最後の参観

昨日は最後の参観会。
朝から緊張。
授業は、「総合的な学習」でやりました。
他のクラスは、国語で、今自分が考えていることを一人一分で発表、ってやってました。


子どもたちが生まれたのは、１９９６年度。
今２００８年度。
この二つの年（１９９６年と２００８年）のことを調べました。
事件や事故、流行やベストセラーなど。
比べてみると、いろいろ分かることもあります。
で、その分かったことを出しあって、見えてきたことから、１２年間で「いい世の中」になったのか、を考えていく授業でした。

ここで大事なのは、「いい世の中」を定義しないことで、定義しちゃうと話し合うことが無くなってしまいます。
「いい世の中」になったのか、なっていないのか、判断するとき、きっと、「いい世の中って何さ」と疑問を持つ子がいるだろう、と考えたわけです。
で、「いい世の中ってどんな世の中なの？」と聞いて、クラスなりの定義をしてから、「じゃあ、そういう世の中にしていくために、一人一人はどんなことを意識して生きていくべきだろうね。」と投げかけるつもりでした。


ま、結論として言えば、難しすぎましたね。
もっと時間を長くかけて、事前の調べ学習をしておけばよかったのかも知れません。
調べ学習の時間が少なかったので、こどもたちの考えのため込みが少なすぎました。
子どもたちは頑張ったのに、こちらの失敗ですね。


最後の参観会ですので、全員に発言の時間は作りました。
でも、保護者の方から見ると、他クラスのように発表会形式がよかったのかなぁ。
発表会形式だと、全員の発表が見られるけど、授業として単調かなぁ、自分の子どもしか見ないかなぁ、と思って普段の授業を見せるつもりでいたのですが…。
クラス全員の成長を、見て欲しかったんです。
作られた台本でのスピーチではなく、ライブで。


…でも、見せ切れてなければ、意味無しです。


…ま、悩んでも仕方ありません。
まだあと１ヶ月あります。
授業の失敗は、授業で取り返します。