
毎年「今年で最後。」と言っていましたが、今年も受講してまいりました。
安全運○管理○等講習会。
いつものことですが開始早々、強烈な眠気が襲ってきます。
一時間目から深い眠りにつき落とされる者多数。
しかし、私は長年の経験で眠らずに済む対処法を編み出しています。短時間しか通用しない方法ですが、周りがバタバタと倒れていく中で多少長く起きていられます。
その方法とは・・・周囲を観察することです。
会場は3人がけのテーブルが配置されているのですが、前の3人はまったく同じポーズをしています。テーブルに両肘をつき頭は前方に・・直角に折れています^^;
真後ろから見ると首が無くなっているようです。すでに3人とも眠らされている。
横を見ると手元のスマホでLINE中。そうそう、講習に集中すると眠らされるのはもう分っています。隣の彼は眠らない為の正しい選択をしています。が、それも最初の一時間だけ。2時間目には右に頭がグラグラっときてはハッと我にかえり、左にグラグラっときてはまたハッと我にかえる。マイクを通して聞こえてくる言葉はまるで、眠りに誘う呪文の詠唱のようなもの。もはや抵抗は無意味だ。
その隣の人はテーブルに伏せている状態。とっくに夢の中だ。
そ~っと周囲を見渡すと・・・熟睡率90パーセント。残りの10パーセントはLINEかゲーム中。
なんという事だ! 貴重なお金と時間を使って交通安全の知識を蓄えようと集った受講者は全滅している。原因は・・・昨年から変わった講習の担当者だ。全く熱意を感じない態度、聞きとりにくい口調。担当者は天下ってきた警察OBとのことだが、あの様子では現役時代もさぞだらけていたことが想像出来る。嘆かわしいことだ。
彼以前の担当者も受講者を眠らせることに長けていたが、なんとかして自分の話を聞いてもらおうと努力している事は伝わってきたが、今度の担当者にはそれが無い。前回は新任だったこともあり、大目にみていたが、前回よりも催眠効果に磨きがかかっている。なんとも情けない・・。
なんだかまるっきり役に立っていないよう思われそうですが、配布される資料はまともです。
一時間の講習ごとに10分間の休憩があるのですが、その時間に資料に目を通すと結構考えさせられます。自分の経験に基づく「交通安全」と資料で解説されている「交通安全」を比較して「うむ、もっともなことだ。」とか「それはちょっと違うんじゃないのか?」など、かなり集中できる内容だ。担当者が何も話さず「自習」としてくれたほうが有意義な時間が過ごせそう。
さて、そんな集団催眠講習会にも良いところがあります。外部講師が担当する時間です。
今回も、外部講師の方々は受講者を引きつける工夫をしていました。自己紹介から画像を駆使して皆の興味を引きます。口調もはっきりと聞きやすく、時々ジョークを挟むなど起きている受講者はかなり多くなる時間です。終了後の拍手が彼らの評価そのものだ。
その外部講師の話の一つが突然のパンクへの対処と近年主流になっているパンク補修キットの使い方でした。私は補修キットを使ったことがありません。使っているところを見た事もありません。かなり集中力が高まった時間になりました。ただ、結果としては個人的にはスペアタイヤのほうが良さそうな印象を持ちました。
この「パンク」の話の冒頭でこんな設問がありました。
突然のパンク。あなたはどう対処する?
1、JAFに連絡する。
2、普段付き合いのあるディーラー、整備工場に連絡する。
3、スペアタイヤに交換する。
4、パンクを修理する。
ここは雪国なので、皆、タイヤ交換慣れしています。「3」が圧倒的多数になりましたが、雪が降らない地域だと違うんですかね?
流石に「4」という人はいませんでした^^;
一部、為になる時間もありますが、「交通安全」がテーマの講習会がこんな時間とお金を無駄にするようなもので良いのでしょうか?
良いはずがありませんね。
自分なりにより良い講習会にすることを考えました。
・受講者にテーマを与え、グループディスカッションの時間を作る。
意外と現場で有効なアイディアが出るかも。
・全ての時間を外部講師にゆだねる。
彼らはしっかりとしたコーチングテクニックを持っており、熱意もある。
・・・たぶん変わることは無いんだろうな・・・。
Posted at 2015/08/21 21:57:12 | |
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