今回、日経電子版の取材で最後に聞かれ、オフレコを条件にお話した事について今回公開致します。
それは新型4代目ND型ロードスターの評価についてでした。
その回答は「非常に難しい質問ですねぇ~」と前置きをしてお話しました。
私がクルマを評価する基準は「比較基準法」と「単体評価法」の2つがあります。
我が家でのロードスター・スタイルのロードスター評価基準は3代目NC型ロードスターです。
それを「比較基準法」だけで見るとエンジンパワーで29馬力ダウン、車体重量はND型が990㎏に対してNC型は1100㎏(シリーズ1)で新型が有利に感じますが、パワーウェイトレシオではND型は7.55㎏/馬力に対してNC型は6.47㎏/馬力で加速に対しては3代目NC型ロードスターが有利ですねぇ~
また曲がるは「軽さが有利 」と言いますが、タイヤがND型は195/50R16に対してNC型は205/45R17(RSグレード)で対地設置面積はNC型が有利か同等だと思います。
尚、我が家のNC型ロードスターでは標準アルミに215/45R17を装着しています。
止まるに対してはブレーキキャパの大きなNC型が有利で全ての面でスペックやタイムデーターでNC型ロードスターが上回っています。
では、ND型はNC型を上回れないのか
真実は上回れません

と答えました。
しかし、新型ND型ロードスターを買い換える方々はロードスターとしてはNA型、あるいはNB型のシリーズ1の方々が大半です。
すると話は変わって来ます。
パワーウェイトレシオでNA型は7.61㎏/馬力(NA8Cシリーズ1)、NB型は7.10㎏/馬力ですのでND型の7.55㎏/馬力は妥当な線だと思います。
では今、私がこのND型ロードスターと出会っていたならと言う「単体評価法」で見ると、どうなのか
当初の発売当時のグレードでは買いたくない
理由はこだわりがダウンサイジングしかなく私にとってこだわりのエッセンスが薄いような気がしました。
そこで2000㏄エンジンを搭載してから買いますと答えました。(マツダ新型ロードスター、開発主査、山本主査に対して

)
しかし、山本主査や水落氏(ロードスタークラブオブジャパン代表で元マツダの方)によるとソフトトップ仕様では2000㏄は出さない。
また2000㏄を出すとしたら電動トップ仕様です。との事
私も彼女にプレゼントするだけの新型ロードスターだと思っていましたが、これが私の心をくすぐるグレードが出た
それがRSグレードでした
現車を見ると、アルカンターラ&ナッパレザーを使用したレカロシート(シートヒーター付き)
このシートはシートヒーターが付いていますが座面がアルカンターラなのでお尻が滑りにくいし、サイドサポート性も評価すべきものでした
また、足回りはビルシュタイン&大径ブレーキの装着に心そそられるものですねぇ~
これによりダウンサイジングをカバーする乗り手のこだわりが見えて来た気がしました。
このような新型ロードスターの質問に対するお話をさせて頂いたら、変態チックですねぇ~と笑われてしまいました。
後日、マツダにご挨拶のご連絡をしたところ、日経の取材でさーぱぱとして物足りなさや噛み合わなかったでしょう(笑)と言われ、その通りでしたと言ったら、再度、笑われました。
私はロードスターに対して変態チックなマニアだと再認識した1日でした




Posted at 2015/10/09 08:07:33 | |
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