自転車ロードレースの話題です。
一昨日になりますが、大注目のクラシックレース「パリ~ルーべ」が行なわれました。
別名「北の地獄」・・・波状的に現われる“パヴェ(石畳)”の悪路が行く手を遮ります。
相次ぐ落車やパンクなどのメカニックトラブル・・・非常に過酷なレースが予想されます。(^.^;
↑レース終盤で単独アタックをしたS・オグレディ(CSC)です。
パヴェのガタガタ道をガンガン突き進む姿に感動しました。(^.^)
このレース、「Jスポーツplus」でLIVE中継でした。
リアルなレース映像に興奮してしまいましたね~。(^.^)
天候は天気予報通り、キレイな青空!
「北の地獄」は少し“天国”に近づいたようです。(^.^)
気温もかなり上がっていますね。
半そで姿の観客がたくさんいます。
今年も、
パヴェのガタガタ道を走るロードバイクが見られますね~。
レーサーの腕のお肉がスゴイ振動で絶えずブルブルと震えています。
お尻もかなり痛いことでしょう?(^.^;
さて、レースはゴールまで残り40km地点まで来ました。
先頭は、K・ファン・インプ(クイック・ステップ)とD・コップ(ゲロルシュタイナー)の2人。
J・A・フレチャ(ラボバンク)を含む8人の後続集団が追いかけ、そのさらに後方にT・ボーネン(クイック・ステップ)のいるメイン集団が続きます。
タイム差は・・・。
先頭2人----32秒差----グループ・フレチャ
先頭2人----1分13秒差----メイン集団
↑先頭を逃げるファン・インプとコップです。
2人で協力して逃げます。
ゴールまで30kmを切ると、後方のメイン集団からボーネンを中心とする追撃集団が形成されます。
ボーネンは積極的に先頭を引いています。
タイム差は・・・。
先頭2人----17秒差----グループ・フレチャ
先頭2人----1分01秒差----グループ・ボーネン
ゴールまで残り25km。
先頭を逃げていたファン・インプとコップはフレチャを中心とする追走グループに吸収されてしまいます。
・・・と、CSCの選手が一人でカウンターアタック!
一体、誰でしょうか!?
↑S・オグレディ(CSC)です!!
いつの間に後ろのメイン集団からフレチャの追走グループに追いついたのでしょうか?
(TV画面には全く映っていなかったですし・・・。)
驚きの追い上げ&カウンターアタックです。(^.^)
力強いオグレディの走り!
これは、本気のアタックです。
石畳も何のその・・・快調に先頭を1人で逃げます。
昨年の優勝者、F・カンチェッラーラ(CSC)がTV画面に映るものの、後方集団に取り残されています。
ゴールまで、あと20km地点でのタイム差は・・・。
オグレディ----25秒差----グループ・フレチャ
オグレディ----1分差----グループ・ボーネン
この時点では、オグレディはフレチャの追撃グループの射程圏内のタイム差でしたが、ここからオグレディの強さが光ります。
ゴールまで15km地点のタイム差は・・・。
オグレディ----1分差----グループ・フレチャ
オグレディ----1分32秒差----グループ・ボーネン
どんどんタイム差が大きくなっていきます。
↑パヴェを激走のオグレディ。
悪路をものともしない力強いペダリングです。
ゴールまで残り12km。
タイム差は・・・。
オグレディ----47秒差----グループ・フレチャ
オグレディ----1分27秒差----グループ・ボーネン
ボーネンの優勝に黄色信号が点滅・・・。
その後もオグレディの快調な逃げは続きます。
この分ですと、逃げ切りの公算が大きいですね~。
後方グループとのタイム差も縮まりません。
とうとうゴールまで残り4kmまで来ました。
タイム差は・・・。
オグレディ----1分06秒差----グループ・フレチャ
オグレディ----1分28秒差----グループ・ボーネン
あ~、フレチャの追撃グループでは互いにお見合い状態で、誰も先頭を引こうとしません・・・。
おそらく、2位争いに目標が移ったようです・・・。
これは、オグレディの逃げ切りが決定的です!
(落車やパンクなどのトラブルがない場合ですが・・・。)
最後のパヴェ(セクター1)に入る手前でオグレディは小さくガッツポーズ!
勝利を確信したオグレディ!
ゴール前1kmでのタイム差は・・・。
オグレディ----1分13秒差----グループ・フレチャ
オグレディ----1分16秒差----グループ・ボーネン
↑いよいよゴール、ルーべのヴェロドローム(自転車競技場)にオグレディが入ってきました。
オーバルコースを1周半してゴールです。
もう余裕でオーバルコースを走行。
後ろからは誰の姿も見えません。
最後の1周の鐘が鳴らされました。
↑
何度も、何度も両手を挙げて嬉しさいっぱい!(^.^)
↑
オグレディ、喜びのゴール!
オーストラリア人として、初めてパリ~ルーべを制しました!(^.^)
↑フレチャを含む追撃グループがヴェロドロームに入ってきました。
↑スプリントの結果、
2位にフレチャが入りました。
今年も逃げ切り勝ちの展開でした。
逃げて勝つ・・・は、自転車ロードレースにおいて最も強く、そして最も印象的な勝ち方だと私は思います。
しかも、過酷なパヴェのコース。
真の勇気が試される難コースでの優勝はすばらしいですね。
メイン集団からいつの間にか前方へ上がってきていたオグレディには驚きました。
そして、見事なカウンターアタック。
ロードレースの常套手段での勝利です。
あの場面でアタックをかけたオグレディの勇気を誉め称えたいですね。(^.^)
さて、次回のレースは4/22、オランダで行なわれる「アムステル・ゴールドレース」です。
またまた「Jスポーツplus」でLIVE中継です~。
ロードレース好きにはたまらない4月の週末ですね♪
↑表彰式の様子です。
左から2位のフレチャ。1位のオグレディ。3位のS・ヴェーゼマン(ヴィーゼンホフ)。
戦い終わって、爽やかな顔をしています。
今年も良いレースを見せてもらいました。(^.^)