時速40㎞の一般道を40㎞で走行し、怖いと思う事は皆無です
(この条件は人の飛び出しや交差点での危険が無い状態の道路を前提に考えた場所ですねぇ~


)
しかしその時速40㎞の一般道を時速80㎞でコーナーを曲がるとしたら
不意のテールスライドやアンダーステアと格闘しながらも操る
これがコントロール領域です
コントロール領域とは、不意な走りの現象を対処する領域を言い、人が操る楽しさを覚える領域でもあります
しかしその時速40㎞の一般道を時速120㎞でコーナーを曲がるとしたら
この領域をコントロールだけの運転で走らせようとするとパニック領域に陥ります
(パニック領域とは自己が想像をはるかに越える動きの現象領域を対処仕切れないで事故につながる確率が高くなる領域を言います

)
これを可能にする方法が「積極的荷重移動」走法です
積極的荷重移動とは何か
コーナーの入り口手前で曲がるための荷重を作る
その1、ブレーキング荷重
広い安全な場所で高速で直進し、曲がりながら、ブレーキングを強く踏むとアンダーステアになるか、前タイヤが減速を促し過ぎて素早くリアになり、テールがスライド(スリップ)状態になります
この後者の現象を積極的に使い、曲がるための車両姿勢を直線部後半で荷重移動させ、コーナーでは弱テールスライドでステアコントロールは0カウンターで立ち上がる技を使う場合
その2、車両を左右に振り、その振りっ返しを利用して、荷重移動を積極的に作る場合
ですねぇ~
この領域はクルマを積極的に操る領域で、「筑波の赤い彗星」が速かったのはこのためののセッティングと直線部分での超高速状態が必要だったのが、その頃の日記で直線部の通過速度が半端ない嘘のような記載がされていた理由でした
コーナーが速く立ち上がると直線部はもっと速くなる

速く出来るからコーナー手前でクルマをアグレッシブにコントロールし荷重移動を素早く行う
これが、私のクルマの後ろに付いた方々が口々にさーぱぱのクルマは「激しくクルマを振り回す」とか「ヒラヒラしながら曲がる」とか言う由縁でもあります

(当時の走りのネタばらしです

)
このように安全領域とコントロール領域

そしてパニック領域を克服する積極的荷重移動領域があることを感じてもらいたく日記を書きました


今、正直マイミクさんからNC型ロードスターであの走り(筑波の赤い彗星)を作ったら

と言われますが、無理と言います
何故なら、あの走りの大前提はセンターラインをはみ出さないで走る(これは筑波の赤い彗星のポリシーであり美学でもありました

)ことが大切でした
(それが証拠に右側のフロントタイヤの消耗が著しい(左コーナーは全開走行をしていた証拠でした


)ので、方向性のあるヨコハマのネオバをやめて回転方向性の無いブリジストンのRE11にしたのには、タイヤローテーションの自由度が高かったことも理由の一つでしたねぇ~

)
それは走行ライン(約2.7m)の中でクルマの挙動をおさめ、なおかつ荷重移動で曲がるとドリフト領域では、車両が対向車線にはみ出してしまう結果となります
(尚、筑波の赤い彗星のトラクションフィーリングのマイルドなビスカス式リミテッドスリップデフでは、0カウンター領域でしか最大限に仕事が果たせなかったのも理由の一つです

)
また、NC型よりNA型の方が横幅がコンパクトであるために、センターライン内でクルマのコントロールがしやすいのも最大の理由です
最後に筑波の赤い彗星号は先行後追いバトル時に先行し、朝日峠駐車場を出てコーナー2~3つ目で後続車が見えなくなると、タイヤをいたわるために、少し手を抜いていたのは、今だから話せる秘話でもありますねぇ~


Posted at 2015/01/05 06:07:09 | |
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