
ある日、妹がゴミ捨て場から泥まみれの子猫を拾ってきました。
容易に保護できたのは衰弱していたからです。すぐに動物病院に行きました。
診断の際、綺麗に洗ってくれ・・・あら、三毛だったのね^^;
子猫は『ぴーちゃん』と名付けられ実家で飼われることになりました。
一年が過ぎましたが、ぴーちゃんはあまり大きくなりません。きっと小型の猫の血統が入っているのでしょう。いつまでも子猫のようなので可愛がられました。
あのゴミ捨て場で拾われるまでに大変なおもいをしたからでしょう。ぴーちゃんは警戒心が強く、見知らぬ人には心を開きません。怒るのではなく、ササっと逃げてしまうのです。私も触れるよになるまで何年もかかりました(^^;)
ぴーちゃんが一番なついていたのは亡くなった父でした。父が闘病に入る際、私に頼んだのは一人暮らしになってしまう母のことでした。私は実家に引越しました。
父が亡くなり、私が帰宅すると窓際、玄関にはぴーちゃんの姿がありました。帰らぬ主を待っていたのでしょう。
2年くらい前から、ぴーちゃんは痩せてきました。猫としては高齢なので食べても肉にならないようでした。その日の2日前、突然ぴーちゃんは歩けなくなりました。病院とは無縁で健康だったのに突然でした。「帰ったら病院に連れて行く。」と朝、出勤の際、撫でてあげるといつものように「もっと撫でて。」な表情のぴーちゃんでした。
帰宅。ぴーちゃんは息を引き取っていました。苦しそうな素振りもなかったので、母も気が付かないうちに亡くなったそうです。どう見ても寝ているようにしか見えないのですが、もう息はしていません。
18才でした。ペットは家族です。癒された分だけ悲しいものです。
どうか安らかに。ありがとう。ぴーちゃん
Posted at 2025/04/25 19:14:02 | |
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