
幼少期に憧れるヒーローっていますよね。
1日にお亡くなりになったアントニオ猪木氏は私にとってのヒーローでした。
画像は子供の頃から部屋に置いてある温度計付きの置物です。何のことはない磨いた石に温度計を埋め込んで『闘魂』と書いたものですが、数十年物です。
亡くなった祖父がスポーツ好きで、物心ついた時はソフト一緒にスポーツ観戦をしている子供だった私。祖父はスポーツの中でも格闘技が大好きでプロレスもその一つです。
難しい技術など子供が理解できる訳もなく、玄人好みの展開よりも派手な試合が好きでした。特撮ヒーローを原寸大の人間に置き換えて観ていたのでしょう。祖父とのプロレス観戦はお気に入りの時間でした。
幼少期、猪木氏の試合で印象に残っているのは有名なモハメド・アリとの一戦、上田馬之助選手とのネイルデスマッチでしょうか。アリ戦では「どうしてイノキは立って戦わないの?」と横で手に汗を握っていた祖父に質問したりしていました。当時は『世紀の凡戦』と罵られた試合も、現代では見直され高評価を受け、この一戦が行われた6月26日は『世界格闘技の日』に制定されました。
長年観続けるうちに、私の観方も変化していきました。しかし、楽しみ方が変わっただけでプロレス好きには違いありません。多くのスター選手が登場し、猪木氏は衰えていく体力を経験でカバーしていました。失神KO、3対1の変則マッチ、巌流島の決闘、「なんだかんだ言っても最後に残るのはイノキ。」そう思えるほど戦い続け、むかえた引退試合。「最後まで見届けられて良かった。」
「いつか闘魂注入されてみたい。」という一つの夢は実現できなくなりましたが、多くの人が受け取った最後のメッセージを私も受け取りました。
ご冥福をお祈りいたします。
「病」という難敵にも最後の時まで戦い抜いたイノキ。『燃える闘魂』は受け継がれています。いつか人類が難病を克服した時「イノキが勝った!」と祝杯をあげるでしょう。
Posted at 2022/10/09 17:46:31 | |
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