先日、旧愛車シトロエンC5のデイーラーから、DS5の展示会の開催案内のメイルが届きました。勿論、今はボルボに乗っているますが、DS5にはかねてより
興味があったので、1年数ヶ月ぶりにお店にお邪魔して、DS5に触れる機会を持つことが出来ました。今回と次回でDS5の印象などを少し報告したいと思います(なお最初に、他車に乗り換えて1年以上になる私を暖かく迎えていただき、試乗を含めてDS5について説明いただいたディーラーの方に、この場を借りてお礼申し上げます)。
では前編は、外観編ということで、訪問時に撮影した(下手な)写真をご紹介します。DS5は、ファブリックシートの素のグレードに加えて、それぞれレザーシート、クラブレザーシートを装備した、3グレードで展開されるそうです、ただし、現時点で輸入されているのは、一番上のグレードのみと、コアなシトロエンファンの更に新しいモノ好きをまずは狙ってのことと推察されます。なおメーカーオプションとしてもナビは装備されないそうで、ディーラーにてオプション装着されるとのことです。
それでは、まずは左斜め前からの全体像を。フロントの複雑かつ個性的な造形が分かると思います。ボディカラーは(おそらく)ヴェイパー グレーと呼ばれる明るめの灰色になります。
既にお馴染みになったDSシリーズのエンブレムのアップ。
右前からフロントライト周辺。
左後ろから。ワゴンのようなミニバンのような、あるいはSUVのような、独特のフォルム。でもどこか日本車チックな気もしますが…。ドアのウインドウ直下のラインは面白いですね。
更にリヤランプ周りのアップ。
次に室内へと移ります。前席インパネ周辺です。仕上げの品質レベルは、更に向上しているのではないでしょうか?昨今、このあたりのQCはどの国も横並びになってきているように思います。デザインは個性的と奇妙の境界線上かな(個人的にはシンプルなものが好きなので)。メーター類の表示は黒バックに赤+白の設定で、少しAudiを連想させました(変更は可能とのこと)。これも個性的なデザインの革シートはフォヴと呼ばれる色。
後席です。3人がけとはいうものの基本は2人用でしょう。ただし床面はシトロエンらしくほぼフラットでここは加点要素。頭上は前席、後席をカバーする分割されたルーフウィンドウが装備され閉塞感はそれほどありませんが、空間的な余裕は、前後、上下ともに(新旧C5、ボルボS60に比べて)少ないです。まあデザイン優先なので仕方がないところでしょうが。
バケッジルームです。ハッチバックドアを引き上げたところを撮影しました。広さ的には普通でしょう。外から見て予想する程にはスペースがないと思いました(実測値ではどうか分かりませんが。あくまで印象)。
ハッチバックのガラスエリアは2分割されており、デザイン性を主張しつつ、視界確保には配慮が見られます(旧のC4クーペもこんな感じでしたかね)。
試乗車には白のボディカラー(ブラン ナクレと呼ばれる?)のDS5が用意されていました。展示車のグレーよりこちらの方が好みです。
真横から撮影。DS5の特長が一番良く分かるのではないでしょうか?まさにモノフォルムと呼ぶに相応しい。
白にはルージュの革内装が組み合わされていました。これもお洒落な感じがしますね。
全体としての印象ですが、DSシリーズのデザインの路線、すなわち個性的かつ、Cシリーズよりもラグジェアリーさ(?、もう一つ良く分からない言葉でスミマセン)を追求したエクステリア/インテリアデザインだと感じました。写真で見るよりは現実的な印象を持ちましたが、この現実味があるという点が、外観ではマイナスに、内装ではプラスに働いているのではないかと感じました。個人的にはフロントの造形はもう少し整理してすっきりさせた方が良いとは思いましたが、総じてこういったモノフォルムのデザインが好きな方には受け入れられるのではないでしょうか。当然ですが、Cシリーズに比べてデザインを実用性より優先させていますので、自分のように実用性を重視する人には、やや違和感を持たれる部分があるかもしれません。
では前編はこの辺りで終わりたいと思います。後編は乗ってみての感想などを書かせて頂く予定です。
Posted at 2012/08/12 07:41:39 | |
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