大樹

今日の午後、青空と雨雲のミックスされた空を眺めながら、20年程前から時々訪れている神社へと訪れてみました。

小さな地元の方しか訪れないような神社なのですが、まだ若い頃に周辺の道を車で走りながら、風景を眺めていると黄色く色付く大きな二本のイチョウが目に入り訪れたのが初めてでした。

それから、訪れる回数は年により異なりましたが、時々訪れております。

樹齢は、400年を超えるようですが、鳥居の両脇に並んだイチョウは、夫婦イチョウと呼ばれており、正面から見て左のイチョウには、どうやってできたのかわかりませんが乳房のような形の幹があります。

どちらも巨木で、秋になると多くの黄色く染まった葉を落として綺麗な空間を演出してくれとても美しいのですが、今日は、まだ緑色の葉が多く茂り、衣装替えは、これからのようですね。

訪れる都度、大きな幹に触れると、何んだか優しく語りかけてくるようで、これまで多くの歳月の中で、接してきて人間を自分の子供と思ってくれているのでは、と感じてしまう程

小さな境内では、数百年の時を経過しても幼子の遊ぶ姿をイチョウたちが見つめているようで、暖かな物をに触れているように感じてしまいます。

大樹と呼ぶに相応しい樹には、優しくて逞しい何かを感じるので大好きな存在ですね。