ABS車の中古リヤアクスルを加工する
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
アクスル端とハブの接合部に、ワッシャを入れてネガキャンにするべく、小加工をしました。
ノーマル状態だと双方にガタが殆ど無いので、ナナメに傾ける余地を作る為にアクスル端の穴の中をベルトサンダーで長穴加工。
2段になっている手前側はハブの基本部分とかみ合う為削らずに、奥の一段小さくなっている部分を削ります。
この部分はハブのABSユニットがある薄板の筒状部分が入る所で、ハブに掛かる加重とは無関係と思われますので、思い切って削ります。
※削りすぎて全体としての強度が落ちるのは否定できませんが...溶接の際の差込部分なので大丈夫でしょう(多分)
何度もハブを挿して様子を見ながら削り、結果手前で2mm奥で3mmほど削りました。
2
2mm厚のステンワッシャを挟みますが、スムースにあたるようにワッシャ自体もナナメに削り加工。
ハブ取り付け部分の幅が65mm、ワッシャの一番厚い部分が2mm。
65mm行って2mm上がる場合の角度は...えっと、三角関数は全く忘れてしまいました(汗)
ネット検索にてすこし復習w ネットって便利ですね。
tanθ 2/65=0.030769...
三角関数の真数表によれば0.0291で1度40分 0.0320で1度50分 なので、大雑把に1度45分(1.75度)位?
付けても2度位までと考えていたので、偶然にも丁度良いのではないでしょうか。
ワッシャをナナメ加工したので、さほど違和感無く取り付いています。
※厳密に言えば締め付けボルトのアタリ面が均一に接していないので、ボルトの使い方としてはアブノーマルです...が、フランジボルト等に較べると当たり面の直径が小さいタイプなので、ご都合主義で見てみぬ振りをします...同様の加工をされる方は自己責任でお願いします。
内面の削り作業はかなり大変かつ繊細、オマケに変な姿勢でやっていたので腰が痛くなりましたw
まだ片方しかやっていないので、残りをやらないといけません。
その前に、ミラアビイ用がエッセと全く同一なのか...それを調べるのが先決問題かもしれません(汗)
3
追記
ちなみにノーマル状態では
トーイン3mm
キャンバ- -0°45′←(45′は45/60なので、0.75度と思われます)
上記はノーマル車高での数値なので(2 4)が水平状態のときのものです。
で、今回加工は(2 3)にワッシャを挟んでいますから、キャンバーだけでなくトーインにも影響してしまいます。
ローダウンしている為、アクスルは画像のように先端上がりになりますが、それによって今回加工によるトーへの影響は、若干ですが少なくなる方向へ動いていると思われます。
※(2 3)が水平なら影響ゼロ、垂直だと影響は最大で1.75度プラス...画像の傾きを考慮すると(2 3)角度は20度位なので影響は20/90≒0.2
ネガキャン1.75度の20%がトーアウトに働くとして約0.35度。
ネガキャン加工の可動軸が後ろ下がりになりますので、トーアウト方向に移動すると思われますが、殆ど影響しない(だろう)と...そうゆう事にしますw
最終的にアライメントを測定してみようと思います←自分で糸張ってw
4
追記の追記(なんかもう、訳わかんなくなりつつあります)
3mmトーインに対して0.35度トーアウト方向って、単位が違うので単純に比較できません(汗)
なんか心配なので計算してみました。
0.35度は0.35/100=X/60から 0度21'(分)となります
165/55-14のタイヤ直径は537mmなので半径は268.5mm
角θが21′の時、下辺(タイヤ半径)268.5mmであれば垂直辺(トー)が幾らになるか...
再び三角関数の真数表を見ると...
角θが21'(≒20'として)の時tanθの真数が0.0058なので...
X/268.5=0.0058
X≒1.55 約1.55mmトーアウト矯正される計算です。
ノーマルで3mm(厳密にはローダウンしているので、ノーマル時-45'のネガキャンと相まってよりトーインになっていると思われる)が、1.55mmトーアウトに矯正されて、トータルで約1.5mm位のトーインになると思われます。
計算あっているのでしょうか(爆)
5
追記の追記の追記w 勢いでやっています(~~;;
ついでなので、今回2mmワッシャを挟んでどの位タイヤ上端が奥まるのか計算してみました。
1.75度のネガキャンが付いたといっても、現実には可変軸が傾いているので、先程のトーインの時とは逆に約80%の実効として、1.75×08=1.4度
1.4度=0度84'分=1度 24'分
真数表によれば、1度 20'分のtanθの真数が0.0233
半径268.5mmなので X/268.5=0.0233
X≒6.26
約6mmほど奥に倒れる計算です。
たった6mm? って気がしないでもありませんが、フェンダーにギリギリ擦っていたので、これで擦らなくなると思われます。
当初の目的であった「リヤネガキャンで踏ん張った感じ」とゆうのは、なんか微妙に達成できない予感ですが...。
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