
世界7不思議という、人の手によって作られた歴史上のモニュメント群については良く知られていますが、それにならって今回、勝手に「日本の自動車の世界七不思議」として、七つの項目を選んでみたいと思い立ちました(笑)。
選考基準は、私が普段感じている、あるいは観察される事柄の中で、理由がみつからない、あるいはあっても(私としては)理解し難い、あるいは説得力にかけると思われる理由しかない、クルマに関する不思議な、「事実、考え方、習慣など」としました。それでは早速に以下、順不同で列挙しますと:
1. 新車購入後の慣らし運転の必要性
*
2. 自動車サイズの定常的拡大傾向
*
3. ドアバイザーがいまだ多くの国産車に装着されていること
*
4. ドイツ車をやたらありがたがる風潮、特にクルマ専門誌
*
5. 日本のクルマ批評家の評論が非科学的でレベルが低いこと
*
6. 頻繁なるオイル交換
7. クルマ弄りに関する自己主張以外の積極的な利点
*を付けた1から5についは、過去のブログで何らかのかたちで書かせていただきましたので、そちらも合わせて読んでいただければ幸いです。で、残り二つについての選出理由を以下簡単に説明しておきます。
頻繁なるオイル交換
新車購入後、1000キロで1回、その後5000キロ目安で交換せよ、さらにターボ車や街乗りの多いシビアコンデションは更に頻度を高く~といったオイル交換指南が巷間で流布していますが、別の切り口で考えると、数百万もする高度な機械製品であり、かつ他に比べて圧倒的な信頼性・耐久性が求められる現代の最新の自動車において、そのようなオイル交換を厳守しないと何らかの性能低下が生じるという考え方にはどうしても賛同できないというのが正直なところです。レーシングカーといった特殊な用途の車であればさておき、少なくとも自分が普通の自動車メーカーならそんな性能のクルマは「絶対」販売しないだろうな、と思うからです。
クルマ弄りのメリット
自分らしさを車でも主張したい、他人の同じクルマと差別化したい、自分の趣味嗜好にあうように内外装をアレンジしたい、こういったクルマ弄りの理由については十分理解できますし、うまくドレスアップしたクルマはたしかに格好いいなと思います。しかし、サスペンション、エンジン部品、電子・電装品、タイヤ、ホイール等、自動車の機能を司る部品や装置を改修して、性能アップを図るという方向の「クルマ弄り」は、サーキット走行用とかいいうのであればまだしも、自家用車としての総合的な性能という観点からは、正直、その影響はほぼデメリットのみであり、メリットはまず期待できないのではないか、と思うのです。
なのに結構多くの人がこういった方向でのモディファイを試みているのは何故なんだろうと、”どノーマル”派の自分から見ると常々不可解に感じてしまうことから、今回、七不思議に選んだ次第です。
ということで、"あくまで日本での”極私的クルマ世界7不思議でしたが如何でしたでしょうか?小ネタ的な七不思議でしたので、つまんねえなあと感じられた方は、何卒ご容赦ください。なお、最後の二つは、別段、否定したり白黒はっきりさせたい訳ではなく、個人的には「不思議だなー」と感じている事柄として取り上げただけですので、その点、重ねて申し上げておきます。
Posted at 2011/11/12 16:45:32 | |
トラックバック(0) |
クルマの話題 | クルマ