
20代の頃よく車談議に花を咲かせていた友人がいました。
私はエアロパーツが好きなのに対して、友人は見かけはノーマル中身はカリカリといういわゆる“羊の皮を被った狼”な仕様を好んでいました。
FD3Sはノーマルでも十分に狼なので、外観に個性をつけるのも間違いではないと思っていますが・・。
精度の高いノーマルエアロを支持するのはよく解ります。ノーマルでも羊には見えませんし、何よりもそのノーマルの外観を見て「カッコイイ!」と購入したのは事実ですから。
でも、そのノーマルよりもカッコよく見える製品が世の中に続々と出てくるんですよね。RX-7という車は特に多くのエアロパーツが発売されました。
個性的になればなるほど悪いことができなくなるものですが、それでも私は気にいった外装パーツを次々に導入しました。フェンダーは2年前の交換でしたが、Fスポ、ボンネット、ミラー、ウイング、ライト、テールフィニッシャーは発売後間もなくの装着、つまり20年前にはほとんど揃っていました。
外観ノーマル派の友人とは常に討論になったものです。その内容を全て思いだす事はできませんが、もし今、その続きを話せるなら(もしかしたら当時既に話していたかも知れませんが・・)、Fスポの話をしましたかね。
1993年マカオを走ったナイトスポーツFD3S

この車両には自社製エアロが装着されていました。
フロントスポイラーは私が22年間愛用しているタイプ1。
カッコだけのエアロをレースに投入できませんよね?
「安心して使える部品なんだ!」この車を見た時の私は本当に喜びました。
社外外装にまったくトラブルが無かった訳ではありません。高速でスリークライトのアクリルカバーがぶっ飛びました(゜o゜)
「これで大丈夫なの?」と思いつつも、付属のブチルゴムだけで付けていたので^^;
現在は工業用の接着剤でガッチリ付けています。
ブランドをそろえたほうがまとまりがイイのですが、それではデモカーと同じになってしまう・・なので私のFDは各部バラバラ、単体で惚れこんだモノを付けていった結果です。おおむね気にいっていますが、唯一自信がないのが、2枚ウイングとテールフィニッシャーの組み合わせです。それも今では個性的と思えるくらいになりました。
ノーマルのことについても書きましょう。
ノーマルってディーラーで売っている姿のことですが、そのノーマルもFスポが2種類、ウイングに3種類(レスを含めると4種類)あります。更にはマツダスピードの製品も純正扱いですよね。昔、15thのリアウイングが全長をオーバーしてしまうことからマツダさんよりリコール案内が届いたことがありました。
マツダスピード製も含めると外観の組み合わせはかなりの数になります。ノーマル外観って何十種類(もっとあるかな?)あるの?
さて、究極のノーマル外観とは?
22年もFDに乗っていますから、自宅ににはセブン本がどっさりあります。その中の一冊に開発時のチーフデザイナーの方のお話が記載されていました。
「デザインはトータルですから。」
そう言いきるデザイナー氏は冷却性能に優れる後期型のフロントマスクすらお気に召さない様子。そう。1型のあの外観こそがFD3Sの完成型なのだという。しかし、全てのFD3Sオーナーが1型の外観を目指すだろうか?
どんな外観がカッコイイのか?
走行中に脱落してしまうような粗悪なエアロを使っていないのなら、やはり各オーナーが決めることなのだと思います。それが純正部品でも社外品でも。
誰もが自分のFDが一番カッコイイと思っているハズです☆
Posted at 2014/05/09 23:11:46 | |
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