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第5回関西物流展に行ってまいりました。

日本の大きな物流展といえば、
以前は数年おきに東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展でした。

そんな中、関西での物流展開催が望まれていたのか
2019年11月にインテックス大阪で第1回関西物流展が開催されました。

物流業界に在籍して◯年、
物流展は是非とも行きたかった展示会が関西で開催されるということで、
第1回の直前に代理店に無理言って招待券を送ってもらった記憶があります。

この手の展示会は招待券が無ければ5,000円の入場料が必要ですが、
招待券があれば無料で入場することができます。

若し、インテックス大阪で開催される展示会に参加したい方がいらっしゃいましたら
招待券は3枚送られてきますので、
その中の一部をお譲りすることは出来ます。
応募者が多数の場合は抽選になるかもしれませんが、
お気軽にお問い合わせいただければと思います。

因みにこの展示会は商談の場という事で、
18歳未満は保護者の同伴だとしても入場不可です。
確かに、社外との商談をする場に18歳未満を同席することはありませんよね^^;

ただし、物流系を選考している大学生の入場は可能です。

しかも、一度来場すれば名刺情報が主催者側へ渡るので、
展示会のたびに会社へ個人宛に招待券が送られてきます。

という事で、第1回関西物流展からコロナ禍の中でも毎年開催されている展示会に
毎回行っておりますので今回が5回目となります。

因みに、インテックス大阪では物流展以外の展示会も開催されておりますので、
今年はインテックス大阪に行くのは2回目となります^^;

展示会は、特にエンジニアとして成長できそうな物流展は
毎回何らかの刺激を受けるので楽しいですね(^^)

画像に写っているのは、
2023年の第4回関西物流展には間に合わなかったのですが、
その後にデビューした自動倉庫となりまして
Rapyuta Robotics ASRS（Automated Storage and Retrieval System）
となります。

以前からオンラインでデモをさして欲しいという連絡を頂いていましたが、
関西物流展で実機を見させて欲しいと要望を出していましたので
実機を見れてとても嬉しく思いました。

でも、欲を言えば2段目以上の場所でロボットがもっと動くところが見てみたかったですね。

自動倉庫といえばAutoStoreがありますよね。

AutoStoreは2年前の関西物流展でウチの社長に呼ばれて参加して話を聞いて、
概算見積まで頂くことができました。

動くものって高いのですね(-_-;)

一方、Rapyuta Robotics ASRSは構造物をアンカー打ちする必要がなく、
スモールスタートを行うことができつつ、
増設は職人でなくても行うことができますので
スケーラビリティに優れるという特性があります。

しかも、AutoStoreと比べて7割程のコストで導入できるとか・・・

Rapyuta Robotics ASRSがデビューした直後はメンテナンスプランが整備されていませんでしたが、
今回の関西物流展ではコストとメンテナンス間隔を伺うことができました。

Rapyuta Robotics ASRSとAutoStoreを単純比較することは出来ず、
前者は床の上のロボットが走るので、
高さによっては建ぺい率の計算に入るとか・・・
後者は床は地面だけでその上にビンを置いているので建ぺい率はイケるとか？

他にも
IHI物流産業システム Skypod
も出店しておりましたが、昨年と比べて規模感が小さくなったのが残念に思います。
とは言うものの、ロボットの動く速度は今まで見てきたASRSの中で最速に思います。
こちらはRapyuta Robotics ASRSともAutoStoreとも異なった設計で、
ロボットが自分で上に上がると言うのがとてもおもしろく感じました。

前者は上下するエレベーターを設置する必要があるのに対して、
後者はラックの上をロボットが走ってビンを取り出すという方式なのですが、
IHI物流産業システム Skypodは通路をロボットが走るのですが、
ロボットがラックの間を上下するという異なった設計思想というのがとてもおもしろく感じました。

いずれもGTPに当てはまるのですが、
正解がないというのがとても面白いですね(^^)

自動倉庫は今ではASRSと言われることが多いと思いますが、
これはGTPと言われる方式に拠るものとなります。

GTP = Goods to Person

商品を人間が拾いに行くというのではなく、
商品を人間が居るステーションまで持ってくるという事で
機会は機械の得意な分野を担い、
人は人の得意な分野を担うという事にあるかと思います。

また、機械であればメンテナンスの必要はありますが、
24時間稼働させることが出来ることから
初期投資の回収までの期間を短くすることも可能になります。

単純計算で1日8時間稼働させる道具と、
1日24時間稼働させる道具を比べると
後者のほうが1/3の期間で初期投資を回収できますからね。

しかも、人間であれば夜中に働くことに対して・・・がありますが、
道具であれば夜中に働いても文句は言いませんからね。