2016年12月26日
アルカンターラ(エクセーヌ)の手入れ
エクセーヌ(Ecsaine)は,東レが開発・展開しているスエード調人造皮革のブランドで,欧州及び自動車内装向けではアルカンターラ(Alcantara)というブランド名で展開しています。
では,そのアルカンターラのお手入れはと言うと・・・
家庭用洗剤などを使った後,拭き取りが充分でないと残留した洗剤がエクセーヌ(アルカンターラ)を構成するポリウレタンの強度を低下させ,表面品位を損なうなどの問題が生じる恐れがある。
どうしても洗剤を使用する場合,水などで10倍以上に希釈した洗剤を使い,最後にきれいな濡れタオル等で洗剤成分を充分に拭き取る。
【日常の手入れ】
・ホコリや毛羽の付着は,エチケットブラシで軽くブラッシングする
・汚れが気になる場合
1) 40℃程度のぬるま湯を染みこませて固く絞った布やワイピングクロスで全体を拭く
2) 乾いたらエチケットブラシで毛並みを整えるようにブラッシングする
この手入れは月一回くらいの頻度で行うと効果的
【洗濯】
・水洗いが可能
・裏地・縫い糸などの付属品の関係から,石油系ドライクリーニングがおすすめ
【アイロンがけ】
・シワになりにくいのでアイロンの必要はない
・アイロンをかける場合,エチケットブラシで毛並みをそろえ,必ずアテ布をして120℃以下で力を入れずに軽くかける
・ドライクリーニングした上で保存する場合,虫くいやカビの心配はない
【部分的な汚れの水拭き】
・液体汚れをこぼした場合,こぼれた液体をティッシュペーパーなどを軽く当てて吸い取る
・大部分の汚れはこれで取り去ることができる
・表面に乾燥して固着してしまった泥汚れやコーヒーなどの乾いた汚れは,汚れ部分を軽くブラッシングして取り除く
・ブラッシング後,電気掃除機で乾燥汚れを吸い取ることも効果的
これで取れない場合は,
・40℃程度のぬるま湯を染みこませ固く絞った布やワイピングクロスで汚れ部分を外から内に各方向から拭く
・拭き取る布は常に新しいきれいな部分を汚れに当て,強くこすらない
・表面のナップ(毛羽)が乱れたり,乱れが気になる場合は軽くブラッシングする
・水拭き終了後は,完全に乾燥させる
【水拭きで取れない油汚れ】
・油性の汚れがついた場合,乾いた布やティッシュペーパーで汚れが広がらないようにできるだけ拭き取る
・ベンジンを染み込ませた布と乾いた布を用意し,ベンジンを染み込ませた布で汚れ部分を外から内に叩く
・次に,乾いた布で浮いた汚れとベンジンを叩きながら吸い取る
・表面のナップ(毛羽)が乱れたり,乱れが気になる場合は軽くブラッシングする
だそうな・・・
BMW純正やSONAXのアルカンターラクリーナーなら良いかもしれないけど,よほど汚れがひどくない限り,基本は水拭きでしょう。
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2016/12/26 14:45:26
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