miracle_civicのブログ一覧

　連休を利用して山形県の道の駅（ついでに新潟県も）を巡っていたため前回から時間が空いてしまいましたが･･･

　旅の最終目的地である立佞武多（たちねぷた）の館に到着しましたが、まつり最終日ということもあり凄い人出です。
　建物外観の写真を取り忘れましたが、この展示館は立佞武多の格納庫としての役割も果たしており、出陣する際には展示室内にある螺旋状の通路の一部を跳ね上げ、こちらの展示室とお土産コーナーとの仕切り

と外につながる大きなガラス戸

を開放し、そこから３台が出入りしています。

　この巨大なねぷたは明治～大正前期に最高潮を迎え、約２０mの高さを誇るため近隣の村からも見えるとまでいわれていたそうですが、電化＝電線路の発達により廃れてしまい、その後発生した五所川原市内の大火により設計図などの図面が全て消失してしまったと考えられていました。

　しかし、今から２０年ほど前に偶然台座の寸法図や設計図が発見され、わずかな手がかりとなる写真を参考に有志により手探りで復活させられました。
　最初は河川敷で展示され、最終日に火がかけられましたが、数年後に五所川原市が全面的にバックアップすることとなり、市街地の電線地中化を進めることで80年ぶりに市内を練り歩くことが出来るようになりました。
　五所川原に限らず各地のねぷた、ねぶたは年々大型化していくわけですが、戦後現在の形となった青森ねぶたまつりの山車の場合は、電線路を避けるために土台（提灯より下）の高さが切り下げられ、比較的広い道路のみを運行することもあり、横幅が広がっていくことで現在の形状になっています(規制があったと記憶しています)。

（参考：今年の青森ねぶた）
　御覧のとおり引き手は屈まなければいけません。

　青森ねぶたは1年ごとに新調されますが、五所川原のものは３年使用され、最後の年に河原で火をかけて天に帰って行く形態をとっており、現在は次の３基が鎮座しています。


（H23制作：「義経伝説　龍馬渡海」）

（H24制作：「復興祈願　鹿嶋大明神と地震鯰」）
　こちらは東日本大震災の鎮魂・復興祈願をテーマに作られたもので、個人的には現在の３基の中で下から見たときの見栄えがしていると思っています。

（H25制作：「陰陽　梵珠北斗星」）

　このあとは道路が封鎖される前に青森市に移動しましたが、

警備の応援のためかパトカーと多数すれ違いました。これはたまたまジムニーですが、以前はダイハツロッキーが交番用のミニパトとして使われていたことがあります。


　今回の行程ではとても暑かったためエアコンを常時作動させたままでしたが、燃費は150kmほど走行してリッター14.2kmでした。
　何とも調子は良いのですが、その分５月頃から放置状態のプレリュードのことが気になってきました･･･