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また新しい電車に乗ってきました。
大阪・なんば→和歌山市を走る南海電鉄の12000系特急サザンです。車輌に「サザン・プレミアム」？何がプレミアムなのか？鉄の方は↓を読んで下さい。





南海とシャープが共同で鉄道車両としては初めて「プラズマクラスター」を装備したとか。家のエアコン、車には最近あたりまえ（レクサス車は全車装備？）のように付いていますが、鉄道ではお初らしいです。
確かに今日は台風接近の大雨で気温上がらず、でも湿度高く、エアコンの臭気が気になる天候でしたが車内は快適でした。

でもそれ以外は今一歩。以下辛口のインプレ。

【デザイン】
・皆さんご存知の関空特急「ラピート」と比べても、やっぱり貧疎なデザイン。まるで通勤電車。通勤電車との併結を前提に作られているので致し方ないとは思いますが、もうちょっと「ひねり」がほしいです。

【乗り心地】
・最近はどの電車も静粛性を保っていますので、まあ平均レベル。
・高速走行時は軽量化の影響もあり音や振動が多いようです。
・剛性感もちょっと足りなく「きしみ」音があり、ロール、ピッチ両方とも大きめです。
・加速、減速時は滑らかでギクシャクはしません。
・若干空気バネが固めでレールジョイント振動が響きます。もうちょっと走り込めばよくなるか。

【内装】
・座席は横2＋2で普通。椅子は新幹線N700普通車レベルでやや剛性感に欠けます。
・座席の頭部分だけは、JRのグリーン車のように左右の張り出しが大きく、居眠りには好適です。
・エアコンの音は静かですが、換気の作動音が大きめで気になります。プラズマクラスターの作動音は確認できませんでした。
・車内アナウンスは自動音声化されてましたが、日本語／英語はあたりまえ。確か京成スカイライナーは中国語韓国語も流れていたような・・・。
・照明は南海伝統の配列。天井中央に大きめの照明を配置。窓側には座席別のブックライト形式に照明を配列。昔から好感の持てる照明でここだけは評価します。

【総合評価】
・コストダウンは企業の宿命。でも「プレミアム」を言うのではあれば目に見えないところにコストをかけるべきでは？これはレクサスさんにも言えることですが。