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green_openmindのブログ一覧

2020年07月26日 イイね!

10振動の時計って必要?

10振動の時計って必要?今、機械式時計の主流はまず間違いなく8振動です。
これは汎用機械がほぼ全て8振動(ETAにせよ、セリタにせよ)であり、各ブランドが独自開発した、と言う機械もほぼ全てが8振動ですから、間違いないでしょう。

そんな中で、いまだに10振動の機械を作り続ける、あるいは酔狂にも新しく作ってくるのはZENITHとSEIKOくらいなものです(笑)

ただ、現在新品で手に入る10振動時計、ZENITHならエルプリメロ搭載機、SEIKOならGrandSeikoに搭載している9S系、ではその成り立ちが微妙に違います。

もちろん前者はクロノグラフ用ムーブメント、後者は3針用ムーブメントという違いはありますが、それ以外にも、エルプリメロは開発されたのが1969年でその後も基本的には同じものを改良し続けて現在に至っているのに比べ、9S系はSEIKOがかつて展開した45系などの10振動ムーブメントを一旦やめてしまい(クォーツ時計にシフトしたため)、最近になって新たに開発し直した機械です。ですから、極端な言い方をすれば、エルプリメロはクォーツ登場前で精度を追求するために10振動化したが、9Sはその限りではない、と言えます(自分の独断も入ります)。

3針時計の場合、振動数は絶対的な優位とはなりません。
そもそも精度を追求するのに10振動は避けて通れないか、と言えばそうでもないからです。現に機械式時計として圧倒的な精度を追求しているとされる雲上ブランドやROLEXでさえ、10振動に頼らずに普通なら8振動、さらに雲上クラスならロービートとされる6振動でも精度面でトップクラスのものを展開しています。これは精度という指標は振動数以外に各パーツの製作精度や材質、構造など多くの要素を盛り込んだ結果達成されるものなので、10振動“だけ”が高精度の決定要素ではありません。それでもSEIKOが10振動の機械を出してくるのは、独自性追求によるマーケットチャンス獲得と、SEIKOなりの精度追及の姿勢だと思います(スイマセン、悪いって意味ではなく、こうした動きも嫌いではありません)。

そう考えると、雲上クラスの様に超がつく高級なパーツをふんだんに使い、高精度を出すことと、そこそこ高級な部品を使って高度な機構を活用して高精度を出すGrandSeikoのやり方は、プロセスこそ違えど到達した高精度はほぼ同水準ですから、どこが気に入って購入するかはまさにユーザー次第ですね。

一方、クロノグラフ用ムーブメントでの10振動は3針とは違います。
10振動だからこそ、10振動にしかできないメリットがあるからです。これはもちろん1/10秒が測定出来る、という点に尽きます。これは精度とは違い、絶対に克服できない差です。だからこそエルプリメロというムーブメントは誕生以来50年以上も市場において支持され、現在に至ってもブランド価値を失わないわけです。ただ、ZENITH社の方針で他社への供給が非常に少ないため、大きく進化を遂げることなく、また独自バリエーションも限定的なため、その進歩は緩やかです(だからこそ良い、って意見も少なくないですが)。正直言ってエルプリメロはその出自から言っても高級な機械ではなく実用を極めた機械ですから、機械の美しさという観点では雲上クラスのクロノグラフには敵いません。ですが独自性では突き抜けた存在ではあります。

と色々語っても、結局は機械式時計なんざもはや時代遅れの前時代の、復古懐古的な精密機械です。だから全ては趣向の世界ですので、あれこれウンチク言ったって色々な意味でAppleウォッチには敵わないでしょう(まぁ、カテゴリー的には違う商品かも)。

でも、だからこそ時計は人を惹きつける魔力を持っています。要らないけど欲しくなる、変な“モノ”です。

そんな機械式時計で、10振動は必要か、という切り口なら自分は以下に考えています。

・クロノグラフなら10振動は必要度合いが高い。でも10振動だけで絞ると商品バリエーションが少なすぎるので、8振動の魅力的な時計達も捨て難い
・3針なら10振動は絶対ではない。でもセンターセコンド式の3針であれば、秒針の動きのスムーズさは10振動ならではであり、プレミアム感を感じる。特にフェイスが大きめの時計ならより顕著。逆に言えばスモセコなら小口径ゆえそのメリットはほぼ感じない。

とそんなこんなで、また10振動時計を漁っていたりします・・・(ははは)

Posted at 2020/07/26 14:34:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 時計 | 日記
2020年07月19日 イイね!

新型コロナウイルス感染予防と機動戦士ガンダムの関係性?

ハイ、いきなり無茶な関連付けです(爆)

初代ガンダムは多くの方が見れらているかと思いますが、あの時代にここまで描ききったアニメはない!との視点からしても、画期的な作品であったと思います。

まぁ、こうした論評はすでに多く出されているので、今更追加で出すのも憚られるのですが、まぁ、おひとつお付き合いください。

TVシリーズの第3話で“敵の補給艦を叩け!”と言う話があります。
これは主人公のアムロらが突然来襲したジオン軍のエースパイロットの赤い彗星シャアに襲撃されて、成り行き上そのへんに転がっていたガンダムに乗り込んで戦う、って言う全体の流れのかなり最初のほうの話ですが、物語が始まってすぐに、運も手伝って主人公アムロは襲ってきたジオン軍を返り討ちに遭わせ、結果的に赤い彗星のシャアは手持ちの戦力をすりつぶしてしまい、上司に補給をお願いします。この3話では、その補給の最中、主人公達がそれまで襲われる一方だったのを一転して攻撃を仕掛ける、と言う局面が描かれた話です。

それまで圧倒的に強大だった攻撃側の赤い彗星シャアでも、補給を受けている最中は思いっきり弱点を晒しているわけです(当たり前ですね、なんせハッチ開けて補給物資を運び込んでますから停止している上に防備もできない)。
ここに主人公らが襲いかかり、結果的に補給艦を撃破し、補給をかなり妨害した、という結果になっていました。

で、なんでこれと新型コロナウイルスが関係すんの?

となりそうですが、ここは考えどころですよ(まぁ、こじつけですが)。
いくら普段マスクなどで一生懸命防御していてもその防御が弱くなる瞬間があります。補給、すなわち食事時ですよ!食事するにはどうしてもマスクは外す必要がありますから、その間は経口、経鼻的にウイルスが侵入する危険性が高まります。あの赤い彗星のシャアだって徹底的に叩かれたんですよ!?そりゃニュータイプでも無い我々一般人はそれこそひとたまりもありません(もう論理めちゃくちゃ)。

何が言いたいかと言いますとね、食事時って本当に要注意だと思うんです。
でももちろん絶対行くな、とかじゃありません。食事という行為がどう言う状況かよく理解し、どう行動せにゃいかんかを改めて考えて欲しいと思うのです。

仲間と楽しく食事したり、交流としての飲食はいろんな意味で意義深いので、自分だって大好きです。でも、今の状況はそれを無原則に称賛できる状況ではありません。

色々と息苦しい状況ではありますが、自らを守る意味で、何が良いか悪いかをよく考えていく必要があります。
Posted at 2020/07/19 12:58:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 医療健康 | 日記
2020年07月19日 イイね!

いよいよ実戦配備へ〜しかし梅雨だと使いにくい

いよいよ実戦配備へ〜しかし梅雨だと使いにくい先日報告しましたOHから戻った36000ずの時計達・・・・

こうしたOHなどから戻ったら自分はすぐに使わずにまずは初期稼働チェックを行います。特に精度面では今後の実使用を考えた場合、調子の良し悪しを把握するためにもまずは初期値の把握が必要です。

まぁ、これは仕事柄、というかなんと言うか・・・(苦笑)

今回もまずは精度確認を行なっています。もちろん到着時の機能チェックとして竜頭操作の違和感、動作、針動きのスムーズさなど、一通りのチェックはしています。

精度チェックは通常なら実装での誤差確認と行きたいのですが、在宅頻発に加え、ずっと雨ばかりのため、装備して出かけるのは非防水のこれらにはリスクがあるので、やむなくほぼ平置き(在宅中は一応装着)と、いつもよりややソフトな測定環境ではあります。まぁ、非防水なんで雨には気をつけてね♪とショップオーナーに優しく注意されてたのを忠実に守りました(笑)。

その結果・・・・

・45GSは5日間で+2秒と驚異的な精度
・LM36000は6.4秒/日とこれもクロノメータークラスの高精度

が判明しました。
GS規格やクロノメーター規格の精度測定方法とは違う簡易な方法ですが、自分は実使用のために購入している以上、自分の生活スタイルに近い方法で調子を測るのが正しいと考えているので、こう言う方法をとっています。

今回のOH依頼に際し、作業後の連絡の中でショップオーナーが

精度面ではかなり追い込みました〜

と言われていたのですが、まさかここまで追い込んできたとは・・・・(驚愕)
これが50年ほども前のアンティークとは思えませんね。元々機械の質の高さが評判であったこれらの時計を選んで買ったわけですが、正直少々不安がありました。実生活使用に耐えてくれるのかなぁ、と・・・・。
でも、それをかき消すような、愛好家間の評判以上を裏切らない性能を出してくれるのは大変ありがたいし、一度は他ショップで見捨てられたもの(45GSのほう)をここまで復活させてくれたケイアイウォッチ金子店長にホント感謝です。

自分は今までリスク覚悟で安めのアンティークを買ってきましたが、正直精度面には寛容にならざるを得ませんでした。求められるものではないと・・・・。
しかし今回の経験で頼れるショップを発見できました。今後の自分の時計選びにこれは大変重要で、名品と呼ばれるアンティーク時計も安心して選ぶことができるかもしれません(次はZenith Cal.135行きたいっ!)。

あれっ!?時計もう買うのやめるんじゃなかったっけ・・・(爆)

自分の持つ時計の中には調子がイマイチでお休み中の時計がまだまだあるので、また金子店長に泣きつこうかなぁ、と思ったりしています・・・

梅雨で雨ばかりで陰鬱な、また業務が極めて多忙で在宅でも家族が心配するほど働いていたここ数日でしたが、左手の相棒が相次いで復帰してくれてほっとしました。
Posted at 2020/07/19 11:19:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | 時計 | 日記
2020年07月12日 イイね!

入院先から戻ってきました、時計達が・・・

入院先から戻ってきました、時計達が・・・随分前に購入したと記事にしていたアンティークSEIKOの10ビート機(45GSLM36000)たち・・・

喜んでインプレなんざ書いていましたが、その後しばらく静かにしていたのは入院させていたからです。

作業をお願いしたのはアンティーク時計、特にSEIKOなどの国産アンティーク時計修理経験が豊富なケイアイウォッチさんです。

こちらのお店はひょんなことから知ることになったお店なのですが、気軽に相談に乗ってくれて、また説明や作業見通しも大変的確だったので、信用できると考え2台ともOHをお願いしました。

ただ、今回のOHについてはちょっといろいろ紆余曲折がありました・・・

まず45GSなのですが、ヤフオクでそこそこ良いお値段で購入したのは、外装の美麗さが決め手だったのですが、正直言って失敗に近いものでした・・・。
綺麗なのはまぁ満足なんですが、何しろ購入段階で不具合があり、しかも説明になかった7時位置ラグ末端にちょっと目立つ打ち傷(これは研磨では消えないレベル)がありました。
このうち不具合とは竜頭操作時の結構な引っ掛かりでした。これは到着時気になっていたのが徐々に悪くなり、またGSにしては日差が大きい(+40秒/日くらい。自分的にはいくらアンティークでも日常使用に耐えないと判定するレベル)など、OHせざるを得ない、と思い、あるショップに相談しました。

すると・・・

なんと部品がないから修理不能!と言われてしまいました(涙)
それで困った挙句、ダメ元でケイアイウォッチの店長に相談してみましたら・・・・
なんと不具合と指摘された部品を中古で準備できるとのこと・・!
これはありがたい!と即断し、OHと不具合回復を依頼することになりました。
その際、ついでにちょっと気になっていた秒針の動きのぎこちなさも改善可能なら直して欲しいと依頼させていただきました。

また、LM36000の方は・・・・
こちらは調子がいいには良いんですが、ちょっと遅れ気味なのと、外装に傷が多く、OH歴も不明なため、今後のことも考え(いつ不具合が出て部品がないとかなるかも知れないし)、合わせてOHと外装軽磨きをお願いした、と言うわけです。

で、久しぶりに戻ってきた36000くん達ですが、もちろん極めて快調です♪

ただ、残念ながら45GSの針のぎこちなさはどうにもなりませんでした・・・
これはいろいろやって頂いたのですが、残念ながら改善しなかった、と店長さんが申し訳なさそうに言ってこられて、かえって恐縮してしまいました。45GSの機械(4520系)に詳しい時計師さんにも相談くださったようで、その方曰く、どうしようもない機構的な問題、とのことです。一連の説明は自分も納得できましたし、前述の時計師さんの動画での説明も納得できるものだったので、これはこれで良いと最終判断しました。

と、相次いで購入した36000くん達ですが、どちらも気に入ったものの、こうしてOHもやった上での判定では、残念ながらどちらも満点にはほんのちょっと足りない、どちらも95点くらいかな、と思っています。

普通に考えればどちらも名機と呼ぶに相応しい、良い時計ですし、自分の持つ時計の中でも上位陣間違いなし!なのですが、自分の理想にほんのちょっと届かない、感じです。一言で言えば・・・

・45GSは機械が綺麗、かつケースの出来が素晴らしいが秒針がぎこちない
・LM36000は秒針の動きは素晴らしいが、機械の美しさと躯体の洗練度合いが今一歩

どっちも本当にイイ手巻き時計なんだけど、なかなかうまくいかんですなぁ。

なお、今回のOH原資はかの給付金で賄いました(でも余ってる!)。
実はこの給付金は結局は国が借金して給付したものですから、国内の経済活動に寄与することが必要!と思い選んだ使い道でした。中古とは言え国産時計の、しかも国内の時計師さんへ依頼するんだから、全部国内に落っこちているはず・・・(^^)

今回のOHに関してはケイアイウォッチさんのサイト内に動画でも紹介されています。


Posted at 2020/07/12 20:25:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | 時計 | 日記
2020年07月08日 イイね!

グローバルチーム

グローバルチーム来年以降の5年間の活動を考えるためのタスクフォースがいくつか組織され、とあるチームの日本担当となりました。ヘッドは米国在住のため、ここしばらくはその活動のために電話会議が頻繁にもたれる予定です。

欧州からも日本以外のアジアからも参加者があるため、誰もが参加しやすい時間に会議、ということで概ね日本時間夜8時とかからの会議になる見込みです。

ということで、しばらくはGMT時計もアメリカ東海岸(EST)に合わせ、セットしておくことになります・・・

しかし・・・

取り組むネタはあっしはめちゃくちゃアウェイなネタなんですがね(爆)
Posted at 2020/07/08 21:36:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 仕事 | 日記

プロフィール

「@heads555 懐かしい、4311…
この時代のJBLってほんと憧れました。小さめの箱に重めのコーン紙を強力な磁気回路でパワフルに駆動するウーハーをマウントし、絶妙な設計の共鳴周波数のバスレフ箱に仕立てて…。実はミッドレンジがまた銘品なんですよね←女性ボーカルが艶やか」
何シテル?   05/30 07:24
静岡県某所でカプチ&RX-8改めCIVIC Type R(FL5)を所有しとります♪ カプチは購入後青空駐車→フルボディカバー→簡易ガレージ→自作木製ガレー...
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