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2013年09月30日 イイね!

スペーシアカスタム試乗

スペーシアカスタム試乗28日土曜日は、5月27日発表・6月12日発売の、スズキ スペーシアカスタムを試乗してきました。

元となったスペーシア共々、実はあまり興味はなかったのですよね。
女性向け・主婦向けに特化したスペーシアを、単に目付きを悪くして黒系の色に変えただけで「男性向けだよ」と言われても…という気持ちがありまして。
そもそもミニバンやトールワゴン自体、興味の範疇外ですし。

しかし、プロフィールにも書いてある通り、予てから「人が乗れて、荷物が積めて、楽な姿勢で運転できて、何より冬でも走れる車があればなあ」と思うようになってきており、一時は買い替えを真剣に悩んだこともあります。
買い替え案は、15日の「第2回 福島ABCCミーティング 2013」に参加したことで取り止めになりましたが、普段使いに便利なファーストカーの存在を、依然として夢想します。
そんな時に、一台しか持たないのであれば決して候補になり得なかった軽トールワゴンが、もし二台体制するとしたら魅力的に映ります。
本命は、本田技研工業 N BOX+・2トーンカラースタイル・G・ターボパッケージ・4WD(DBA-JF2前期型)に、キャンピングカー的な装備を満載することですが、鈴菌感染者としてはこちらも気になる一台です。

それに、何だかんだで、新車はそれだけでわくわくしますからね。





今回お邪魔した、スズキ自販新潟 スズキアリーナ小新です。

この辺りも随分開発が進みました。
以前は一面の田圃と、背の高い植え込みに囲まれた宅地が点在しているのみでした。それがいつの間にやら、郊外型大型店の建設ラッシュです。
この日はケーズデンキが完成間近であり、ジョーシンも鉄骨部分が建築中でした。



こちらが試乗車。
グレードは上位のTS、エンジンは直列3気筒DOHCターボ、駆動方式は4WD、外装色はクールカーキパールメタリック、タイヤサイズは165/55R15。
重量は950kg、燃料タンク容量は27L、JC08モード燃費は25.0km/L、最小回転半径は4.6m、最大トルクは95N・m/3000rpm、標準小売価格は\1,745,100(消費税5%込み\1,662,000)。
一律、型式はDBA-MK32S、変速機はインパネシフトCVT、ENE-CHARGE搭載、充電制御付きアイドリングストップ装置搭載、eco-cool搭載。


パレットSW(CBA-MK21S/DBA-MK21S)の後継車であることが、より分かりやすい外観です(実際、当初は二代目パレット&パレットSWとして開発が進められており、土壇場で名前が変わったという経緯があります)。
デザインもさることながら、渋い外装色が多用されていることで、精悍さを演出しています。かといって、スズキらしく決してやりすぎていないところが好印象。まして次期タントカスタムの情報が出てきたばかりなだけに、余計このシンプルさに好感を持ちます。
夜になって灯火を点灯すれば、スケルトングリルも横一直線に光るそうです。乗っていると分からないし、この日は日中だったので点けられなかったのが残念w

ライムグリーンやエメラルドグリーンは最近ひっそりと設定されようになっており、元となったスペーシアにもフォレストアクアメタリックはあります。
しかしカーキとは、何とも渋くて男らしい色を設定してきました。
スペーシアって何色が多いの?
 (スズキアリーナ小新 スタッフブログ わたしのひとり言。、2013年10月4日)

長岡ナンバーなのですね。

ターボ搭載車では、燃費はクラストップだとか。
個人的には20km/Lを超えていれば充分優秀なほうであり、それ以上は気にならないのですが、メーカーとしてはそうはいかないですからね。
それに何より、こう燃料代が年々上がっていく昨今にあっては、少しでも燃費の良い車に意識が傾くのは、当然のことです。ましてそれが趣味車ではなく普段使い用であれば、尚の事。

殆どはメーカーオプションではありますが、軽のハンディキャップを補う、各種安全装置がふんだんに用意されています。
レーダーブレーキサポート誤発進抑制機能エマージェンシーストップシグナルESP等…。
そこには、一昔前に染み付いた軽の「安かろう悪かろう」というネガティヴイメージは、最早ありません。そしてこれが、スペーシア&スペーシアカスタムに限らず、今の軽の常識です。
但し、競合他車にはある、後席用のサイドカーテンエアバッグが最初から設定すらないのは、マイナス要因。



内装も渋い。
黒地のファブリック、要所要所にはピアノブラックパネル、エアコン吹き出し口などにはシルバーリング。
スペーシアから色を変えただけで、うまく印象を変えています。仕上がりやイメージは、ワゴンRスティングレー(DBA-MH34S)に近いでしょうか。

肘掛が、丁度肘の当たる部分が抉れており、前腕を預けると至って快適です。
その代わり、ピアノブラックなので、質感こそ高いものの手垢で汚れが目立ちそうです。

シートは流石に平坦であり、ホールド性とは皆無。
ですがスポーツカーではないのだし、ベンチシート的に使ったりすることを想定しているのだから、仕方ないですね。
それよりも、楽な姿勢で座れるので、体を壊しても病院まで楽に運転できそうです。



元々のスペーシア自体、家具のように収納に気を配った設計なので、こちらもそれに倣っています。

ダッシュボードは下半分が張り出しており、小物を置けるテーブル状になっています。グローブボックスの上にボックスティッシュを内蔵し、テーブル中央からテッシュを取り出せます。
更に上半分は小さく開き、下半分のグローブボックスは相当に大きく開き、インストゥルメントパネル下の足元の部分も大きく開きます。
写真では起こしたままでしたが、運転席と助手席の間にある肘掛にも、蓋付きの収納スペースがあります。
収納を増やそうとして無暗に窪みを多用するだけでなく、蓋を設けているのは、外観を損ねないので良いですね。こういうところに、細やかな気配りのできるスズキらしさを感じます。

しかし、天井といい助手席ダッシュボードといい、こんなにボックスティッシュを仕舞ってどうするんでしょうね?w



後席は中々に広いです。
ドアは天井が高いというのは今までもありましたが、心なしか左右への余裕も感じます。
Bピラーには垂直に、天井にも水平に、それぞれグリップが装備されているので、捕まればバランスを崩すこともないでしょう。
また頭上は高く、足元も低いので、子供やお年寄りにも乗り降りは楽ですね。

このTSには「ワンアクションパワースライドドア」が装備されています。
アウタードアハンドルのスイッチを押すと、ドアが自動で開きます。閉めるときも、インナードアハンドルを閉める動作をすれば、こちらも自動で閉まります。
大きな荷物を持って手が離せないときは勿論ですが、雨で傘を開閉する合間でも、これなら便利です。

また、開放感のための大きなサイドウィンドウが仇になって眩しくなりがちですが、このTSでは「ロールサンシェード」が装備されています。
上下引き出し式のロールカーテンであり、これなら眩しい西日から守ってくれます。

その代わり、収納はドアのドリンクホルダーくらいで、それ以外に殆どありません。
収納は前席、特に(お母さんの座る)助手席に集中しており、(子供の座る)後席は居住性重視っぽいです。



リアハッチはほぼ90°に開きます。
あまり高く上がりすぎないのは、元々のスペーシア自体が女性向けだからですかね。
身長175cmの僕には、頭がぶつかりそうですがw

荷室の広さは、まあまあこんなものかと。
それに、シートアレンジで以て荷物のサイズに対応するのは、今の軽トールワゴンの基本ですね。




それでは乗ってみます。
おやっ! ターボ付きだからというのもあるでしょうが、中々しっかり走る!
ちょっと色眼鏡で見ていたというのもありますが、正直目から鱗が落ちました。

勿論、しっかり走ると言っても、軽トールワゴンレベルでの話。
スポーツカー並みの出力など与えようものなら、重心が高く安定性の劣る車体を無理矢理振り回すことになるので、簡単に横転するであろうことは、想像に難くありません。
あくまでソフトに、滑らかに。
CMのキャッチコピーでは「エネチャージでグーン、ターボでダーン!」と、さも高出力によるスポーツ走行が味わえるかのように謳っていますが、実際には滑らかな加速感です。

平坦な都会のど真ん中を流すだけならNAでも良いでしょうが、起伏とカーブの激しい田舎の山道を快適に走るためには、ターボは必須です。

ただ、アイドリングストップとは、若干相性が悪かったのかも。
ブレーキペダルを一定の踏力で踏み続けると、完全に停まった際に車体が前のめりに揺れるわけですが、それを防いで快適に停まるため、僕は完全に停まる寸前に若干ブレーキを緩めます。
しかしこのスペーシアカスタムでそれをやると、一瞬作動しかけたアイドリングストップが、車体は完全に停まったにも関わらず再始動してしまいます。
ワゴンRスティングレーのときはならなかったのに。それとも、装置自体はマイナーチェンジしておらず、軽トールワゴンということで僕が意識的にやりすぎたからでしょうか。

ディーラーに戻ったら、「正面玄関に横付けして良いですよ」と言われたものの、規定の位置へバックで停めさせてもらいます。車庫入れの体験です。
この試乗車は「スマートフォン連携ナビゲーション」を装備しており、シフトノブをRレンジに入れると、液晶モニタが自動的にバックカメラの画面に切り替わります。車体が大きくて目視しにくい車の場合、重宝します。





うおお、高い!Σ(゚Д゚|||)
同じディーラーに展示してあったスイフトスポーツ並みだ!
…いや、今の軽は皆こんなもんか。それだけふんだんに新技術を投入しており、しかしスペースに余裕がない分コストもかさむんでしょうね。
それに、往年の平成ABCトリオも、新車価格はこんなものでした(経験者)。



カタログとオプションカタログ、チラシをもらって帰ります。
その際、「エネチャージ試乗フェア」として、景品をもらえました。事前に情報を仕入れていなかったので、嬉しい誤算。
芳香剤や車内扇風機などありましたが、スポーツドリンクを入れて持ち運べる、これにします。




この種の車の宿命としてのデメリットは、やはり気になります。
車高が高いから、洗車はおろか、ルーフの除雪は難儀しそうです。
最低地上高も低いから、雪が積もって轍だらけになった道路は走れなさそうであり、そもそも道路まで出られませんし、帰宅後はシャシーにこびり付いた融雪剤を流水で濯ぎ落としにくい。
背が高く平面だから、常に風の吹いている川沿いや田圃の道路を走ると、横風をまともに受けて横転の危険に晒されます。
冬を考えると、やっぱりジムニーが最強なのは言うまでもありません。


軽トールワゴンとは、要は軽のミニバン。
キャラが自分のための車だとしたら、これは家族を始めとした他人のための車です。

僕が理想とする自動車像とは異なりますが、一台くらいはこんな風に楽に運転できる車・家族と共に過ごすための車があっても良いかな……そんな風に考えが変わりつつあります。

プチバン購入動機 1位は「運転が楽な車が欲しかった」
 (ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年7月5日)




スズキ・スペーシア【開発者インタビュー】
 (web CG、2013年3月28日)
個性派ハイトワゴン「スズキ・スペーシア カスタム」発売
 (同、2013年6月12日)
「スズキ・スペーシア カスタム」を写真で紹介
 (同、2013年6月13日)
スズキ・スペーシア カスタムTS(FF/CVT)【短評】
 (同、2013年7月4日)

スズキ「スペーシアカスタム」は【6月】発表!【ターボ】でも驚異の燃費【26km/L】!
 (Ethical & LifeHack、2013年5月31日)
スズキ「スペーシアカスタム」の【カタログ画像】を公開!注目の【デザイン】も公開!
 (同、同日)
スズキ「スペーシアカスタム」カタログ公開②:【インテリア&実車】画像も!【6/12】発売!
 (同、2013年6月12日)
スズキ「スペーシアカスタム」発表!【エネチャージ✕ターボ】で【グーン・ダーン】の走り?
 (同、2013年6月15日)

スズキ、ターボ車でクラストップの低燃費の軽乗用車スペーシア カスタムを発売
 (carview!、2013年6月12日)
グッと精悍! 新型スペーシアカスタムが登場
 (同、2013年6月13日)
スペーシア カスタムのオススメグレードは?
 (同、2013年7月2日)

スズキから、新型ハイトワゴン軽乗用車「スペーシア カスタム」発売!
 (autoblog、2013年6月12日)

スズキ 新型 スペーシアカスタム 試乗レポート/今井優杏 (1/3)
 (オートック ワン、2013年6月24日)

【スズキ スペーシア カスタム 試乗】一家に一台のファーストカーになりうる、愛犬も喜ぶ“男性用スペーシア”…青山尚暉
 (Response.、2013年7月29日)

スズキ スペーシアカスタム (松本英雄)【ニューモデル試乗】 : 2013/08/23
 (カーセンサー.net、2013年8月23日)


・【WOT→100】 スズキ スペーシア ターボ 加速、CVT変速チェック
 (YouTube、2013年3月15日)

・【HD】スズキ新型スペーシアカスタム TS 速攻試乗インプレッション!
 (同、2013年6月13日)

・2013 New SUZUKI Spacia Custom - Exterior & Interior
 (同、2013年6月19日)

・大人気!スズキ 新型スペーシア カスタム ene-charge 誕生 試乗車
 (同、2013年7月20日)

・スペーシアカスタム ターボ TS試乗
 (同、2013年8月27日)
Posted at 2013/09/30 23:09:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2013年09月26日 イイね!

変わりゆくシビック

変わりゆくシビックタイプRが復活!!!シビック タイプRが1.6Lターボ搭載で2014年発売
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年2月14日)

ホンダ・シビック・タイプR 1.6Lターボで最低でも265馬力以上に!
(同、2013年7月28日)

次期型シビック・タイプR ニュルでテスト走行開始
(同、2013年8月14日)

ホンダ・シビック・タイプR 2.0Lターボで正式決定!!!
(同、2013年9月11日)



かつて、本田技研工業が発売していた国民車・シビック。
モデルチェンジを重ねる毎に、どんどん変わっていきました。
海外市場でも人気が高まると、向こうでの需要に合わせて、大型化・大排気量化・高級化。
遂には気軽なコンパクトハッチバックの姿を棄てて高級セダンになり、終いには日本から姿を消してしまいました。


大型化したことで挙動は安定したでしょうし、大排気量化したことでエンジン性能も高まったことでしょう。
でも、シビックとして大切なものを、忘れてしまったような気もします。


本来こうだったものが…
 ↓

こうなり…
 ↓

こうですからねえ。

いえ、4ドアセダン化したのは、「所帯持ちでもスポーツカーが欲しい!」という潜在需要に応えた形であり、実はクーペよりもセダンのほうが空力もボディ剛性も高いそうであり(ハッチバックだと尚良し)、そもそもシビックフェリオという前例があっただけに、まだ納得できるのですが。
それに、大型セダン化しても、FD2型にはタイプRの精神性は健在でした。


それがとうとう、2リットルターボになるといいます。
シビックとしてはおろか、VTECとしての本質は、どこへ行ってしまったのでしょう。
確かに過給機に頼れば爆発的なパワーを発揮できるでしょうし、他社含めて幾重にも積み上げられたノウハウを共有できるでしょう。
何しろ国内仕様でも、VTECを名乗っていながら、ターボを搭載しているエンジンも、増えてきましたからねえ(N-ONE・ツアラーとか)。

しかしホンダだからこそ出来る、ホンダにしか出来ない車造りは、一体どこへ棄ててきたのでしょう。
無暗矢鱈とスペックを誇るのではなく、操る楽しさを実用的な小型車に凝縮したのが、シビックという車だと思っていたのに。
ライバルと同じ道を歩んでは、それはもはやシビックではありません。
今やフィットが、シビックの実質的な後継車です。


スポーティ且つ高級なミドルセダンが欲しいのなら、かつて日本ツーリングカー選手権でも活躍した、アコードでは駄目だったのでしょうか。
今のアコードが担う先進的な高級セダン路線は、ビガーやインスパイアやレジェンドにその座を預けて。


欧州ではダウンサイジングターボが流行であり、欧州専売車として特化したことにより、完全に向こうの法規や需要に合わせたのでしょうね。
まして向こうには、フォルクスヴァーゲン ゴルフ・GTI、フノー メガーヌ・フノースポール、フォード・モーター フォーカス・STといった、錚々たる面子がひしめき合っています。
だからシビックも、それら世界の強豪たちと互角に戦うためには、変わらざるを得なかった。シビックやタイプRやVTECの神髄に拘っていられる余裕など、もはやなくなった。




ホンダ「シビック・ツアラー タイプS」くるーーーーー!!
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2013年6月25日)

【フランクフルトモーターショー2013】来期発売の「Civic Tourer(シビック ツアラー)」もお披露目!!
(autoblog、2013年9月11日)



そして5ドアステーションワゴン仕様も、正式発表されました。
でもその姿は、往年のシビックシャトルの再来というよりは、エアウェイブやストリームやオデッセイのような。
今のホンダが得意とする、低車高スポーティミニバンみたいです。

そのエアウェイブは生産を終了、その穴を埋める役目も兼ねてフィットシャトルが登場。
ストリームはウィッシュの陰に隠れて、今一つぱっとしない。
オデッセイは本来の姿を棄て、エリシオンと統合され、背が高く家庭的で実用的な本格ミニバンとなります。

考えようによっては、シビックツアラーは、変わってしまったオデッセイの事実上の後継車となるべく造られている車なのかも(欧州専売だけど)。




時代は変わる。僕らを取り巻く状況も変わる。
車を買う層も変われば、そんな人々が車に求めるものも変わる。
そして企業はボランティアでやっているのではないのだから、よりお金を落としてくれる人の言うことを聞くのは、当然の話。
だからモデルチェンジの度に本質を離れて変容していくのは、仕方のないことではあります。

シティもそうですが、大型化した末に、海外専売車になり、本来の姿や持ち味を失った、シビック。
立派な姿に成長したものの、かつての純朴さを失い、故郷を巣立って二度と帰ってくることはなかった。
我が子の成長を見守る親の気持ちって、こんなものなんでしょうかねぇ…。
Posted at 2013/09/26 14:25:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車談義 | クルマ
2013年09月23日 イイね!

第2回 福島ABCCミーティング 2013オフ

第2回 福島ABCCミーティング 2013オフ前回のウェブログの続きです。




13:00。
只でさえ早い終了時刻を、悪天候につき今回更に前倒し。
イベントそのものが終わっただけでなく、何より急激すぎる天候の悪化に、ビートとコペンは三分の二が帰り、カプチも半数がいなくなりました。
AZ-1&キャラも、三分の一が帰ったので、並んだ列には空席が目立ち始めます。
しかし僕以外にも、名残惜しいのか未だ残って雑談や撮影を楽しむ参加者が、まだまだいます。僕もその一人w


残った参加者は、空欄を埋めるかの如く自車を移動して、列を詰める作業を。
僕も、たまたま他のキャラの隣が空いていたので、そこへ移動します。斯くして、山形並べを堪能した後は、キャラ並べをします。
念願のキャラ並べ! しかも相手は色違い! まさか予てからのもう一つの願望が実現しようとは!(;゚∀゚)=3

はなさんも、丁度かきさんの隣が空いたので、そこへ移動します。フェラーリとランチアの共演ですよ!! もう大興奮!(;゚∀゚)=3
僕以外にも、夢の共演に写真を撮りまくる人だかりが。


この際、隣に並べたキャラオーナーである、宮城県仙台市からお越しのSさんとお知り合いに。
同じキャラということで名刺を渡しますが、SさんはブログやSNSやツイッターの類いはしていないとのこと。
Sさんは中古でキャラを買い、最初から吸排気系に手が加えられGTウィングが付いてホイールも替えられた、ファインチューン仕様だったとのこと。
当初はスズキマニアではなく、AZ-1を探してたまたまキャラに当たっただけだが、折角だからと関連した装備やグッズを集めるうちに、今や鈴菌感染者になったとか。俺と同じだ!w

宮城県仙台市で、毎月第二日曜日に行われるオフ会「仙台・泉ヶ岳ミーティング(通称:イッズミー)」へ誘われます。
第1~3回までの「痛フェスin東北」の会場だったから、場所は知っているし、それなりに思い出もあります。
しかし来月と再来月は、別の予定が入っているので、行けないのですよね…。12月は道路が凍るから出せないし。なので、行けるとしたら、雪が解ける来年5月以降です。
その時は、又こうして色違いでのキャラ並べを、是非にしたいです。


いつの間にか雨は止み、風は収まり、霧は晴れていました。


次はドレコン参加車両を、ゆっくり眺めにいきます。
そこで、以前から痛フェスで何度も見ていた、『けいおん!』仕様ビート乗りの方とお話できました。
アニメ版はよくあるけど原作版は珍しいとか、今期アニメは全然見れていないとか、昨年は祖母の四十九院で行けなかった痛フェスは今年こそ見に行くつもりだったのに開催されず残念だとか、一昨年の「第3回 痛フェスin東北」でのドクターペッパー無料配布のお礼を言ったりとか…。

話の流れで、ビートに座らせてもらいました。
生まれて初めてのビートです! しかも痛車、それもかなりレベルの高い! もう大興奮です!(;゚∀゚)=3
外から見る以上に、着座位置は低いんですねえ。サイドシルは低めで乗り降りはしやすいですが、センターコンソールは高く、その分長距離ドライブでは快適な肘掛になりそうです。シフトストロークも短く、センターコンソールに左腕を預けて手首の動きだけでシフトチェンジできます。メーター周りのデザインもバイク風であり、ホンダは元々はバイクメーカーとして出発した由縁ですね。
二日連続で、他人の愛車に乗れてしまいました。

話の途中でふとAZ-1&キャラコーナーを見れば、何やら始まっている模様。
戻ろうとしたところ、お土産として『探偵オペラ ミルキィホームズ2』販促グッズの団扇を貰っちゃいました。ああもう、何ていい人なんだ…。・゚・(ノД`)・゚・。
それなのに、こちらはお礼もそこそこで、しかも折角の機会だったのにまた名刺交換するのを忘れてしまいました。


13:30。
AZ-1&キャラコーナーでは、車両一台分バックし、全台が横一列に並び、ガルウィングドアを開け放っています。
もはや完全に晴れたので、AZ-1恒例の“トンネル”が始まりました。誰かが音頭を取るでもなく、自然と始まったとのことです。
僕が急いで戻った理由はこれです。
6月20~25日の車検で助手席ドアを直してもらっていて良かった。

人生初の“トンネル”であり、国産量産車唯一のガルウィングドアを備えるが故の特権です。
当イベント、何から何まで人生初尽くしです。興奮せずにいられません。

                                 ,.へ
  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()
 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"
 イェーイ、先に帰った奴らざまーみろー!!!!

磐梯山に向かって叫ぶ人や(周りの人たちが吹いてますwwwww)、「やっぱりこれがないとAZ-1のオフ会って気がしないよね!」と夢中になって写真を撮りまくる人ばかり。
皆、少年の顔になっています。凄く良い笑顔です。


まこと、自動車には不思議な魅力があります。
単なる移動手段ではないし、だから走る白物家電に収るべきではないのですよね。
本当に参加して良かった。


14:00。
尚もまったり話し続けていると、更に2台のAZ-1がやってきました。
一台はR32型GT-Rのようなガンメタリックを纏ったM2 1015、もう一台はホイールをTE37に替えた以外は貴重な純正そのまま。


14:50。
閉場時刻が近付いてきたので、いよいよ帰る人が続出します。
前述のSさんも帰路の途に。
僕もそろそろ帰ります。顔見知りの人々に再会を約束して。

折角晴れたのに後ろ髪を引かれる思いですが、何とも充実した6時間でした。
ですがその分、心残りに感じた部分も。名刺交換を忘れた相手がいたとか、もっと突っ込んだ話をしたかったとか、もっと違う写真を撮れば良かったとか、もっと違う車種の人とも交流したかったとか。
しかし、AZ-1好きの方々がこれだけ集まり、濃密な時間を過ごせたのは、大きな収穫でした。いずれ又迷うときもあるでしょうが、やっぱり自分はこの車が好きなんだと改めて自覚できました。





帰り道では、完全に晴れたこともあり、福島の田園風景やその向こうに見える瀑布を写真に収めながら…と行きたいところでしたが、生憎バッテリー切れ。
このカメラ(ニコン COOLPIX S6000)は気に入らないからいずれ買い替えるつもりでしたが、何だかんだでこうして使い続けているからには、予備バッテリーを買ったほうが良いかも分かりませんね。



18:30。
道中は米沢市内を通過しますが、その際ドコモショップ米沢春日店に立ち寄り、変換ケーブル(写真中)を買います。

15分ほどの待ち時間の間は、充電サービスを利用。いやあ助かった、本当に助かった。
バッテリー残量は2%であり、もういつ使用不能になってもおかしくない状態だったんですよね(;´Д`A
ケーブルは今まで一つしかなく、外出の際たまに忘れても特段不都合はなかったのですが、今回だけは流石に危ないところでした。
もし裏磐梯や天元台の峠道で事故なり遭難なりしていたら、JAFに助けを呼べませんでした。

お店には、まだ確定情報ではないにも関わらず、iPhone 5の予約に来る人が、入れ替わり立ち代わりやって来ますw

ドコモポイントはどれだけ溜まっているのか分からなかったのですが、調べてもらったところ、新機種が買えそうなくらい溜まっています。
ケーブルは税込\840なので、余裕ですね。

今まであったものは家に置きっ放しにし、今回買ったものは補助充電アダプタ(写真右)に付けっ放しにします。
これで、今日みたいな事態に見舞われても、安心です。


20:00帰宅。




二日連続でのイベントとなりました。
魅力的な車を見れ、知り合いと再会し、交流があり…。
特に当イベントでは、幾つもの念願を叶えられたばかりか、自分を見詰め直す良い機会にもなったと思います。
前述の通り幾つか心残りもあるので、来年も是非エントリーしたいですね。

スタッフの皆さん、素敵なイベントを有難うございました。
エントリーされた方々、お疲れ様でした。相手をしてくれた方々、楽しい時間を有難うございました。


詳細は愛車フォトを参照。
往路
オフ会
復路
Posted at 2013/09/23 12:40:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | オフラインミーティング | 暮らし/家族
2013年09月21日 イイね!

第2回 福島ABCCミーティング 2013

第2回 福島ABCCミーティング 201315日日曜日は、第2回 福島ABCCミーティング 2013に行ってきました。
会場はアルツ磐梯スキー場・第3駐車場、時間は10:00~13:00。
見学者無料、エントリー料\500。


昨年はキャラのOEM元であるオートザム AZ-1(E-PG6SA)の生産開始20周年であり、10月7日にはそれを祝うイベント「A20」がマツダ本社にて催されました。
スズキの場合は、スポーツカーや過去の自車への思い入れがなさそうので、羨ましかったものです。

そこへ当イベント第1回開催の報を聞いて、飛び上がって喜びました。
それもAZ-1&キャラだけでなく、発売当時に平成ABCトリオを成したスズキ カプチーノ(E-EA11R/EA21R)本田技研工業 ビート(E-PP1)、10年近く経ってそれらのコンセプトを受け継いだダイハツ工業 コペン(LA-L880K/ABA-L880K)も、一同に会する一大イベントとして。
そんなイベントが、ごく近くで行われるのですから。

とは言うものの、昨年は都合が悪くて行けず、涙を呑んだものでした。
だから今年こそ行きたいと思っていました。まして今年はキャラ生産20周年なので、「C20」として何か記念になることをしたいとの思いもあり、是が非でもエントリーするつもりでした。
人生初のエントリーです。




05:00出発。
昨夜は「カーエンジョイフェス2013」のサタデーナイト・イルミネーションフェスの見学に行き、日付けが変わるか変わらないかの時間に帰宅。
しかし昨晩の余韻と、当イベントへの期待感で中々寝付けず、正直未だ眠いままですw


外に出たら、風景が真っ赤。
山の中では珍しい、朝焼けの中の出立となりました。この時点で胸が躍ります。

道中のファミリーマートで朝食のお握りを仕入れ、食べながら運転。
米沢市内を縦断して下っていき、天元台高原を経由し、裏磐梯へ。





07:45福島県入り。
しかし経路を誤ったかも知れません。どこまでもどこまでも続く上り坂の中、少し走ってはヘアピンカーブ、少し走ってはヘアピンカーブ、の延々繰り返し。山形市と宮城県川崎町の境にある笹谷峠を思い出します(あちらのほうがもっときついけど)。
車にとっては安定して走れません。痛めつけながら走らざるを得ないのが気になります。まして雨も降ってきたので、少しでも操作を誤れば崖の下へ一直線です。
こんなことなら、遠回りではあっても平坦な道路と思われる、喜多方経由にすれば良かったかも?
おまけに、初めて行く道、しかも目印のない山中なので、今回初めてスマートフォンのGPS機能を使ってカーナビ代わりにしてみたのですが、これがまたバッテリーがみるみる減っていきます。
一応補助充電アダプタは用意してきましたが、今日に限って変換ケーブルを忘れてしまいました。


どこまでも続くかに思われた山道がいきなり開け、切り拓かれた斜面と、大きな建物と、駐車場と、ごった返す観光客。ようやく会場付近に着いたようです。
しかし周辺を何往復しても、それらしい場所が一向に見当たりません。どうやら迷子になったようです。
最初に目に入った磐梯山温泉ホテルの受付に入って尋ねてみたところ、どうやら当イベントのことは周辺情報として知っていたらしく、「それでしたら、ここのホテルを左に出てずっと行けば、右側にありますよ」とのこと。
渡りに船です。

しかしそれでも、全然それらしい場所が見当たりません。
ふと前方に、3台のカプチが路肩に停まっています。ほぼ間違いなく当イベントへの参加者だろうと思って聞きに行こうとしたところ、むしろ向こうからやって来て、会場を聞いてきます。実は彼らも僕と同じく迷子になっていたというw
ホテルの人から言われた通りに行ってみたのに、全然それらしい場所は見付からない。時間は刻一刻と過ぎてゆく。グーグルマップには載っていない。スマホのバッテリーは危険な状態…。
福島県内に入ってから降り出した雨は、既に本格化しています。

……とそこへ、突如大量のAZ-1軍団が!
すぐさま彼らの後に付いて行き、今来た道を戻ります。
すると、ちょっと戻ってすぐ曲がったところが、正に会場でした。僕らは会場の外周を、それと知らずにうろうろしていただけだったのでした。
会場は道路から見えやすい開けた場所ではなく、やや奥まっており、高い木々で完全に遮られています。しかも出入り口は細く狭いです。完全に秘密の場所です。道理で何往復しても見付からなかったわけだ。
なのに会場周辺道路はおろか出入り口にさえも、他のイベントにはある「会場まで○m」「会場はこちらを右折」などの大きくて目立つ案内板の類いが、一切立てられていません。只でさえ判りにくいのだから、これは改善して欲しいところ。





09:10会場入り。
前述のAZ-1軍団の中には、AZ-1山形さんがいました。同じクラシックレッドの外装色でも、マツダスピード仕様のフロントフードとリアウィングと、白い3本スポークホイールと、後部側面に貼られたステッカーで、遠目にも瞬時に察しが付きました。
実は今回、AZ-1山形さんとかきさんに、前以て「山形勢3台で並べたい」とメッセージを送っており、「では9時に、会場付近のコンビニで待ち合わせしよう」ということになっていました。だから尚更焦っていたわけです。
恐らく約束の時刻を過ぎても一向に現れないから先に会場入りしようとして、ばったり出くわしたのだろうと思いきや、「コンビニなんて、会場近くどころか、桧原湖の下のほうだよ」と言われ、ヽ(・ω・)ノ ズコー

挨拶もそこそこに二人並んでエントリーすれば、AZ-1&キャラコーナーの受付は、女性ともう一人、墨@mistletoeさんが。
知っている人が真っ先に出迎えてくれたのは、もうそれだけで嬉しくなります。
こうして、かきさん不在のまま、山形並べが実現。早速出来立ての名刺をお返し。

すぐ近くには、秋田県からやってきた、はなさんもいます。前述のAZ-1軍団の中にいたのも、判りました。
今回ホイールが変わっており、助手席には奥様ではなく息子さんがいました。
昨年10月7日の「安全・安心なかまちモーターショー」以来の再会です。はなさんにも、名刺をお渡し。

会場は中々に広く、確かにこれは、スタッフによる会場作りは大変そうです。
でも広いお蔭で、AZ-1&キャラ、ビート、カプチ、コペンと、それぞれの車種ごとに固めることが出来ています。
見渡してみると、我らがAZ-1&キャラが最も少なく、次いでビート、カプチとコペンが一番多いようです。




10:00頃。
二人で雑談したり、写真を撮っていると、かきんださんがエントリー。
なんと今回、今まではまっさらな状態だったのが、遂にアリタリアカラーを纏っています! しかも金銀モノトーンにアレンジ!

今まで「折角のストラトス風モディファイなんだから、早くアリタリアカラーに塗りましょうよ~」と焚き付けており、しかし正真正銘アリタリアカラーによるストラトスレプリカのAZ-1は既にあるから(同じ個体かは不明ですが、A20にもいましたね)、いっそマルボロカラーでも良いかなと思っていました。

しかし金銀モノトーンとは…。意表を突かれました。格好良すぎます(;゚∀゚)=3

かきさんとも、なかまちモーターショー以来の再会。例によって名刺を渡します。
名刺を作って渡すのも、C20である今年の、そして当イベントにおける目的の一つです。

今回、以前から気になっていた、かき号の運転席に座らせてもらいました。
せ、狭い! 只でさえ密閉空間であるAZ-1の車内が、ロールケージのせいで更に狭い!
そのロールケージがあるが為に、乗り降りがかなりしづらい。確かにこれは、本格競技用です。
ステアリングやメーターも、GTマシンと同じ。
外から見るとキックルーバーのせいで後方視界は悪そうだなと思っていましたが、中から見ると、ロールケージもあるお蔭で殆ど見えない!
実際にジムカーナやダートトライアルや雪上ドリフトにも活躍しているとのことですし、見た目だけでなく中身も実にスパルタンです。




10:15開会式。
主宰者であるえ~ちん氏によるスピーチ。

 「以前から、東北でもABCCを集めたイベントがあれば良いなあと考えていたが、まさかここ福島で、それも自分が主宰をするとは思わなかった」
 「しかし東日本大震災があったことが自分の考えを一変させた。この被害は凄まじく、単なる自然災害の域を超えたものとなり、自然も動物も人も全てが絶望の淵に立たされた。メディアが報道しないような惨たらしい現実は、福島県民として嫌というほど見てきた」
 「そんな状況だからこそ、敢えて楽しいことをして、自分も含めた皆に笑顔と元気と自信を取り戻して欲しい。その思いから当イベントをする決心が付いた」
 「お蔭で、会場を貸してくれるアルツ磐梯スキー場からの理解もあり、参加者のマナーも良く、良いスタッフにも恵まれた。この調子で第10回までやれれば本望」

イベントは大型化すれば大型化するほど、当初の理念を忘れたり、マナーの悪い参加者を呼び込んだり、協賛企業の思惑ががっちり入り込んで肝心の主催者が隅に追いやられたり、スタッフ間での軋轢や確執が生まれて空中分解したりと、悲しい事態を引き起こしがちです。
そんな中にあって、スタッフがこうして今の気持ちを忘れまいと宣言したのと同様、僕も買った当初の気持ちを忘れないよう、第10回まで乗り続けていきたいと思えてきます。

と言うのも、最近迷うことが多くなり、「そろそろ潮時なのかな」「Laevateinnを手放すべき時期なのかな」と葛藤することが多くなっているからです。
家族からは、買った当初から、もっと普通の車への買い替えを口幅ったく言われ続けてきました。今までだったら微塵も気にならなかったのですが、しかし最近Laevateinnの存在があらゆる場面で足枷や重荷になってきているのを痛感しています。

今年をC20と位置付け、当イベントへのエントリーを考えていたのは、正にそれが理由です。
今一度、自分の素直な気持ちに向き合うため。この先10年も愛車と呼びたいがため。


天気は生憎の雨。その上台風18号が近付いています。
なので緊急措置として、今年は予定を前倒しして、13:00には閉会式をするとのこと。
通常でさえ時間帯が短いのに、更に今年は短くなってしまうが、全ては遠くからエントリーしてくれた人たちへの配慮。
会場の整備状況が芳しくなく、毎年砂利を運んできてはスタッフやボランティアによる補修作業をしなければならないのも、会場を安く借りることでエントリー料を据え置き、敷居を下げるため。
そこまでして僕らのことを考えてくれていたのですね…。・゚・(ノД`)・゚・。



今回はサプライズゲストとして、ビートのエクステリアデザインを担当された、石橋豊氏を迎えています。
事前に何の告知もなかったので、ビートオーナーの方々によるものと思われるどよめきと拍手が。




10:40開会式終了、イベント開始。
さて、時間もないので、AZ-1山形さんとの雑談もそこそこに、一人で急いで写真を撮って回ります。


それにしても、同じ車種のはずなのに、一台として同じ車がない!
オーナー一人一人の個性と好みを反映し、夫々でモディファイをされ、見ていて飽きません。
一日中眺めていたいです。雨なんて全く気になりません。


キャラは、僕を含めて4台。
クラシックレッドとサイベリアブルーが、見事に半々。特に後者は、只でさえ少ないキャラの中でも100台前後しか造られなかったという説があります。
序でにAZ-1&キャラの痛車は、僕一人。
今の今まで、僕以外には一台とて見ることのなかったキャラが、これだけ揃っています。C20に相応しい。
今までLaevateinnには孤独な思いをさせたことでしょうが、これで仲間に会わせてやれました。

その内のお一人からの話が、未だに忘れられません。
 「自分は昔AZ-1を中古で買って、確かに面白い車だけど、あまりにも非現実的すぎて生活には使えないから、欲しいと言ってきた友人に売り渡してしまった。でも三日で後悔した。以来必死で探し回って、キャラだけどやっとまた同じ車を買った」
 「たかが車一台手放しただけなのに、使えなさすぎるから当然の判断をしたまでなのに、別れがこんなに辛くなるとは思わなかった。だからこいつは二度と手放さない」

良いお話を聞かせて頂きました。
これです、こういう話を聞きたくて、当イベントにエントリーしたのかも知れません。

キャラではなくAZ-1ですが、「速い車、便利な車、快適な車、燃費の良い車なんて沢山あるけど、楽しい車っていうとこいつしかないよね」と顔を綻ばせながら話す方もいました。

買い替えるべきかずっと悩んでいましたが、既にそれを経験した先人は、確かに生活は豊かになったものの、心は何一つ満たされることはなかった。
きっと僕も、Laevateinnを下取りに出してもっと便利な車に買い替えたとしても、同じ道を辿るのでしょう。例え同じキャラを再び手に入れたところで、それがもっと状態の綺麗な個体だったとしても、青春時代を共にしたLaevateinnは、そこにはない。空虚な気持ちにしかならないことでしょう。
本当、エントリーして良かった。本当に良かった。
やっぱりこの先も、この車と共にありたいと思えてきました。


なのに、話に夢中になって、名刺を渡すのを忘れてたー!


カプチコーナーまで来た辺りで、会場入り前に、僕と共に迷子になっていたカプチ3台を見付けます。
写真に撮っていたらオーナーの方々が丁度近くに。何たる奇遇!w
カプチはAZ-1&キャラとは部品を幾つも共有する兄弟関係にあり、同じスズキ製であり、僕自身としてもキャラがなかったらカプチを第二希望に考えていました(第三希望はアルトワークス)。なのでカプチには親近感があります。
これも何かの縁ですし、車種は違えど、こちらにも名刺をお渡し。



ドレスアップコンテストコーナーでは、みんカラで上位にランキングする車や、雑誌に何度も載っている、ハイレベルな車が並んでいます。
しかも、ビートは3台とも痛車! 何という偶然。

内、見覚えのあるコペンが……(上記写真左端)。
偶然オーナーの方が車に近付いてきたので、思わず話しかけます。
 「あの、すみません、昨夜のカーエンジョイフェス2013にもエントリーしてませんでしたか?( ゚Д゚)」
 「はいそうです。と言うか、そういうあなたも昨夜いたよね?(゚∀゚)ニヨニヨ」
あ、あれーっ、何で速攻ばれたのーっ!?wwwww

丁度そこへ雑誌の取材が入ったので、邪魔にならないよう、僕はその場を後に。
なのにここでも、折角近付いたのに名刺を交換するのを忘れたー!
あまりにも衝撃的だったんですよう(´ω`)


雨は激しくなる一方なので、ビートやコペンは続々と帰っていきます。
会場の地面は斜面になっておらず水捌けが悪いので、会場全体が一つの大きな水溜りとなっています。サンダルを履いた足の指の辺りまで水に浸かるほどです。

特にビートは雨漏りしやすいと聞きます。
コペンに至っては、僕がコーナーに辿り着いたときには、三分の二が帰っていました(前述の集合写真参照)。
AZ-1&キャラも、洗練とは程遠い構造であり、雨水が溜まりやすく錆びやすいので、抜けていく車両が目に付き始めます。


残念だけど、仕方ないですね。




11:30、イベント内イベント。
オークション大会はお金がないので、じゃんけん大会はさっぱり当選せず、全て空振りw

物販コーナーではかきさんとはなさんが売り子をしています。
参加記念ステッカーが欲しかったのですが、Mサイズは売り切れであり、SサイズとLサイズが若干残っている程度。
もっと早く、いや真っ先に来れば良かったorz




12:30。

それまで雨だったのが、更に激しくなったと思いきや、いきなり濃霧に包まれます。
凍えるほどの冷たい風も吹きだします。
山の天気は変わりやすいとはいえ、地元とは大違い。まさかここまで一変するとは。

さらにそこへ噂が聞こえてきました。下の道路は冠水したので、通行止めになったとかならないとかで、大騒ぎに。
AZ-1山形さんは、既に上着を着て靴を替えており、帰るといいます。
僕も帰れないと悪いし、そもそもスマホのバッテリーの残量が危険なのですが……名残惜しいので結局留まります。

我ながら些か無謀かと思われましたが、後にこの判断がどう転ぶかは、知る由もなかった…。


個々の参加車両はフォトギャラリーを参照。

AZ-1篇・1
AZ-1篇・2
AZ-1・マツダスピードバージョン篇
M2篇
キャラ篇
ビート篇
カプチーノ篇・1
カプチーノ篇・2
カプチーノ篇・3
ドレコンコーナー・ビート篇
ドレコンコーナー・コペン篇




次回へ続く。
Posted at 2013/09/21 23:58:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車イベント | 旅行/地域
2013年09月19日 イイね!

カーエンジョイフェス2013オフ

カーエンジョイフェス2013オフ前回の日記の続きです。




22:00。
閉会式が終わったら、皆で見学者用駐車場へ移動します。
そこで、天竜山@о(ж>▽<)y☆うらめしや~さんの愛車“水色エッセたん?”を中心に、尚も雑談を続けます。
いつもの駐車場は、土佐犬の闘犬大会があるので使えず、今回狭いです。でもその分、いつもより密集しての会話ができたと思います。


水エったんは本当に、見た目以上に様々に手が込んでいるので、見てて飽きませんね。
「追加メーター、大分シンプルにしたよ」とは言うものの、標高計・気温計・湿度計・方位磁針まであるって…。それはもはやクロスカントリーSUVでしょう!w
そういえば、バブル経済期のRVブームでは、未開のジャングルを開拓するでもないのに、そういったヘヴィーデューティーな装備を付けた都会派SUVが、流行りましたっけ。
あと、ウインチと、ノーズかルーフの先端に4連フォグランプを付ければ、完璧w

( ゚∀゚)o彡°エったん、エったん、水エったん♪

 [東方]みょんとすいかとてゐでつるぺったん(完成)
 (YouTube、2008年5月20日)


室内灯は、観光バスによくある、ダイアモンドカットが施された、薄くて長方形で透明のカバーであり、明かりも白く発光します。
それが実は、iPhone 4Sのカバーだとは…!( ゚Д゚)
他にも、携行可能なホワイトLED灯が、裏に磁石があって、車の内外の好きな場所にくっつけられたり…w
一体どこからそんな知恵とアイディアが湧いてくるのか…。
整備などの作業に必要だから自作したのは解りますが、いざ出来上がったものを見ると、ほとんどネタにしか見えないwww 明和電機に相通ずるものがあります。


暫くは、Numb@GE8さんと二人で、東方ユーロアレンジ談義をしています。
むしろ話を聞いていると、天竜山さんがボケて、Numbさんがツッこむみたいなw

それにしてもユーロビートというと、昔はもう少しテンポが遅かったものだけど、いつからか激しいものになりました。
 ※参考動画、1980年代ユーロビート


 同、2000年代ユーロビート








或る日いきなり流行り始め、どこに行ってもBGMが流れており、CDショップでは大量に売られており、あまりにも大量に入荷しすぎたせいでワゴンセールの常連に(というか、地方店の場合立場が弱いので、問屋で大量に在庫を抱えた商品を押し付けられがち。しかしそれを断れば次からは仕入れを断られるという理不尽。勿論返品不可、強制買取。地方店のワゴンセールにはそういう実情が)。
僕もそのワゴンセールで1~2枚買いました。
この流行は一体何なのかなあと思っていたら、アニメ『頭文字(イニシャル)D』のBGMとして使われたことで、あれだけ爆発的な人気になったんですね。


22:30。
参加車両や見学者車両もぼちぼち帰る姿が目立ち始め、駐車場が幾分空いてきたので、離れて停めていた僕らも、自分たちの車を持ってきます。
人間だけでなく、車も晴れて集めることが出来ました。僕も、くわとろ@BH5Dさんの誘導により駐車w

機械好きな天竜山さんは早速Laevateinnの下を覗いて、
   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´∀`)< あれえ、ふじぃさんのキャラ、ドライブシャフトブーツにひび入ってません?
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)
って、えええーっ!?Σ(゚Д゚|||)
…結局見間違いだったようでw ああよかった(;´д`)=3

全くもう!(ノ`Д´)ノ≡≡≡≡≡┻┻
6月20~25日に車検したばっかりなのに!wwwww

ネオンやLEDを装備した車は、それを点灯。天竜山さん曰く、「カーエンジョイフェスのナイトイベント、二次会だ!」w
水エったんは青色、TOMOYAさんのミラジーノは緑色に、それぞれ光ります。
Laevateinnは、この中では一番古い車だから、純正でライトが黄色っぽいぜ!w フォグランプもあるぜ!w 黄色担当は任せろ!wwwww(と言ってもあまり点けなかったけど)

天竜山さんは終始そわそわしており、「明日のエッセオフ、楽しみだなあw」。
天気のせいで予定ルートを何回か変更したそうで、メンバーは住んでる地域も嗜好も事情もそれぞれ異なるのに、それを纏める幹事役は大変でしょう。
新潟市の場合、観光地として安定しているのは弥彦山だとか。
僕も翌日はイベントです。それも人生初のエントリーで。緊張するやら楽しみやら。


23:00。
「さあて、そろそろお開きにしますか?」と天竜山さんが音頭を取っても、なぜか誰も帰ろうとしないw
むしろのんびりとした雑談が、止むことなく延々続きます。
そんなやり取りが15分置きに3回も繰り返された揚句、この時間になってようやく解散にw

でもそういう、時間をきっちり決めないで、のんびりまったりだらだら出来る時間や場所や人間関係って、実は凄く貴重なんですよね。
学生の時分は、「もっと濃く! もっと熱く! もっと激しくないと駄目なんだ!」と思っており、そういうだらだらした関係や空間を毛嫌いしていました。
しかし社会人になってからは、様々な有形無形のしがらみに縛られ、神経をすり減らしがちです。そんな時に、あれだけ嫌っていただらだらした時間が、最大の癒しになるのです。




日付けが変わるか変わらないかの頃に帰宅。
いやあ、実に楽しかった。

この日お相手してくれた方々、有難うございました。
いつもの方に、初めての方に。
暫くは新潟へは行けそうもありませんが、またお会いしたら、宜しくお願いします。
特に元セリカドライバーさんは、折角初めてお会いしたのに、ほとんどお話が出来なかったのですよね。それが心残りなので、次回こそ。


詳細は愛車フォト参照。
Posted at 2013/09/19 13:57:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | オフラインミーティング | 旅行/地域

プロフィール

「「車種もドンピシャな東方Projectモチーフの隠れ痛車を捕獲!」特徴的な翼のデザインをスズキ・キャラのガルウイングで再現
https://option.tokyo/2021/07/03/104493/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
何シテル?   07/03 23:51
ご覧頂き有難うございます。 色々な方と知り合い、交流や情報交換などできたらと思います。 ヲタクです。 昔はそれなりに「広く深く」だったのですが、最近は...
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