いや、さすがに、もう寝よう。
でも、最後まで書いてみようか…
午前中に帰ると誓った妻と子は…
一刻も早く戻らねばと、下りのワインディングでは、登りの時と同様にアタックしてみる。こんなトコでクルマをツブしてもアカンので、徐々に、徐々~にではあるものの、だんだん楽しくなってきたゾこりゃ。
ブレーキングで車体がウネりだし、アクセルを踏むタイミングも早まり、調子に乗ってきたところで終わり。その後、中央に乗ると、渋滞はなくガラ空きだった。談合坂手前で事故の表示が出たため、メンバーにピンチ通信しょうかと思ったら、すでに事故車の撤去は終わったトコで、私はてっきりこの時期の中央は空いてるもんだと思っていた。
愛する家族のため、ケナゲに宿から休まずヒタ走り続け、昼前にたどり着いた談合坂でカミさんに連絡をすると…
「今、家族全員で小田原まで遊びに来てる。」
ほぅ、やるじゃねえか。本当に抜かりのないヤツめ。
で、スカーンと空いてしまった時間をどーしようかと思って地図を開くと、和尚さんが「宮が瀬経由がどうたら」と話してたのを思い出した。
何かが物足りない。それはエキサイティングなクネクネ走りだ。箱スカ・足スカあたりなら道もソコソコ知っているけど、この時間帯に行ってもしょーもない。宮が瀬あたりは、昔に林道を走った記憶があるけど、舗装路面でもイイ道があったような気が…としか覚えてない。
峠っちゅうてもWRCだよコリャ。
で、相模湖で降りて宮が瀬に突入。なるほど、こりゃナイスな道で、燃費走行はどこへやら。その後はさらにクネクネした道を求め、古い二輪地図で選んだのが「ヤビツ峠」。えらく狭い半林道としか覚えてなく、峠を越えりゃ椿ラインみたいなヘアピンの連続だったような気が…と、迷うことなく突っ込んだら、そこは林道。
ああ、思い出した。クルマにゃ苦しい車幅3~4メートルの狭苦しい半舗装路だった。
林道なので1とか8のナンバーの付いた幅広四駆も対向から来るワケで、ガードレールにギリまで寄せなきゃならん。初心者マークのパジェロが「通ってイイよ」と合図をくれるものの、片輪走行でないと通れない幅だったりで、長い距離をバックもしたが、それでも時間帯が早いのか空いており、わき水と砂利でタイヤも滑りやすいので意外に楽しい。
峠を越えると車線も広がり、バイクを待ち伏せして追っかけてみる。泥グチャのモトクロ馬鹿とか、ズタボロツナギのレーサー野郎だったら、1コーナーで消えてしまうのでパスしよう。
待つこと数分。キタキタ!なぜかリーンウィズで足を出して走るトレールバイクが。街乗っぽい装備から、今の私に持ってこいの先導役と判断。ハザードで先行させて行かせてみる。
ククク、思った通りに速すぎず、遅すぎずで塩梅がいい。いい具合にエキサイトしたところで246に突き当たり、峠セクションは終了した。
激マズキャラメル、その後
私がさっさと引き上げてきたためか、家内達も家に向かったようで、実家にはすでに到着していた。愛する娘・息子に「ただいま~、おとうさんでちゅよ~」と言ぅてみる。
無視かい。
なので、2歳半の娘をエサで釣る。「キャラメル食べるか?ホラやるぞ。」娘は渡されたジンギスカンなキャラメルを食べた。至ってフツーに。さらに2個目を開ける。この子に料理家の才能はないようだ。へーきで中性洗剤で米をとぐよーなギャルになるかもしれん。しかし、次の一言が恐ろしかった。
「おじいちゃんと、おばあちゃんに あげるの!」
おまえ、そんな鬼畜な事を…
「おとうはんと、おかあはんも 食べるの!」
なぜソコでキレる?
「ゆうちゃん(10ヵ月のオトウト)にもあげるの」
ゆうちゃんはまだ歯がないんだよ…
「ジャスコで売ってる。」
そうか、最近は何でも売ってるんだね。ジャスコには。
この笑いのセンスは私も脱帽だが、父ちゃんのようになるなよ、我が娘よ。頼むから。ねぇ。
それはともかく、いつか、あの美しい信州の景色をこの子達に見せ、そこで私が出会ったような人たちが、この子らの周りにも現れることを父親として願いたい。確かにそう思った。
(オシマイ)
ぐ~…
Posted at 2005/11/01 03:29:45 | |
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たのしいじだうしゃ | 日記