若男女が素直に楽しめるエンターテインメントに徹していたものの、マイケル・ベイ監督が本来やりたかったのはこういう作風だといいます。
賛否はあるものの、そもそもG1当時から既にそういったいわゆる大人向けのTFは存在していたので、ありと言えばありですね。
『トランスフォーマー・ザ・ムービー』然り、マーヴェル・コミックス版然り、日本でも津島直人氏や市川裕文氏や大嶋優木氏による漫画版然り…。

TF4の「ディセプティコンの脅威が去った後は、逆にオートボットが人類から狙われる立場となった」という物語も、今は亡きドリームウェイヴ社から発行されていたアメコミ『トランスフォーマーズ:ジェネレイション・ワン』を彷彿とさせます。


これは日米における、アニメと漫画の捉え方や対象年齢といった、文化の違いが如実に表れた結果です。
アメリカでは「アニメは子供が見るもの、漫画は大人が読むもの」という棲み分けであり、故に映像ソフトは安価でアメコミは高価(同人誌並みの薄さしかない本が、フルカラーとはいえ、日本円で\1,200相当)、内容もアニメは陽気でアメコミは硬質で社会派で重層的。
社会問題、政治・経済問題、歴史、人種差別、アメリカの正義の矛盾、そういったものを意欲的且つ批判的に取り入れる。それがアメコミ。
TFもその例に漏れず、アニメ版は牧歌的であったものの、アメコミ版はひたすらハードでシリアス。




さて、TF談義は程々にして。
自動車のSNSらしく、キャラクターに目を向けることとします。

今作では、オートボットたちの潜伏時の一時的な姿として、過去3作とは異なるヴィークルフォームを纏うようです(「インヴェイジョン・モード」。日本の玩具での呼称は「クラシック○○」)。
旧作を知る世代にとっては、何とも心憎いサービスです。



オプティマス・プライム:インヴェイジョン・モード
(写真は玩具版。しかも錆だらけではなくG1カラー)


シリーズ第1作『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー』コンボイ(海外名:オプティマス・プライム)
(写真はマーヴェル・コミックス版)



バンブルビー:インヴェイジョン・モード
(写真は玩具版)


シリーズ第1作『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー』バンブル(海外名:バンブルビー)
(一緒にいるのは、スパイク・ウィトウィッキー。実写映画第1~3作におけるサム・ウィトウィッキーに相当)


 シーズン1、オープニング
 (1983年全米放映開始。日本では1984年)

 シーズン2、オープニング&アイキャッチャー&エンディング
 (1984年全米放映開始。日本では1985年)


旧来のファンが求めていたものとは、きっとこういうものですよね。
正に正常アレンジ。
このオプティマスの両形態を見た瞬間、胸の奥が熱くこみ上げてきました。

バンブルビーも、ベイ監督がTF1からの念願だった、初代キャメーロになりました。




他、秘匿されていた他キャラクター名も、明らかになりました。

コーヴェットは「クロスヘアーズ」。

(初出は、1987年放映の『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』。オリジンは未来的なバギーカー)

ヴェイロンは「ドリフト」。

(初出は、IDW社から2009年発行のアメコミ『トランスフォーマーズ:スポットライツ』。オリジンはS15型シルビアのスポコン改造)

アヴェンタドールは「ロックダウン」。

(初出は、2007年放映の『トランスフォーマー アニメイテッド』。オリジンはスーパーチャージャー剥き出しのマッスルカー)

ウアイラは「スティンガー」。

(これのみオリジンを持たない実写映画オリジナルキャラクター)

例によって、どれもアニメやアメコミなどの初代の姿とは、似ても似つかぬ姿及びヴィークルフォーム。
映画独自のアレンジを施されて、ファンの前に再び姿を現しました。


予告編では、ロックダウンが何気に活躍しています。
研究所の前でトランスフォームして右手に鉤状の短剣を出現させて侵入したり、口に長大な大砲を出現させてオプティマスの胸板を撃ち抜いたり、草原で走り来る自動車を真っ二つにしたり…。

逆に、冒頭では、ラチェットがアメリカ軍歩兵部隊に包囲されて集中砲火を浴びて、命を落としてしまうようで…。
ファンとしては目を背けたくなる展開です。
感情に流されてオートボットに八つ当たりしてしまうほどに弱く幼い人類を、オートボットたちにすれば本当に守る価値があるのか。そんな問い掛けがあるように思えます。
即ち、TFを描くことによって、人間を逆照射的に描いているのですね。
(余談ながら、ラチェットは、前述の『ザ・ムービー』でもそんな死に方をしました)
(連絡船で地球に向かっていたところをデストロン[海外名:ディセプティコン]に奇襲され、二挺拳銃で応戦するも多勢に無勢で、一瞬で蜂の巣に)


個人的には、アメ車映画だったTFが、TF4では普通のスーパーカー映画になってしまったのが、些か残念なところ。

そういえば、『ワイルドスピード』シリーズも、そうでした。
人気が出て興行収入が上がり、製作費を潤沢に注ぎ込むことが出来るようになってくると、回を重ねるごとに、スポコン映画だったのがよくあるスーパーカー映画になっていきました。
それに伴い徐々に関心が薄れていったものでした。


ともあれ、物語自体は、TFの神髄が色濃く受け継がれている模様。
8月が待ち遠しいです。
Posted at 2014/05/30 23:15:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | トランスフォーマー | 音楽/映画/テレビ
2013年06月04日 イイね!

TF4では車両一新

TF4では車両一新■(追記2)トランスフォーマー4・新キャラクター車両公開
(トランスフォーマー新着情報ブログ、2013年5月29日)

■(追記)トランスフォーマー4 新オプティマスのトラックモード
(同、同日)

■(追加)トランスフォーマー4 撮影現場の画像いくつか。
(同、2013年5月30日)

■トランスフォーマー4 バンブルビー車両正式公開
(同、同日)

■トランスフォーマー4 新車両画像いくつか
(同、2013年5月31日)

■トランスフォーマー4 ハウンド車両公開
(同、2013年6月1日)





待ちに待った『トランスフォーマー4(仮題)』の撮影が始まり、徐々に情報が解禁され始めてきました。

今回、従来の3作を旧三部作として、新たな三部作となる構成のようです。『スター・ウォーズ』シリーズと同じですね。
作品内でも、第3作『ダークサイド・ムーン』から4年後ということで、配役など色々と刷新しているとのこと。


特に一新されたのは、オートボット軍の車両形態でしょうか。
シェヴォーレイ コーヴェット・スティングレイ(C7)をねじ込んできたのは想像できましたが…まさかブガッティ・オトモビル ヴェイロン・グランスポーツ・ヴィテッセまでとは。
第2~3作においてコーヴェット・コンセプトは「サイドスワイプ」というキャラクターが、第3作においてフェラーリ 458イタリア(ABA-F142)は「ディーノ」というキャラクターが、それぞれ宛がわれていました。
第4作では、それぞれのキャラクターのアップデートした姿ということになるのでしょうか…?

バンブルビーも、相変わらずのキャメーロですが、従来の1974年式や2007年コンセプトモデルに代わり、今度は1967年式のSSグレードなのですね。
第1作において、マイケル・ベイ監督は本来は67年式を使いたかったものの、予算の都合で仕方なく74年式にしたそうであり、ようやく念願叶ったと言えます。
67年式は人気ゆえ中古市場で高値で売買されており、対して74年式は不人気ゆえ安価だったのですが…しかし第1作公開後はバンブルビー人気により、逆転現象が生じました。
旧三部作ではラリー・ストライプが施されていましたが、今度のキャメーロも往年のマッスルカーらしいノーズ・ストライプとなっています。

オプティマス・プライムも、旧三部作でのピータービルト 379から、ウェスタン・スター・トラックス 4800シリーズに改装を施したような…?(トラックには無知なので自信がない)

第4作での新キャラクターとして、ハウンドが登場するとのこと。
初代『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー』においてジープに変形するキャラクターだったのですが、この実写映画においては立派な姿となっています(こちらも、車両名については無学ゆえ不明)。

上記集合写真では、ハウンドの後ろに、回転灯を装備した車の姿も見受けられます。
ラチェットの新たな姿なのか、はたまたプロールやアラートの登場なのか、そもそもどんな車なのか、気になるところ。




実写版TFは、ハリウッド映画としてはもとより、トランスフォーマーの実写版としてのファンムービーとしても楽しみですが、何より、アメ車映画としても胸が躍るものなんですよね。
今度も期待が高まります。
Posted at 2013/06/04 09:49:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | トランスフォーマー | 音楽/映画/テレビ
2013年01月30日 イイね!

ホンダの車が武器を持って戦うロボットになるなんて!(激怒)

ホンダの車が武器を持って戦うロボットになるなんて!(激怒)車がロボットになって戦うのは抵抗がある…人気のあのゲームにホンダ車だけ登場しない理由
(痛いニュース(ノ∀`) 2ちゃんねる、2013年1月26日)



『超速変形ジャイロゼッター』は、僕も以前から玩具店で商品を見掛けて、名前だけは知っていました。

公式サイト
 (スクウェア・エニックス)
あにてれ 超速変形ジャイロゼッター
 (テレビ東京)
超速変形ジャイロゼッター トイファクトリー
 (バンダイ・ボーイズトイ事業部)


僕としては、トランスフォーマーのほうに思い入れがあったので、それ程印象には残っていませんでした。アニメも放映されていませんし。
玩具もバンダイらしい。プレーンすぎるデザイン、成型色むきだしな上に塗装も少なく安っぽい、ウィンドウも含めたルーフ全体を取り外して丸々盾にするといった安易さ、変形が簡単すぎてパズル的な楽しみもない、変形後も直立不動なので様々なポーズを付けて遊ぶことができない。東大工学部の新卒から厳選に厳選を重ねて採用しているからなのか、真面目すぎて遊び心が感じられないんですよね。
でも、様々な自動車メーカーから様々な車両提供を受けており、フラッグシップモデルだけでなく普及車や軽までも実現しているのが、TFでは成し得なかっただけに羨ましく思っていました。

でもその裏では、本田技研工業は協力を拒否していたのですか。
個人的には残念ですが、ブランドイメージを大切にするからには、たとえ儲けにならなくとも、何でもかんでも手を出さないというのも、ありだと思います。


現にTFでも、『トランスフォーマー バイナルテック』において、フェラーリやランボルギーニやベンツやBMWやアウディやボルボなどの欧州製高級車メーカーからは、門前払いを食らった過去があります。
喜んでくれたのはスバルとマツダとビッグ3だけ。
特にフォルクスヴァーゲンとポルシェは、第二次世界大戦でナチスに軍事協力した歴史があるからなのか、反応は辛辣だったといいます。

ホンダも当初は『バイナルテック』での商品化は渋っていましたが、長い交渉の末、ホンダ北米法人が「銃を持たせないと約束してくれるなら…」という条件付きで、シリーズ終盤でようやく実現したという経緯があります。
だからプロール(インテグラ・タイプR)の銃は銃と判りにくいものになっているし、海外専売商品であるディセプティチャージ(タイトル写真左端の、黄色いスポコン仕様S2000)ランブル(シビック・Siクーペ)に至ってはそもそも銃を持っていません。
(余談ながら、アーノルド・シュワルツェネッガー氏がカリフォルニア州知事に立候補する前後も、自分を象ったターミネーターなどのフィギュアに銃を持たせることを禁じていました)

それが、ハリウッド製実写映画の世界的ヒットを境に、あれほど頑なだった各社の態度が一変しました。
『トランスフォーマー リベンジ』にはアウディが、『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』にはフェラーリとベンツがそれぞれ登場(それでも車形態での戦闘はさせないでくれと頼まれたそうです)。
玩具独自の展開においても、『トランスフォーマー オルタニティ』では日産自動車・スズキ・光岡自動車が、『トランスフォーマー マスターピース』でもランボルギーニが、それぞれ協力。特に日産は物凄い乗り気で、これでもかとR35GT-Rを推しまくっています。
『バイナルテック』のときも皆これくらい協力的だったらなあ……(←未だに根に持っている)。


TFでそういった紆余曲折があっただけに、この『ジャイロゼッター』に対し非協力的なメーカーがあるのも想像が付くし、或る程度仕方ないと思います。

そりゃ確かに、TFみたいなハードな世界観どころかむしろ子供向けに特化した作品であり、変形後の武器もストレートに殺人を思わせる銃ではなくファンタスティックな剣が中心なんだから、許可してくれないのは不思議に感じます。
武器らしい武器を持たせるのに難色を示すなら、ホンダの企業イメージを尊重した、「電子魔法を駆使する魔道師型ロボや巫女型ロボ」にはできなかったのかと。

残念ではあるけれど、「いい宣伝になったのに」「子供にステマして、未来のホンダ好きを育てるチャンスを逃したな」というのは、あくまで僕ら側の言い分なんでしょうね。
ヲタではない普通の車好きや、メーカーにすれば、また違う価値観を持っていることですしね。




ところで。
リンク先で紹介されていた2ちゃんねるのスレッドでは、『ムダヅモ無き改革』6巻にて、ASIMOが登場して戦った件について触れており、吹きましたw
Posted at 2013/01/30 12:14:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | トランスフォーマー | 趣味
2012年02月29日 イイね!

バイナルテック・インプレッサ勢揃い

バイナルテック・インプレッサ勢揃いそういえば、今年は閏年だったんですね。




先日、ヤフオクで落札した商品が届きました。
TRANSFORMERS BINALTECH(トランスフォーマー バイナルテック)』の、BT-01 サイバトロン戦術家 スモークスクリーンfeat.スバル インプレッサWRC2003です。

『BT』とは、TFにおける嘗て発売されていた商品カテゴリの一種であり、自動車メーカーによる正規の監修を受けて、カーキットやミニチュアカーで一般的な1/24スケールで商品化した、ハイエンドホビーアイテムです。
素材もプラスチックは半分程度であり、ダイキャストやゴムをふんだんに使用しています。造りは精巧であり、塗装も緻密、手にした感触もひんやり冷たくずっしり重く、高級感溢れるものになっています。実際、税込\5,250の高額商品でした。
商品形態こそ「おもちゃ」ですが、子供が本能のままにガチャガチャ動かして遊ぶ代物などでは決してなく、或る程度の年齢になった人が、書斎で寛ぎながらゆっくりじっくり変形を楽しむ為の物です。
現に、ダイキャストパーツの塗装は弱く、なのに変形や可動は実にタイトな上に難解なので、少し間違えれば簡単に傷が付いて塗装が剥がれます。扱いには繊細さと慎重さを要し、折れやすいパーツや尖ったパーツも多いです。
対象年齢15歳以上の、完全大人向けプレミアムホビーです。


ヴィークルモードのインプレッサ(TA-GDA-C/D)自体は、世界ラリー選手権2003・モンテカルロ戦仕様となっています。
ゼッケン8番のトミ・マキネン&カイ・リンドストローム車。TFファンの間ではゼッケン7番・ペター・ソルベルグ&フィル・ミルズ車の方が人気が高く高値で売買されてますが(7は日本人が大好きな数字ですしね)、僕はこっちが欲しかったんですよね。

一緒に写した、キーボードとシリコンパワー製USBメモリで、おおよその大きさが判るでしょうか。
ボンネット・全ドア・トランクが開き、エンジンルームや車内も精密に再現されています。メタリックブルーの塗装は難しいにも関わらず大変綺麗で、細かく数多いスポンサーロゴも全て丁寧に塗装されています。変形や可動の都合で僅かなのが惜しいですが、一応ステアリングも切れます。
スバルの監修を一発でクリアしただけあります。

コンボイ司令官「サイバトロン戦士、トランスフォーム!」
ギゴゴガガガガ.....

これで、『BT』で、スモスク、ストリーク(左)・プロール(右)が揃いました。
インプ自体をWRC・市販車・パトカーと仕様違いで揃える事が叶ったのみならず、初代シリーズ『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー』で共通車種キャラクターだった者同士を、当時と車種は違えど同じく共通車種で統一する事が出来ました。
単に色を変えただけではない、全体に渡る細かな違いが(ロボットモードの顔すら違う!)、お判り頂けるでしょうか?


初代シリーズでは、彼らは全員同じ日産自動車 フェアレディZ(S130)から変形する仲間でした。
『BT』では、先に発売されていたスモスクとストリークはインプであり、プロールも当然インプのパトカーになると思われました。実際、当時インプパトは埼玉県警高速機動隊に配備されており、実在しましたからね。

ところがその埼玉県警インプは、なぜか『TRANSFORMERS BINALTECH*ASTERISK(アスタリスク)』のBTA-01 アラートとして発売され、共通車種キャラクターとして再現される事態は断たれました。
後にプロールは、実在しない警視庁本田技研工業 インテグラ・タイプR(LA-DC5後期型)として日の目を見る事に。

『BT』に限らず、この三人に限らず、また日本販売仕様に限らず、従来のTFシリーズでは、所謂「大人の事情」でどうしても誰か一名は商品化されず、たまに商品化されても違うモチーフだったりで、中々揃わなかったんですよね。
決して嫌いだったという訳ではありませんが、この時期のタカラ(現在はトミーと合併してタカラトミー)は少々理解に苦しむ部分が見受けられます。


まあそこはそこ、そのアラートを改造して、ご覧の通り自前でプロールとしましたが。幸い、ちょっとした改造で済みましたしね。
発売当時すぐに着手したから、もうかれこれ7年経つのか…。




現在発売中の『TRANSFORMERS Alternity(オルタニティ)』では、GT-R(DBA-R35前期型)フェアレディZ(CBA-Z34前期型)にと、『BT』から一転して日産車が主体となっています。

日産は欧州メーカー同様TF化される事には否定的であり、今まで絶対に認可を出さず、だからこの三人もZではなくインプになったのでした。
それが一転、ハリウッド版実写映画公開後は随分丸くなりました。
遂には、『輪廻のラグランジェ』のロボットデザインまで担当したり。


と言うか、『BT』当時は、前代未聞のコンセプトだったせいかどこも酷い扱いでした。

日産自動車は「こういうのは面白いと思うけど、変形する際ばらばらになるのは、交通事故を連想させて縁起が悪い」。
ポルシェは「我が社の車が銃を持って戦うロボットになるなんて!」と激怒。
フェラーリ、ヌォーヴァ・アウトモービリ・フェルッチオ=ランボルギーニ、メルツェーデス=ベンツ、アウディ、ボルボ・カーズ、BMW、フォルクスヴァーゲン、ジャギュヮー・カーズは門前払い。
大喜びしてくれたのがGMグループ、スバル、マツダだけ。
粘り強い交渉の甲斐あり、後に本田技研工業は「北米販売仕様に限り、銃を持たせないと約束してくれるなら」、トヨタ自動車は「新車はNG、新古車だけね」。
それが、映画がヒットした途端に皆これだもんなあ……(#- -)

そういえば日産は、TFのみならず、痛車のプラモデルやミニチュアカーにも認可を出していませんね。




最後は恨み言が多くなってしまいましたがw、まあ、こうして、かつての共通車種キャラクターが、時を越えて車種が変わっても共通車種で復活したのには、感慨深いものがあります。
写真には撮りませんでしたが、ブルーストリークも勿論買ってますよw
関連情報URL : http://www.sirmiles.com/tf/
Posted at 2012/02/29 23:51:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | トランスフォーマー | 趣味

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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