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イイね!
2012年10月26日

道の駅巡り(岩手県沿岸縦断)その4 宮古市田老地区

 R455経由で再びR45に戻り、山間を少し走ると左側の風景が開けた場所に道の駅「たろう」があります。

 この施設は標高が高い場所に位置しているため、緊急時の拠点として機能するようバックアップ電源等が充実していると聞いたことがあります。
 ただ、土地が傾斜しているのでドアを開けるときには注意が必要です(^^;

 ここでは反対方向から走ってきた綺麗なGC10スカイラインと出会いました。うちのシャトルもこういう風に綺麗にしたいなぁと思いつつ施設内に入りましたが、建物内をオニヤンマが。

 この日はまだ暑かったので開け放ったドアから飛び去っていきましたが、ちょっとビックリしました(汗)

 次の目的地の時間の都合があったのでソフトクリームをぐっとこらえ、野菜や土産物をちょっと購入し、更に南下します。

※ お断り
  これ以降被災地の画像をいくつかアップしています。














 徐々に標高を下げていくと田老地区の中心部に入ることになるのですが、向かって右側に家並みが見えてくるとともに、川を跨ぐ橋の手前にはこのような看板

((昭和8年)三陸大津波ここから)
があり、川の左岸山側には仮設建物のコンビニが建っていました。

(プレハブ造のコンビニ)



 そしてこの橋を渡ると風景が一変します。
 国道自体は水産庁、旧田老村及び旧建設省が十字に設置した防潮堤の奥(「十」の左上部分)にある市街地を走っているのですが、外側の堤体(「十」の右腕)は破壊され、奥側に位置する堤防をも超えて津波が襲ったため町のほぼ全域が被災し、特に十字の右上部分にあたる地域は壊滅的な被害を受けました。

 これは川の右岸側、防潮堤(右下に少し見えています)最北部付近から田老漁港方向を向いたものですが、中央に見える「たろう観光ホテル」は津波をまともに食らい、低層階は骨組みを残してすべて破壊されてしまっていることが解ります。(実際には3階も外壁以外は破壊されています)


 こちらは田老漁業協同組合の建物で、機能回復しているようですが、道路より海側の木造建物は基礎を残して姿を消していました。


 平成22年8月末の夕暮れ時にこの地を走ったときには、私の前をホンダストリーム(初代初期型の白色)が走っており、この漁協(当時は道路沿いの建物の影になっているため見えていないはずです)がある交差点を少し過ぎると左側に金融機関があり、その次かもう一つ先の交差点南東側角地にパン屋さんかお菓子屋さんがあったはずで、「今度機会があったら行ってみたいな」 と話したはずの場所ですが、その先で見えた防潮堤と右側に見える山の稜線以外全く面影がありませんでした。

(2年前の風景)

(今回走行時の風景・・・)

 シャトルかその前に家にあった初代シビックかまでは思い出せないのですが、小さい頃に龍泉洞を訪れたときに田老町(当時)内の民宿に泊まった記憶があるのですが、完全に思い出の中だけのものになってしまったという事実で胸が痛くなりました・・・。

 そんな街中を抜けると三陸鉄道の田老駅が右側に見えてきます。

(平成24年9月現在の田老駅)

 我々はここから二つ先の一の渡駅を目指しました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2012/10/26 22:13:20

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この記事へのコメント

2012年10月26日 22:25
こんばんは。
思い出の中の風景が、ある日を境に全く消えてしまう・・・。
実際に見ると、たまらないでしょうね・・・。
コメントへの返答
2012年10月27日 20:49
こんばんは。

私の場合は田老地区に関しては1旅行者の立場ですが、それでもかなりの衝撃でした。

そこで育った方やそこに住んでいる方々のこころの傷の深さは我々の想像を絶するものだと思います・・・。
2012年10月26日 23:00
こんばんは

NHKAM10:45くらいからやっている番組を見ると(ちょうどジムのトレッドミルで歩きながら見てます)本当に涙が出てしまい汗を拭くふりをして涙を拭いています。
東京では3.11の思いが風化してきているような気がしますが、私は近くのコンビニを見るたびに震災後の食糧不足を思い出し、あの時コンビニに殺到した情景と今不景気で売れ残りの整理をしている状況のギャップに心を痛めます。
燃料もそうでしたね満タンにするのに20キロは走り回り結局近場に満タン給油可能な店がありましたが178/㍑と高額でした。
今月から無職ですが何か復旧復興のお役に立ちたいと思うこの頃です。
コメントへの返答
2012年10月27日 21:06
こんばんは。

私は仕事柄それこそ様々な映像、写真を見る機会があったのですが、実際に津波に遭遇された方の話は正直理解できないようなことが多いです。
また、仙台で生まれ育った家人は、まだこの手の番組や書籍等を見ることができません・・・。

のど元過ぎれば・・・ではないですが、こちらも津波で被災した地域以外は同じような状態かもしれません。
特に青森は東日本では揺れの被害が少ない方なので、その傾向は強いと思います・

ふつうに経済活動をしていること自体が復興支援ですので、いつもどおりの生活で☆
2012年10月26日 23:57
被災地の写真を見ると、体がすくんで未だに夢に見るという人の話を知っています。
被災地の姿は、本当に二度と見たくないと言う気持ちもわかりますが、決して避けられない現実の姿です。

いつか被災した方達全てが現実を受け入れられる日が来たらいいなと思います。

でも、あの光景は忘れられませんからねぇ(>◇<)
無理に忘れなくても、現実として受け入れられればそれで良いねかな?


あれ、道の駅の話でしたね。
スイマセン(^_^;)
コメントへの返答
2012年10月27日 21:16
直接被災したわけでない家人でも、被災した地域に住んでいた友人や当時の仕事のお客さんのことを思いだし胸が苦しくなるそうで、なるべくその手の番組や画像等を避けるようにしています。
それが実際直接そこで被災した人であればいうまでもないですよね。

冷静に記録に残し、後世に伝えていく、残酷なようですが、それも今を生きる私たちに課せられた重要な使命だと思い、今後仕事をしていきたいと考えるようになりました。

今回は道の駅がサブの目的になってしまっています<(__)>
2012年10月26日 23:59
こんばんは(^.^)

風化させない気持ち・・・大切だと思います!

TVでは、最近めっきり取り上げてないですからね。
(現金なものです)
コメントへの返答
2012年10月27日 21:28
こんばんは(^^)

どこまで被災地の画像を載せるべきかを悩み、今の時期になってしまいました。

この震災による被災地もそうですが、翌日の長野、新潟の地震、その後立て続けに発生した和歌山等の水害についても、まだ復興の見通しが立たない場所があるということを忘れずにいたいと思います。
2012年10月27日 0:10
こんばんは。

いわきも海べりの地域の風景以外は、すっかり3.11以前の日常に戻ってるように感じるんですが、ふと海べりの地域に行くことがあると、ガラっと景色が変わってしまうんですよね。
わたしみたいに、生活範囲が津波被害のあった箇所から比較的離れてたものは、もうこのギャップに慣れ始めてるんですが、そうでない方の中には、まだこのギャップを埋められない方も多いのだろうと思ってます。
コメントへの返答
2012年10月27日 21:33
こんばんは。

青森も津波で実際に被害を受けた地域以外はほぼ震災前の日常に戻っていると思います。
なので私もテックとらさんと全く同じ感覚で、仕事(うちの会社の営業所もいくつか津波を食らっています)で八戸港等の実際の被災地を訪れると、改めてその傷の深さを感じてしまいます。
おっしゃるとおり、皆さん御指摘のとおりそのギャップに苦しんでいる方がたくさんいらっしゃるという事実を忘れずにいたいものですし、そのための支援については、地域だけでなく国としてもっと力を入れるべきだと思っています。
2012年10月27日 0:24
こんばんは♪


思いでの地だとなおさら辛いものがありますよね……



元気に飛び回ってるトンボは何も知らないんでしょうね……
コメントへの返答
2012年10月27日 21:37
こんばんは(^^)


正直理解できない、いや理解したくないというのが正しいかもしれません・・・。
2012年10月27日 0:45
こんばんは。
今回の画像は胸が痛いです。知人の息子さんが亡くなった近くかと…
NHKワールドの英語放送版で、上の方がおっしゃる番組を時々見ています。皆さんのお姿に感動します。
コメントへの返答
2012年10月27日 21:39
こんばんは。

辛いことを思い出させてしまったようで申し訳ありません<(__)>

実際に被災した方の姿を見ると、人は一人では弱いけど支え合うことができれば強いのかもしれない、とこちらが希望を与えられてると感じています。
2012年10月27日 23:30
自分の場合は震災後数か月後に以前住んでいた名取地区から岩沼海浜公園へ行ってみましたが、浜辺はドブ臭が漂い、以前エクストレイルで走り回った浜辺の変容と海浜公園事務所の変貌に頭をがつんと食らったものです。やはり当時の景色で記憶が止まっている人間には酷な変貌ぶりでした。

ただ、以前住んでいた時には津波のつの字も聞いたことがなかっただけに、荒浜地区の方たちを含めて海岸沿いに住む方たちはまさかこんなことになろうとはと思っていなかったと思います。 被災画像を見ると複雑な気持ちになりますね。
コメントへの返答
2012年10月28日 1:19
私はちょうど半年後に仙台塩釜港~名取閖上~仙台空港を走りました(フィアット500のフォトギャラにしまい込んでいます)が、仙台在住時に家人と閖上までドライブしたときや、仙台塩釜港や貞山堀を視察した際の記憶とのギャップに今なお混乱しています。

以前から仙台平野のかなり内陸まで津波が襲った、という伝承は一部の人が知っていたレベルだったと思うのですが、平成10年代中盤から本格調査が始まり、震災の前震の頃に「貞観津波レベルの巨大津波が500~1000年周期で襲う」という調査結果がテレビで報道されていた記憶があります。

これがもう少し早ければ、地震がもう少し遅ければ、とその学者の方が非常に苦しんでいるとのことですが、この事実を含めてとても辛いですね。

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「@ひでニイさん 大船渡の2件目は同落とし前をつけるのでしょう。刑法上は問題なくとも民法上では確実にアウトなので…」
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