
専門的な話ではありません。
久しぶりに倉庫の古い雑誌を読んでいました。
オーディオメーカーの広告によく見られるのはリア用のイルミネーション付きスピーカー。
現在もイルミ付きのスピーカーはあるようですが、それほど派手なものではありませんよね。
私が運転するようになった頃はイルミ付きスピーカーの全盛期でした。おそらく先駆けとなったのはケンウッドだったと思います。スモールライトと連動して点灯するリアスピーカーのイルミネーションが街にあふれていました。
ホームオーディオと同等、あるいは超えるサウンドを車室内で・・というのは本当にごく一部で、後部座席の搭乗者にもしっかりと音楽が聴こえるように配慮した4スピーカー(前後に一対づつ)が基本な時代でした。
スピーカーのグレードアップはリアから始めることが多かったかも知れません。
ケンウッドのリアスピーカーは夜になると光るので目立っていました。買ってくれた人が自社ロゴを見せびらかしてくれるのはメーカーにとっても嬉しいことですよね。リアスピーカーの自社ロゴが光るスピーカーは各社から出始めました。
更に目立つイルミを世に送り出したのはカロッツェリアでした。普段は青く光っているイルミがブレーキペダルと連動して赤に変わるという製品が登場しました。丁度、ハイマウントストップランプが安全装備として普及し始めた頃で、タイムリーなアイディアに関心しました。
しかし、ケンウッドは更に派手はイルミを開発しました。お馴染みのグリーンのイルミがブレーキに連動してレッドに変わるのは勿論ですが、ウインカーにも連動するようになったんですよね。
ウインカーですからオレンジのイルミなのは当然として曲がる方向にイルミが流れるという拘りでした。
何処かに動画が無いかと探したら結構ありました。
行きつくところまで行ってしまいましたね。
この製品登場から間もなく「派手なイルミはダメ!」と法規制されてしまい、その後はさりげないものしか販売されなくなりました。
ちなみに私はイルミ付きスピーカーはあまり好きではなくて使ったことはありませんが、他車が付けているのを見るのはすきでした。
光らなくてもリアスピーカーの背面にロゴはメーカーの主張ですから、ボーズやナカミチもしっかりとロゴを刻んでいましたね。
古い雑誌を見て思い出した昔話でした。
Posted at 2016/11/29 21:43:54 | |
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