
・・・が欲しい人って、日本国内どの位いるんでしょ?
もしいたらイイネ押してみてくだしあ。
GX号のスペアタイヤ・・・なんか古めかしいパターンだなぁと思ってブラケットから降ろしてみたら、付いていたタイヤが
5.00-12のバイアスタイヤでした。平成8年の車でもまだバイアスタイヤが標準装着だったなんて・・・。
今履いているのは145R12 6PRという規格のラジアルタイヤですが、5.00-12はこれよりもかなり外径が大きいのでビックリしました。
5.00-12は外径が570mmもあります。これは、12インチのタイヤでは最大級の外径で、現行の12インチラジアルタイヤでは完全に対応出来る規格が
ありません。どうしても外径をこれに近くしたいなら、13インチの155/80R13(578mm)か、145R13(567mm)にインチアップするしかありません。145R12 6PRは外径541mm・・・
恐らくオドメーターやトリップメーターもかなり狂ってきてるはずですorz
逆に言えば、インチアップすると困る事になるスペアタイヤの問題が、この
5.00-12をスペアタイヤとして使っている限りは、ある程度までならカバーが可能という事でもあります。
4WDでセンタービスカスのトライ号は、1輪の外径の違いが
ビスカスにとっての命取りになりかねないので、165/70R13へのインチアップにあたり、
スペアタイヤのブラケット(カゴ)をFAドミンゴ用に取り替えるという手段を使いました。KVサンバーの12インチ用のカゴでも入らない事はないのですが、
タイヤの空気を抜かないと165/70R13のタイヤが収まらない為です。FAドミンゴと同じく、ブラボーにも13インチが標準のグレードがあり、12インチのミニキャブバンとはカゴの部品番号が異なっているようですので、同じ様に流用する事で13インチタイヤを空気を抜かずにスペアとして持つ事が可能と思います・・・。
では、(10インチ車という更なる例外を除いて)カゴの別部番設定もなく、バンとは形状も異なるトラックはインチアップする際にはどうすればいいか・・・というのが、以前からの疑問だったのですが、
スペアタイヤだけ5.00-12を残しておくというのが一番間違いない方法のようです。

実際にタイヤを降ろして比べてみると、13インチの軽トラ向けではほぼ最大級の155/80R13と殆ど外径が変わりません。少なくとも、
かなり外径がでかいタイヤでもノーマルのブラケットで十分対応出来るようです。実際、155/80R13を嵌めてあるマーチ用の5Jはこのブラケットに入る事は入りました。ハブ径が59mm以上のスチールなら、普通に収まってしまうみたい。

問題は幅の厚いタイヤが収まるかという点ですが・・・、ノーマルホイールは3.5Jですが、幸いな事に、U4x系ミニキャブトラックは
燃料タンクの下に2cm位の厚さのウレタンゴムの板を挟んでスペアタイヤのブレ止めをする構造なので、このウレタンゴムを剥がしてしまえば、4.5J位までならノーマルのブラケットのままでイケルのではないかと思いますし、他社の軽トラも大体同じ様な構造ではないかと思いますが・・・、U4x系ミニキャブトラックで、外径を出来るだけ5.00-12に合わせるのであれば、
スペアタイヤに5.00-12を残して145R13にインチアップするのが、一番無難な方法でしょう・・・。
でも、どうしても12インチのままで逝きたい人も、U4x系の人には少なからずいるのではないかと思います。当時の三菱は、鉄っちんホイールの造形にも物凄く拘っていて、
純正スチールホイールにもステキなデザインのものが数多くあったからです。

例えばこの白い12インチは当時のオプションのようですが、このホイールに履き替えて走っているU41/42Tは街中でも数多く見かけます。普段は13インチだけど、スタッドレス用にとっといてあるよーという人も、結構居るんじゃないかと思います。
そういう場合、5.00-12は外径面で完全に代替出来るタイヤが無いので、本当に困った問題になります。国内メーカーで僅かに残る5.00-12は古めかしいパターンの夏タイヤのみで、
スタッドレスタイヤは皆無です。かつては145/95R12というバイアス代替用のサイズもあったようなのですが、現在では完全に絶滅してしまった様子・・・。10インチの145/95R10というのなら、ミゼットII用に辛うじて残存しているようですが・・・。U4x系はインチアップという手段で回避する事が出来ますが、U1x系以前、特に合わせホイールだとそれも難しいのではないかと思います。
では、海外で似たようなサイズがないだろうか・・・と思って探してみると、なんと
東欧やロシア方面にこんな物があるみたいです。

個人的には、あんまり好きなメーカーではないのですが・・・。韓国のハンコックが、この方面向けに
Winter Radial DW04というタイヤを輸出しているようで、これがなんと
5.00R12という、
5.00-12の規格をそのままラジアルタイヤ化したスタッドレスのようなのです。スピードレートは83/81Pとの事なので、一般的な155/80R13よりも上の規格だったりします・・・。

夏タイヤのみのようですが、同じ韓国のクムホも
CARGOMATE 874というサマータイヤを同規格で輸出している模様・・・。
他の日本車のように軽トラも輸出されてるのか、或いはソ連時代のトラックのリアタイヤにでも使ってるのか? なんで東欧やロシアにこのような規格の需要があるのかは分からないのですが・・・。

もっと謎なのは、
なんでこの規格を日本に輸出してないの?という事。国産メーカーもこの規格をなんで継続生産しないのかという点も含めて、謎です。
韓国のタイヤ・・・、
245/45R16というサイズが国産に無いので、仕方なく(正確には、私が買えるような価格帯のタイヤが当時国産には無かったorz)スタリオンでもネクセンのものを履いているのですが、正直そんなにいいものではありません。距離走っても一向に減らないし、バランス取りは国産と比較にならない位レベル低いし・・・。
でも、日本からほぼ消滅してしまった規格を、まだ比較的新しいパターンを与えて作り続けている、という点は評価が出来ると思います。だって、
欲しい人にとってはそれしか選択肢がないんだからさ。
最後に、
550や360時代に採用例の多かった5.00-10で似たような物がないか探してみたところ・・・。ラジアルではないようなのですが、こんな物がありました。
スロベニアのSavaというメーカーが、ヨーロッパ向けに牽引トレーラー用として出している
Sava Cargo B61というものに、こんなパターンの5.00-10があるようなのです。スピードレートは79Nで、一般的な155/80R13と同じ位。このパターン、所謂オールシーズンタイプなので、どんな路面でもそこそこは対応してくれるもの、私もトライ号で使っている
ソナーS780とよく似ています。このサイズの冬タイヤ、昔のオーツやブリヂストン辺りのスノータイヤ
にスパイク打ってガンバッて使っている人もいるらしいと聞くのですが・・・、こういうのが選択肢にあれば、また状況も大分変わってくるのではないかと思います。
あーあ、オー○ウェイさん辺りが、こういう規格輸入してくれればいいんだけどなぁ・・・(馬鹿でかい独り言)。
追記:もう少し調べてみると、どうもDW04というタイヤはスノータイヤではあるのですが、スパイクを打つ事を前提としたパターンになっているようです。もうちょっと
スタッドレス風味のW401というものもあるようですが、これもスパイクを打つ穴が最初から開いているようなので、法規上日本国内には持ってくる事自体が難しいのかもしれません・・・。
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ミニキャブ | 日記
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2014/09/21 01:47:46