
気温が少し高めになるこの時期には大雪が降り易くなります。
先週末からの降雪量は半端ではなく、生活道路の多くは完全一方通行。大きな通りもかなり狭まっています。長年、雪国暮らしを続けていると分りますが、3月は2年前の雪害の例もある通り、気を抜けない月なのです。
大雪に対して、個人でやれることはほんの僅かです。
重機による除雪なくては生活に支障が出ます。この重機による除雪作業は時に住人に反感を買うことがあります。住宅街に排雪用の土地はありません。自宅前に山積みになった雪、これは住人が対処する必要がありますが、作業にあたるドライバーの技術、その他の事情によってはクレームが・・・。
昨夜、ひたすら自宅の除雪を行っていた私。そこへ重機がやってきました。先週のお粗末な作業に対する苦情と、それへの対応をかなりソフトに伝えましたが、まるで無表情のドライバーは「そこの雪は何処に捨てればいいのですか? 委託されているのは車道の一部に道を開けることだけ。云々・・・。」マニュアルに書いてあることを棒読みしているような口調。こちらの要望は全て拒否。
この態度、対応では隣のおじさんが怒り狂うのも無理は無いな・・。
私も危うくブチ切れそうになりましたが、除雪作業者の苦労は理解できます。皆の為になる仕事をしているのに絶えない苦情。知り合いに除雪作業をやっている人がいますので、色々と聞いています。
住宅街の除雪は精神的に受けるダメージも大きい、道路の除雪中に縁石を破壊したり、標識をなぎ倒してしまうこともしばしば・・・等々。そんなこともあり、「ここで切れてはいかん!」と・・。
しかし、このままでは納得が出来ないので、「苦情を入れたい。窓口は何処か?」と言ったら、あっさりと教えてくれました。彼の立場も理解できるので「じゃあ、頑張って!」と声はかけました。
作業を再開した直後、ご近所さんにまた停められていました。そちらの方は最初からケンカ腰でした。先週のおじさんといい、このときの人といい・・私は自分がかなり温厚な人間ではないかと思ってしまうほどの怒り様でした。
本日、除雪の窓口に連絡。電話口で「苦情なんですが。」と告げると何とも低姿勢な口調。
きっと苦情殺到なのだろう。ごく普通に問題点を説明し、直接来てもらえると約束をもらいました。
状況を考えると2、3日後かと思っていましたが、数時間後に担当者がやってきました。
私は「わざわざ、ありがとうございます。」というと、ちょっとホッとした表情。きっとこのケースでは怒鳴られることが多いからなのだろう。その後、現場の説明し、担当者は写真を撮って帰りました。可能な対応と今後の作業にプラスにすることを約束して。
クレームなんて自分でもイイ気分はしません。丁寧である事は心がけましたが、どうだったんでしょう?
雪国で生まれ、雪国で育って・・雪に負けずに頑張ってきた私でしたが、今回の苦情は体力が衰えて、自分で何とかすることが出来なくなったからなのかも知れません。庭の雪山は屋根と同じ高さになりました。登頂し、手を伸ばせば電線に手が届く。肩が悲鳴を上げています・・・
Posted at 2015/03/03 21:55:39 | |
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