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2012年02月18日 イイね!

186:低くて薄くて格好イイ(ただし狭い...?)

186:低くて薄くて格好イイ(ただし狭い...?) パサートCC改めCCがリニューアルされて登場しましたね。パサートの最上位機種より昇格し、フェートンとパサートの間に位置付けられるクルマとして、写真でみるように、なかなかに格好の良い外観に仕上がっているようです。フォルクスワーゲンの実直なブランドイメージとはやや外れますが...

 CCとは「コンフォート・クーペ」の意味だそうで、スタイリングを優先して積載性や居住性を犠牲にした2ドア・クーペとは異なり、広い後席とトランクルームを確保した4ドア・クーペのデザインコンセプトであるとのこと。確かに下の写真のように横から見ても流れるような低いルーフラインで、格好よいかといわれればそうですねと言いたくなります。



 しかし、過去を振り返ってみると、かつてバブル時代にも同じような成り立ちの、低くて薄くて格好いい奴(クルマ)が巷にはいっぱい走っていたような気がします。例えば、懐かしいこれとか、



 また、もう少し安いグレードでは、これなんかも、



 数年前に車検時の代車として家にやってきた古いカリーナEDの乗車体験は、なかなか刺激的ではありました。殆ど寝そべっているかのごとく低く座らせて上下空間のなさを補いつつ、腕をまっすぐ前に伸ばしてとても軽いパワーステアリングを操作するという、往年の日本車の乗り味とでもいいましょうか?ただし、さすがにバブルの申し子というべきか、トヨタ車というべきか、安っぽいといいながらも組み立てはしっかりしており、顕著な劣化は一切ありませんでしたが。

 どうもこの手のクルマは、スタイリングをアピールすればするほど、あるいは逆に実用性とのバランスを喧伝するほど、中途半端感や不真面目感がますます感じられてどうしてもなじめませんね、個人的には。そしてこの領域には、ご承知のとおり、王者としてこのクルマが君臨していますよね。メルセデスCLSクラス(写真はAMGですが)。



 「フォルクスワーゲンよ、お前もか!」と言いたいような、言いたくないような心持です。やっぱり格好イイけどね(苦笑)。

追記)
メルセデスCLSとカリーナEDの比較は、実はCLS登場当時からいろいろと議論されてきていたのですね(汗)。今回ブログに書いた後にネットで調べて知りました。下調べなしにブログを訳知り顔で書いていささかお恥ずかしい次第。しかし、ちょっと売れるとみんな右に倣えをしてしまうのは如何なものかと、それもVWにような機能的かつ実直なクルマ作りを特長とするメーカーがそれをやるのは違和感があるという今回のブログの趣旨は揺るがないのでよしとさせてください。

CLSについては、カリーナEDに比べて、車の作りもサイズも全然違うので(勿論CLS>>ED)、「4ドア・クーペ」という根幹のコンセプトは共通するものの、比較は無意味であるとの主張もされているようです。しかし、「本来そのようなサイズや成り立ちであれば実現できる機能をスタイル優先で犠牲にしている」という点において同じであり、環境問題やエネルギー問題でクルマの功罪がよりシビアに問われる昨今、いくらクルマのできが良いからといって、無駄な贅沢との指摘を免れるものではないとは、私は思います(CLSについては、ここでもう少し掘り下げて書いてます)。
Posted at 2012/02/18 23:36:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドイツ車 | クルマ
2012年01月21日 イイね!

174:MINIについていまさらながら気づいたコト

 Carviewで以下のニュースを見ました。

~ビー・エム・ダブリューは19日、MINIブランドのニューフェイス“MINIロードスター”の予約受付を開始した。納車は3月ごろから開始される予定。MINIロードスターは、MINIブランド初めてのオープン2シーターモデル。先に登場したMINIクーペのオープン版にあたり、ハッチバックやカブリオレなどの4人乗りモデルと比べ、全高が低く、ウインドスクリーンが寝かされたデザインにより、スポーティ感が演出されている~



 オリジナルのミニはイギリスブリティッシュ・モーター・コーポレーションの技術者であるアレック・イシゴニスの指揮するチームによって設計され1959年に登場した、これですが、どうでしょうか? ロードスターと似ているといえば似てますが、まあ随分と遠くまできたものだとの感慨を持ちますね。



 さて、現在はBMW社から、Miniとして、コンパクトカー、クロスオーバー、そして今回はロードスターと続々といろんな車種がリリースされていますが、恥ずかしながら自分は最近まで今販売されているMiniは、過去のミニをモチーフにした復刻版的なモデルとその派生型であると認識していました。丁度、フォルクスワーゲンのビートルや、フィアットの500のように...

 しかし、実際はそうではなく、MiniはいわゆるBMWやプジョーといった自動車ブランド(あるいはサブブランド)のひとつとの位置づけであるということを冒頭のニュースにより今更ながら気が付いたという次第です。となれば、例えばBMWであれば、ノーズのプロペラをモチーフにしたデザイン、メルセデスのスリーポインテッドスター、プジョーのライオンのようなブランドマークや、エクステリアデザインに固有のモチーフを保持していれば、どんな種類のクルマを作っても良いということになります。

 将来的には、”Mini”の大型サルーンやSUVなんてのも登場してくるのでしょうかね、楽しみですね(笑)。
Posted at 2012/01/21 18:08:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドイツ車 | クルマ
2012年01月14日 イイね!

172:BMWという会社について

172:BMWという会社について 先日ブログで、BMWの新型3シリーズについて触れましたが、ネットでBMWに関する情報を眺めていて、少し面白いなと思ったことについて、フォローアップとして書いてみたいと思います。

 ダイムラーベンツ社やフォルクスワーゲン社については、その創業者やオーナーについては、割とメディアでも言及されることがあると思うのですが、BMWについては、バイエルンにある会社で戦前は航空機エンジンなんかも作っていて、4輪だけでなく2輪のメーカーとしても有名みたいな感じで、創業者やオーナーが誰なのかについて言及されているものを見たことは(少なくとも自動車雑誌では)ありません。

 で、いつものwikipediaを見てみると、以下のような記述がありました(抜粋し、若干補足してます):

グスタフ・オットーが1916年に航空機エンジンメーカーとしてバイエリッシュ・フルークツォイク・ヴェルケ株式会社(BFW AG)を設立。BMW社自身はこの年をBMW誕生の年としている。株式の約47%がスザンネ・クラッテン、シュテファン・クヴァントら、ドイツ・クヴァント家により所有される同族会社である。

歴史的な経緯は以下のようなものであったとのこと:

1959年当時、経営不振に陥っていた自動車会社BMWではダイムラー・ベンツへの身売りが計画されていた。当時のBMWはドイツで最も弱小な自動車会社のひとつでしかなく、両社の大株主であるヘルベルト(クヴァント)も吸収合併の計画には賛成であった。しかしながら労働者と労働組合からの反対は強固であり、計画は実行直前に断念、代わりにヘルベルトがBMW株を50%まで買い増すこととなった。倒産寸前である同社株の買い増しは危険な投資であったが、ダイムラー・ベンツによる吸収を免れた同社の経営は1962年に発売された小型セダンBMW・1500の成功により改善した。

で、ヘルベルト・クヴァントについては以下のとおり:

ヘルベルト・クヴァント(Herbert Quandt、1910年6月22日 - 1982年6月2日)は、ドイツの実業家である。倒産の危機に瀕していたドイツの自動車会社・BMWを救済したことで知られ、クヴァント家は現在も同社のオーナー一族である。

さらに、クヴァント家について:

現在、ドイツの長者番付100位に名を連ねる同家の人物は8名にも達し、ヘルベルトの妻ヨハンナ・クヴァント、その息子シュテファン・クヴァントと娘スザンネ・クラッテンは経済誌フォーブスが発表する世界長者番付の常連でもある。一族は取材等をほとんど受け付けず、その詳細は謎に包まれている。

 とまあ、この辺りでお終いにしますが面白かったでしょうか?それにしてもBMWがクヴァント家というドイツ有数の実業一族が所有する同族会社であるとは全く知りませんでした。なお、クヴァント家については、同じくwikipediaには、戦時中の政権与党との親密な関係等、別の意味で興味深い記事も書かれていて、興味のある方は、一度ご覧になってみては如何でしょう。
Posted at 2012/01/14 16:08:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドイツ車 | クルマ
2012年01月04日 イイね!

167:新型BMW 3シリーズの外観を見て

167:新型BMW 3シリーズの外観を見て BMWの3シリーズがフルモデルチェンジしたとのこと。早速、carview でも海外試乗記が先日アップされていましたね。例によって例のごとく、これから紙媒体や電子媒体を問わずにBMW礼賛の提灯記事のオンパレードになるのでしょうが(笑)、今回はその3シリーズについて、ちょこっとだけ取り上げてみたいと思います。

 では何をテーマにということですが、まずは下の写真をご覧ください。ご覧のとおり、最新型を除く、歴代BMW 3シリーズのモデルを並べた写真なのですが (wikipediaより引用)、まあ見事に変わっていないと思いませんか?少なくとも外観は。



 モデルチェンジというよりも、如何に変えずして新型に移行するかを最大のテーマとして開発されてきたに違いありません。ある意味前身となる02シリーズ(写真、同じくwikipediaより)から、いやいや更にその前の1500から、ずっーとキープコンセプトであるといって良いでしょう(笑)。



 果たしてこれまでの国産車の開発の歴史において、そういうBMWのようなクルマ作りが是とされてきたでしょうか?4年に一度の短いフルモデルチェンジの周期において、BMWと同レベルの変化であれば、キープコンセプトであって面白みがないと(せいぜい熟成を重ねたとか、ですかね)批評されるのが通例で、また売り上げも伸びないケースが多いのも事実です。おそらく2回連続してキープコンセプトを重ねた車種は殆どないのではないでしょうか?これはマスコミに踊らされる消費者も悪いのでしょうが、日本車のモデルチェンジが「変わること」に過度に重点が置かれて、コンセプトを保ったまま「より良いものへ改善していく姿勢」が軽視されてきたのも事実ではないかと思います。
 
 BMWはクルマのコンセプトもそうですが、エクステリア、インテリアデザイン、メカニズム(FRであったり、直列6気筒エンジンであったり)等、本当に滅多なことでは方向性を変えない非常に保守的な会社であると、個人的には感じます。しかし、自らが良いと信じた大きな枠組み(コンセプト)は遵守しつつ、その中で最良のものを追求するのだとの割り切りというかポリシーは、ある意味清清しささえ感じさせるものであり、時に軽薄で落ち着きのない日本人のものづくりの姿勢を振り返るに見習うべきものは大いにあると思うのです。10年、20年、更に長いスパンでじっくりと良いものを作り上げていくことは、日本には優れた職人技を貴とする文化風習が一方ではあるのですから、工業製品についても日本独自の匠を実現することがきっとできるだろうと思います。

 真にいいものは、そんなにやたらめったらできないのです。当然のことです。それでも短期間にモノ作りの方向性をコロコロかえれば、駄作を連発することになるのは、必至ですし、誰がやっても同じです(最近では、iPhoneに対する国産Andoroidの濫造も同じ構図だと思います)。

 BMWのクルマについては個人的には好きでも嫌いでもない中立的なスタンスなのですが、新型3シリーズの変わっていなさ加減に感心して、ついこんなことを考えてしまいました。

*      *      *

 それにしても新型3シリーズの評価記事(試乗記)は面白いですね。見た目については「変わっていないけれども新しい」で、中身は「変わったけれども3シリーズらしい」とのこと、メーカーの思惑に沿った提灯記事を書こうとして、逆に訳が分からない内容になっています(苦笑)。意味不明ですね。これからも興味を持ってフォローしていきたいとは思っていますが...
Posted at 2012/01/04 17:06:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | ドイツ車 | クルマ
2012年01月04日 イイね!

165:ポルシェ考 (補遺)

 ポルシェ 911について 2 回に分けてブログを書いて終了とするつもりでしたが、予定変更で、補遺として、もう一度だけ取り上げたいと思います。以前のブログで、「クルマはだんだん大きくなっている?」と題して、クルマの経時的かつ継続的なサイズの暫増傾向についてお話をしました。今回、911 についてブログに取り上げるためにいろいろと収集したデータを利用して、前回は、メルセデスとトヨタの数車種について行ったのと同様の解析を試みてみました。その結果が、以下のグラフになります。縦軸が、全長x全幅x全高、横軸が登場年でプロットしています。各点の横に書いてある数値は、モデル番号になります。



 如何でしょうか。一点を除きほぼ直線上に乗っているのが分かると思います。登場以来 50 年近くほぼ一定の割合で大きくなっているのは驚きではあります。 911 はピュアスポーツカーですので、不必要な拡大化は避ける方向での考慮が設計段階で働くと推察されるのですが、それにしても着実に大きくなっていることは、余程の強い拡大化に向かう力が一連のモデル進化の過程で働いていることを示唆しているに違いありません。またこうした傾向は、メルセデス、トヨタ、BMW の各車種にも見られており、911 だけではないことから、割と普遍的な力であること、また拡大化のペースが約 50 年間で全く変化していないことから、安全技術の進歩等、特定の新規技術の導入に依存するものではないことも示唆されます。残念ながら原因については、まだ明らかにできていないのですが、非常に興味深い現象ではないかと考えています。

 なお、上記の拡大化の傾向のなかで、タイプ 964 だけが例外なのですが、このような外れ値を取る理由も不明です。各タイプのデータは wikipedia を中心にネットから収集したのですが、過去モデルについてはなかなか正確なデータを見極めるのに苦労しました。タイプ 964 についても複数のデータがあり、どれが本当か分からず、もしかしたら解析に用いた数値が間違っているのかもしれません。なので正しい値をプロットしれば直線上に乗ってくる可能性はあります。ちなみに採用したのは 4250 mm X 1660 mm X 1270 mmですが、もし間違っていたらご教授ください。

 今回はグラフではお示ししませんでしたが、各モデルの車体重量と登場年度をグラフ化すると、体積とほぼ同じように(ここまで綺麗ではありませんが)直線上に乗ってくることも確認されました。ただし、興味深いことに、最新型のタイプ 991 はこの直線から外れて、大きさの割には随分軽量であることが分かりました。実際、紹介記事を読むに、タイプ 991 ではアルミ部品が大幅に導入されたとのことで、この点は歴代モデルに比べて 991 の最大の特長といえるかもしれません。

*      *      *

 ということでポルシェの話題はこの辺りでお終いにしたいと思います。先日、妻に「子供の手が離れたら、最後の車はポルシェがいいよね」とさりげなく振ってみたのですが、「何時になったら手が離れるかも、これからどの位教育費がかかるかも分からず、それに年金もどうなるか分からないこのご時世に、クルマなんかにそんなにお金を使えるわけがない」、と一蹴されました(笑)。

 クルマ好きとしては、長年一所懸命働いた最後に、中古でも良いからポルシェくらい手に入れて、妻と二人でドライブするような時間が持てる世の中であって欲しいと思いませんか?
Posted at 2012/01/04 08:40:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドイツ車 | クルマ

プロフィール

「久しぶりの投稿です。」
何シテル?   03/21 11:29
yutty1325です。シトロエンC5からの乗り換えで、ボルボS60に乗っています。下手の車好きです。ブログにはクルマを中心とした話題を取り上げていきます。
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