
廃線となった旧士幌線の名残、コンクリートアーチ橋梁群は2001年に北海道遺産に選定されています。
今回はそんな橋梁群の中で最も有名なタウシュベツ橋梁を目指しました。
現在、タウシュベツ橋へ続く林道は事故多発につき2009年にゲートを閉鎖、施錠されており、(鍵は現地から20キロ離れた十勝西部森林管理署東大雪支署で借用可能)事実上通行不能。
初めて行く場所でもあるので、安全のため ひがし大雪ガイドセンターのツアーに申し込みました。
時間に余裕を持って出発したので、ちょっと寄り道。
林道ゲート封鎖後に作られたタウシュベツ展望台です。
国道沿いの駐車スペースから薄暗い森を200メートルほど進みます。
入口にはこの看板

いや~、出来れば会いたくないですね^^;
ウッドチップが敷き詰められた道を進むと・・

見えた!
拡大します。

距離約800メートル。ちょっと遠いですね。
ガイドセンターに到着。この日の参加者は7名でした。大柄な私は助手席に(^_^;)
ココがゲート。

う~む・・やっぱり出るのかな・・。
林道を約4キロ進み、駐車スペースに停まります。
そこにも・・・

「未然に防ぐために>」の右側の傷見えます?
熊がひっかいたものだそうです。ひえ~、やっぱり出るのね((+_+))
ココからは徒歩この道の先に湖があります。・・出そうな雰囲気・・。
森を抜けると・・

糠平湖の水位はこんなものです。昨年はこのあたりは完全に水没していましたが、今年はまだ湖底を歩けます。
湖底(まだ陸ですが・・)に降り、上流に視線を移すと・・

生い茂る緑も間もなく水没
そして・・・

とうとう来た!
切り株の向こうに古代遺跡のような橋
風化が進んでいます。
この味が出るのは水没を繰り返したから。
近くで見ると・・

ボロボロ・・・
2003年の地震でダメージが・・

綺麗なアーチが見られるのも後数年?
自然の音しか聞こえない場所

タウシュベツ橋梁の写真は点数が多いので後日フォトギャラリーにアップします。
林道をひき返します。
あ、鹿!
ズーム

熊じゃなくて良かった(^.^)
こちらは第5音更川橋梁

タウシュベツ橋梁より高いです。
水没しなければこの状態を維持できるんですね。
旧幌加駅後

このパネルのフレームはレールを再利用したものです。
フレームのレールを拡大すると・・

製造年かな?
パネルと同じ場所を撮影

もう面影はありません。
ポイント切り替え

奥のレバーで切り替えます。少し重いが動かせます。
ホームが見えてきた。

もちろん、駅舎も残っていません。

これは近年再現されたものです。
あの橋は渡れます。
ガイドを申し込んだのは正解でした。
自分だけでは知りえなかった情報が多々ありました。
この辺りにはまだ散策してみたい場所が点在します。
次回があったらそんな場所を紹介したいですね(^◇^)
Posted at 2014/07/01 22:26:28 | |
トラックバック(0) |
航道日誌(その他) | 旅行/地域