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CatDogの"Escu Dog" [スズキ エスクード]

整備手帳

作業日:2017年2月13日

クロカン完全四駆規格 初代エスクードTA51W

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 12時間以上
1
1.ラダーフレーム構造とリジットの脚
車体は水平だが左車輪は下に降り、右車輪
は上がっている。これがリジットの車軸だ。
左右輪が1本棒で繋がっている。
乗用車は、すべて独立懸架である。最近は
四駆も独立懸架が多くなった。
リジットでフレーム式なのは、国産ではランクル・ジムニーのみ。中間には1台もない。
*この初代は、その1台だったが・・。
2
リジッドは悪路に強いが、平坦路では乗り心地
は不利である。写真はジムニーラダーフレーム。
ラダーは、梯子。駆動系がセットされて、ボディ
なしでも走れるのだ。*写真はネットより
ラダーは、多少ねじれても歪む事はない。
ボディは、歪むがすぐ元に戻る。モノコックは
歪みにくいが、一旦歪むと元に戻らない。

画像1のバンパーが左に下がっているのは、
バンパーがフレームに、接合されているからだ。
3
2.四輪駆動システム
古式なパートタイム四駆。路面が滑ったら切替える。センターデフがないので通常は2駆駆動だ。
切替は、左下の四駆切替シフトで行う。
更に駆動力が、2倍になるローモードもある。
Highモード四駆なら、走行中切替可能だ。
フルタイム四駆で、センターデフロックがないものは、
1輪がスリップすると全輪が止まる。
パートタイムなら、1輪が空転しても前後どちら
かの2輪で走れる。
4
3.世界にも稀なサスペンンションシステム
前後ともスプリング別体式のストラット式。
後輪のリジットの車軸中央に、馬蹄形アーム
の両脇が固定してある。アームの反対側は
フレームにボルト止めである。A型アーム式と呼ば
れ、左右の車輪が自由自在によじれる。

世界でもレンジローバーと、初代エスクのみの
珍しい特殊な方式だった。
5
標準車で、この柔軟なサスペンション。
後輪の動きは、ジムニー以上とも言われた。

しかし、走行の大半を占める舗装路では
不利な事もあり、初代限りの脚となった。
*リア車軸支点が定まらず、不安定になる
との事だが、通常走行では不安はない。
乗り心地は、スイフトより大分劣る。
*テールランプをこの後、純正新品に交換した。
6
4.質実剛健
標準ではラジオもねえ、テレビもねえである。
オーディオ5万-、アルミホイール15万-、フォグランプ
5万、スペアタイヤカバー5万、リモコンキー4万ABS・
エアバックセット 10万等々、現代の車に標準
装備されているパーツを揃えると、車両価格
に50万上乗せだった。*ナビは30万位した。 
新車時以外は、付けられないABSセット+フォグ
ランプのみ付けて、残りは少しずつ揃えた。
7
5.全車寒冷地仕様
①巨体のデリカと同じ、この大型バッテリー。
②床下は、塗料が100Kg近い防錆塗装。
③ガソリンタンクは、70Lの大容量だ。
④ホイールPCDは139.7㎜と頑丈なクロカン規格。
⑤小さい身体に2L・150馬力近い大パワー。
⑥1.2トンと、クロカン車にしては軽量ボディ。
*ライトクロカンと、言われた由縁。
 ヘビー=本格派・重厚長大の時代だった。
8
6.まとめ
現在の車には、ないものが多い。装備は
貧弱でも基本にコストが、かかっている。
マツダディラーに長年勤めた方が、これを運転
して、ロードスターより軽快かも・・と言われたの
には、驚いた。それも最近である。
クロカン四駆の、スポーティカーなのだ。中間加速
は、現在も相当なものだ。

こんなアンバランスな車は、もう造られないだろうし、造っても売れないだろう。
だから乗っている。

今年10月で20周年。現在、98000Km走行。
10万キロ走破を今年達成したい。

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この記事へのコメント

2017年2月13日 15:46
こんにちは♪

やっぱり、初代Escudoはいいですね~
嫁さんの友人が(多分ですが…)2003年頃まで乗っていて、嫁さんに『乗り換える時は、声かけてって言うといて~』って、言ったら『知らん!』って断られた事があります(笑)
ラリー(レイド)にも出て(プライベータ‐だったと思います)、能力の高さを見せてましたね…
Escudoでパリダカに出るっていう、松本大洋さんの「点&面 」って漫画もありましたし~w(すいません、個人的に好きだったんですよw)

大変だと思いますが、“維持”ってくださいね♪
コメントへの返答
2017年2月13日 16:25
こんにちは。

フォトギャラでUPしようと思ったのが間違えてしまいました。

ありがとうございます。

少し、元気がなくなっていたエンジンも洗浄剤連続投入で元気が戻りました。

今年は20周年・10万キロ同時達成を
狙います。

変なデコはせずに、オリジナルkeepでいきます。
2017年2月13日 22:18
こんばんは。

確かに最近はフレーム、リジットとなると限られてきますね・・・(^^;)
自分も前はフレームボディのジムニーでしたが、今はモノコックベース、四輪独立懸架の3代目エスクード・・・車としては初代と比べれば軟派と言われてしまいそうですね。

当時のランクルやサファリのような重装備を可能な限り削り、現在の街乗りSUVやクロスオーバーといった分野の元祖らしいですが、さすがスズキと言っていいのか(?)四駆として重要な部分を残したのは素晴らしい!

確かにこのような車が再び出ることは無いでしょうね。
コメントへの返答
2017年2月14日 7:22
こんにちは。

言われる通り、肉を可能な限りそぎ落とし、気軽に本格クロカン性能を持ちながら、いかついところがない、街乗り四駆の草分けでした。

中々、見事な評論で感心しました。

当時はライトでも現在では、バリバリの
本格派です。

今後も乗り続けたい と思います。

プロフィール

「[整備] #エスクード 便利グッズ 色々 取付・補修 https://minkara.carview.co.jp/userid/1110056/car/855706/7838100/note.aspx
何シテル?   06/19 16:15
眼が悪く、黒背景の文字は、読む事が出来ません。 足跡も見ていません。 以下に該当する方はフォロー不可です。 自己紹介欄に、居住地もなく、宜しくだけの方。記...
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