そ、そんなにいたら…

今日は「大安」。
休日だし、天気いいし、大安だし、２月も半ばだし。
さて、こんな日にやることと言ったら、「おひな様をかざる」ですよね（←？）

で、今日は朝から、一生懸命準備しました。
現在倉庫として大活躍の子ども部屋。
そのロフトにおひな様はしまわれています。

朝、娘が目を覚まして、１階に下りてくる。
そして、ふと和室に目をやると、そこにはキレイにかざられたおひな様。
「わぁ～、お父さん、お人形だぁ。かざってくれたの？」
「そうだよ、お前のために、朝早くからお父さん頑張ったんだ。」
「お父さん、ありがとう！」
そして家中に響く幸せそうな笑い声…。

そんなクサイドラマのような勝手な妄想をふくらませつつ、一人でロフトからデカイ箱（しかも二つも）を引っ張り出し、１階に運び、掃除機をかけ、準備をしていたわけです。

そんな一生懸命な私の耳に聞こえてきたのは、娘と息子の楽しそうに笑う声。
…ちっ、起きちまったか。

寝室から、嫁と子どもたちの声が聞こえます。
…まだおりてくる気配無し。
急いで作っちゃえ、とピッチを上げて作業。

と、しばらくして「ドドド」っと階段を下りる足音。
…おりて来ちゃいました。

「お父さん、何やってるのぉ？」
「お人形出してるんだよ。」
「ふ～ん。」
…ふ～ん、で終わりかい。

ま、とにかく完成させちゃえ、とピッチを上げて作業。
娘は好奇心旺盛。
昨年も出してましたが、そんなこと忘れてます（現在２歳）。
「これ、なぁに？」
「わぁ、何コレ？」
「おもしろ～い！」
…おい、それに触るな！素手で弄るんじゃない！あぁ、コラコラそこに座るな！うわ、その舐めた指、どうするつもりだ！

ドラマで出てくるような光景とは全く逆の、イライラとした空気が漂う中、作業は進みます。

ひな壇組んで、赤い毛氈敷いて、お屏風立てて、おひな様とお内裏様を出して、小道具出して…、と奥から順番にかざっていくわけです。
そしたら、息子が
「お父さん、３人囃子がいないよ」
…息子よ、それは「５人囃子」だよ
「あぁ、そうか。３人のヤツ、いないよ。」
…そりゃ、まだ箱の中だからね。
「３人のヤツ、なんだっけ？」
…「３人官女」って言うんだ。
「ふ～ん、３人彼女っていうのかぁ。」
…ちょっと待て、今、なんと言った？
「３人彼女。」

３人も彼女がいたら、大変です。
何回言っても間違えてました。

…そんな息子は、４月から小学生です。