
私は職場の安全運転の管理者に選任されています。
初心者から数年は我ながら「悪ガキ」で免許が無くならなかったのが奇跡でした。そんな私が安全運転の責任者になるとは当時の自分には想像もできないことでした。
そんな私の元に協会から文書が届きました。協会の人間と担当の交通課警察官が会員事業所を訪問してまわると言う事でした。私は元より前任の担当者のときにもこんなことはなかったので、何事だろうと思いましたが、書面には「懇談」と書かれていたので顔見せ程度なのだろうと考えました。
私は交通課に良いイメージを持っていません。いえ、悪ガキ時代のことを根に持っている訳ではありません。
ある申請をするために交通課窓口に行ったときの話ですが、そのとき対応してくれた警察官はとても丁寧に分らないことを教えてくれました。この人はサービス業に就いてもしっかりやっていけるなぁ・・と感心してしまうほどでした。
数年後、申請した件の更新があり、再び窓口へ。
この時対応した警察官は最悪でした。書類に目を通して「これはダメです。」
私は「前回はこれで通りましたが。」というと「間違ってます。」
前回対応してくれた人とは正反対の高圧的態度。
しかも、間違ったのは自分の側の人間であるにも関わらず、こちらが悪いことをしたような口調。謝罪も無い。ブチ切れそうになったが、前回、親切に対応してくれた人が責任を負わされるのは申し訳ないと思いこらえました。
そんな非常識な者による悪いイメージがあるので、「懇談」することなど無いし来ないで欲しいというのが本音でした。
しかし、「懇談」なら対等な立場で話が出来ると思い、あの時のような極悪人がやってきたらブチのめして(暴力のことではないですよ^^;)やろうと企み始めました。
その時が来ました。
型どおりの丁寧な挨拶。気が抜けた。だが、せっかくなので、遠まわしにイヤミをいってやろう。
資料として年度内の交通事故に関するデータを記載した紙一枚わたされました。事故発生件数などが書かれています。資料に目を通し、
「事故を減らす為には違反者を減らす必要があると思うのですが、この資料には検挙数が載っていませんね。違反者は減っているんですか?」
相手の表情がおもいっきり曇った。そして
「検挙数はずっと横ばいです。・・・・交付金のことですね・・・。」
と回答。「交付金」という言葉を向こうから言ってくるとは思ってもいませんでしたが、いきなり顔いろが変わったことから推測は容易だった。他の事業所でも同じところを突っ込まれたのだろう。
その後の話はよく覚えていません。この「懇談」を警察担当者が避けてきた理由も解ります。
「懇談」は後にも先にもこれっきりになりそうですが、残念なのはやってきた担当者が礼儀をわきまえていたことでしょうか。無礼な者が来ていたら結構なバトルになっていたかも知れない。
Posted at 2014/08/28 22:46:57 | |
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