
11月に入って、秋も深まってきましたね。
私なんぞ、気温の変化に体がなかなかついていかないのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
オーディオの第2次改善は、音源→DSP→アンプ→スピーカ、ケーブルに至るまですべて非純正の構成で鳴らすことができました。今年はこれでお終いにします。(かな。)
以下、長文になりましたがまとめになります。
(全体構成)
(入力系)
・音源
iPhone6 Plus 128GB
iPod touch 5th 64GB
iPad 4 64GB
まあ家族分合わせて、いろんな音源が揃ってます。(笑)
・iPhone用DA変換(AUX入力)
iFi-Audio micro iDSD
・PC用DD変換(USB→光)
FireStone RED KEY(24bit/96KHz対応)
・iPhone用光入力変換(Optical入力)
Audio technica AT-DL5HD(24bit/48KHz対応)
・音源についての考察
iPhone6 Plusを新調しました。
Androidスマホとかなり迷いましたが、ハイレゾ対応は常にAppleが一歩前ですね。128GBにしましたので、ホームオーディオのNASに保管してあるミュージックデータはすべて持ち出しています。すべての音楽を聴くには24時間換算で10日以上掛かりますね。
接続はLightningケーブルで有線接続です。
Apple系メモリオーディオに拘る理由は3つ。
①CDを上回る音を出せる。(ハイレゾ音源の再生)
②大量の音楽ライブラリーを車内で聴ける。
③音楽ライブラリーの容易な検索機能。
④可逆性圧縮ファイルの取り扱いでファイル容量を抑えられる。
以上になるでしょう。
①は特に拘る理由で、一般的なUSB接続ではiPhoneのデジタル音は聴けていない(iPhone自身の再生でアナログ音を聴いている)ので、きっちりデジタル再生さえすれば、たとえ元音源がCDでもCD以上の音を聴くことが可能、SACDやハイレゾ音源も聴ける訳です。これはiOSがV7から対応してくれたことに起因しています。
昨今Androidもハイレゾ対応して来ましたがアプリがまだまだだと言う理由もあります。
あ、デジタル再生?ハイレゾ?SACD?音がCDより良い?ほんと???・・・などなど、また別の機会で紹介させて頂きます。
PC→光。
PCのUSBから光変換のDDアダプター経由でprimaに直接入力しています。
bitレートの選択、サンプリング周波数の設定などPCのドライバーで制御できるので自由度は高く、音もしっかり鳴りますが、prima側の制約でハイレゾがPCMしか使えず、24bit/94KHzまでになるのが難点です。
PC用再生ソフトはfoobar2000。いつもホームオーディオで重宝してますので設定は楽々です。
DA変換も新調、iFi-Audio micro iDSDです。
iPhoneなどAppleメモリオーディオとはカメラコネクションKITのケーブルで接続しています。
ポータブルのデジタル変換装置としてはハイレゾ対応、音質、出力パワーともモンスター級、iPhoneのデジタル音を余す事なく引き出します。この時点でCD音より1歩先を行ってます。
AUXへのアナログ出力も可変でき、入出力バランスがとり易いです。
・アプリ
MP3、WAV、FlacファイルなどPCM系は「ONKYO HF Player」、DSDは「hibiki」で使い分けています。
ONKYO HF Player
CD音源でも24bit/192MHzにアップサンプリングしてくれるアプリです。もちろんハイレゾも再生可能。バージョンがあがり安定してきました。
DSD対応のアプリ「hibiki」
DSDは音の細かさ、音響の響きは良いのですが、パンチに欠けるところが好きではありませんでした。でもこのhibiki、DSD音源をヘッドホンで聴き分けてみると、音の解像、定位と音のパワー感を兼ね備え、もうSACDなど高級ホームオーディオの域に達していると言ってもいいでしょう。
難点は音楽ライブラリー検索の操作性ですね。
(DSP・アンプ)
・DSP兼アンプ
audison prima AP 8.9bit
・サブウーハ用アンプ
PIONEER carrozzeria GM-D7100
・DSPアンプの考察
audison prima AP 8.9bitはDSPとアンプを内蔵して小型と、カーオーディオに打ってつけなんですが、ただアンプのパワー感はあまりありません。
R35のようなうるさい車でRock系を聴くなら、単純なDSPとパワーアンプを付けたほうがよさそうです。
DSP機能は優秀です。ネットワーク、タイムアライメント、イコライザー、ゲイン調整もさることながら、音楽を鳴らしながらPC画面で調整できるのは感動ものです。
サブウーハー用にcarrozzeria GM-D7100を後付けしました。
700W、パワーは持ってます。R35のうるささに負けません。
なお、primaのサブウーハ領域音からモノラルRCA出力してこのアンプに入力しています。
またprima、carrozzeriaの電源は8Gケーブルでバッ直、primaの電源ONでcarrozzeriaのアンプがオンになるよう連携ケーブルも付けました。
(スピーカ)
・ツイータ、ウーハ
Sonic Design TBM-1877Bi/NWL
ドア内貼り、Aピラーの加工は行わず、純正のスピーカとトレードインで取付けて頂きました。同時にスピーカケーブルは交換しました。
・サブウーハ
三菱電機 DIATONE SW-G50
ヤフオクで買った既製品エンクロージャー17L相当のBOXに入れて鳴らしています。エンクロージャー内部の補強と吸音材を増やして、締まった低音を目指しています。
設置はトランクルーム内、純正BOSEサブウーハを取り外し、トランクルームに水平設置(トランクマットに対してマジックテープで固定)しています。また車内とトランクルームの音の行き来は、BOSEサブウーハのバッフル(穴)を利用しています。
この状態ではトランクルームは大幅に狭くなり、使い勝手が悪い状態です。
本当は車内とトランクルームの隔壁に背負わす形で設置しようと寸法取りしましたが、17Kgもあるサブウーハとエンクロージャーを背負わすのは隔壁自身の強度も解らず、また勝手にボルト穴をあける訳にもいかず、断念しました。
・スピーカの考察
Sonicはスピーカコーンの裏にエンクロージャー(スピーカBOX)一体型スピーカの代表格、デッドニング無で小型スピーカでもかなりしっかりなります。音も繊細さも兼ね備えてます。
Sonicウーハは中音域は良く鳴りますがしっかりした低域と音全体の広がり感の点で、サブウーハの増設に踏み切りました。DIATONE SW-G50は憧れのスピーカで、前々から狙ってました。
ドンドンなる超低音再生よりも締まった低音を鳴らすスピーカで好みでもあります。
Sonicとの相性も良いようで、Sonicの再生音域まで良くなったような錯覚を覚えます。これはサブウーハが単に超低音域を再生するだけでなく、音の伝わる速度が遅い残響音や環境音に至る音まできっちり再生できていることに起因しているのだと思ってます。
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(まとめ)
音の入り口→加工→増幅→出口とすべての音処理で純正を廃しました。脱BOSEの完成。でもここまで純正を無視するのであればもうprimaを使う意味合いはなく、単純にDSP+アンプでよかった訳です。でもこの数か月、いろいろ勉強させてもらいました。
特にprimaの設定は詳しくなりましたよ。(笑)
結果この構成で、音の輪郭、音の定位はしっかりしました。でも艶やかな音とか、綺麗な音、スピード感のある再生はまだまだ課題です。
得意な音楽再生のジャンルは、Jazz系、Pops系ボーカルには向いている音が出るようになった気がしてます。
不得意なのはRock系、中低音のパワー感、スピード感に欠け、またClassic系の音の強弱が激しい再生や音域の幅が広い音楽は苦手です。
良いシステムの尺度はオーケストラ演奏の再生とカーオディオの先人達は言いますので、まだまだですね。
Sonicとprimaの構成では限界か・・・性能十分の音は出ているように思いますので、今の構成でこれ以上の改良点は見出せません。
あえて宿題として1点心残りがあるのは、BOSEのリアトレイスピーカ(信号はオフってある)をどうするかです。
リアスピーカをステレオで鳴らすと音の広がりが増しますが、せっかくフロントからしっかり音が出てる(・・・ようにDSP設定してる)のに、逆に音の定位が悪くなることが予想されるので躊躇しています。
(マルチチャンネル化を嫌っているのもあります。)
実はリアトレイスピーカ用の配線はリアトレイ手前まで引いてあるのですが、結線はしていません。また12cm~13cmの手ごろなウーハが見つかれば交換して鳴らしてみたいと思ってます。
やはり、カーオーディオは底なし沼だということですね。(爆)
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。