• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2015年02月28日

21mmのホイールナット

21mmのホイールナット 3月が目前になり、暖かくなってきましたね。路面凍結や降雪の危険性がだいぶ薄れてきたので、GX号を残してトライ号と銀VR号はスタッドレスから夏タイヤに履き替えました。

さて皆さん、ご自分のクルマのホイールナットが何ミリか、即答出来る人はいらっしゃいますでしょうか? ネジピッチではなく、六角対辺の方です。

うちは普通車だから21mmだよとか、軽だから19mm、社外のアルミホイールだから17mmって人もいるでしょうし、アメ車だからインチサイズだぜとか、トラックだからもっとでかいよ? って人もいて色々と思うのですが・・・。

このうち21mmの人は、もしかしたらそのナットは正確には21mm対辺ではないかもしれません・・・。

スタリオンやU4x系位までの三菱の軽自動車は21mm対辺のナットが使われている事が多いのですが、実はこのナットには13/16インチサイズのソケットがほぼピッタリ収まってしまうのです。



この事に気付いたのは、国内ノーマルのアルミと共に取り付けてあるワイドトレッドスペーサー(ワイトレ)の脱着作業の時でした。フロントのワイトレには21mm対辺の薄手のナットが使われているのですが、いつも使っている21mm対辺のソケットではどうも山の掛かりが甘く、角を舐めてしまいそうだったので、偶然工具の中にあったシグネットの13/16のディープソケットを使った所、ほぼ全くガタが無く嵌ってしまったのです。

まさか・・・と思い、色々調べてみた所、少なくともスタリオンの純正袋ナットとミニキャブの純正貫通ナットは13/16がピタリと適合しました。



勿論、全ての21mmナットがそうという訳ではありません。手持ちのナットの中ではトライ号でも使っているAPの21mmメッキ袋ナットは13/16ソケットには入りません。正真正銘21mm角で作られているものもあるようです。



GX号でも、ホイールナットは13/16が入るのですが、このスペアタイヤを吊っているカゴの固定ナットには13/16が入りません。どちらも、車載の21mm角のナットレンチでは取り外せるようになっていますが、微妙にめんどくさい仕様です・・・。

トライ号の19mmの純正袋ナットは12インチの純正テッチンと共に処分してしまったので確かめる事は出来なかったのですが、少なくともスペアタイヤのカゴの固定ナットは19mmの国産ソケットがガタが無く嵌りました。尤も、47/64インチ(18.7mm)なんてサイズ、工具屋でも見た事ありませんけどね。



銀VR号のリアに使っているスペーサー・・・、恐らく協栄のキックスと思いますが、この17mmナットには国産の17mmソケットでほぼガタがありません。インチで近似の物は21/32インチ(16.7mm)ですが、これまた工具としては見た事がありません。

工具のブランドによっても変わるようで、同じ13/16対辺でもKTCやkokenの様な一流どころのものでは三菱の21mmナットには嵌める事が出来ません。国内メーカーでも、JISの認証をきちんと取っているような処の物では同様かと思います。

逆に、APやシグネットのような輸入品の場合には三菱の21mmナットにほぼピッタリと収まります・・・。海外製のインチ工具で安いものは、JIS付きに比べて公差が甘めななんでしょうね・・・。
国産のミリ工具でも、無印のものはひどくガタがおおいのがあったりしますけどね。こうした海外の工具事情も考慮して、三菱のナットは13/16以上21mm以下みたいな、微妙な公差を持たせて作ってあるのかもしれません・・・。北米では、ディーラーはミリ工具を持っていても、ガソリンスタンドなどではインチ工具しかないような場所もあるのかもしれませんしね。

似たような話では、点火プラグも21mm対辺として売られているものも、実際は13/16なので、気の利いたプラグレンチでは20.8mmというピッタリサイズが売られていたりもします。今回使用したシグネットの13/16対辺のソケットも、元々は以前付き合いのあった左ハンドル車のオーナーさんのクルマを整備した際、信じられないほどのトルクで締め付けられたレーシングプラグを外す為に購入した物という事を思い出しました。

ワイトレ用のナット、特に輸入の安売りものの場合は、単に売り手の都合で、本来13/16のナットを「約21mm」として売っているだけなのかもしれませんが・・・。



ホイールナットはインパクトで一気に脱着する事も多い物ですし、基本消耗品と割り切るなら、公差が大きくて正直ガタガタ気味の十字レンチとかでも全然オッケーだと思うのですが、単なるペイントではない、ブルーイングのような黒染めがされているスタリオンの袋ナットを外す場合には、13/16のディープソケットを1本用意しておいてもいいかもしれません・・・。APで買えば数百円ですしね。

全ての工具を一流メーカーで揃えれば問題ないのでは・・・という向きもあるかもしれませんが、個人的には大トルクを掛ける事が多いホイールナットだけは、ブランドや価格帯に拘らず、ピッタリと合うサイズの工具を使った方がいいのではないかと思います。真実には表と裏がある・・・の裏の部分が当てはまる事例ではないかとも思います。

特に、ワイトレを使っている方は手持ちのナットと様々なサイズの工具を現物合わせしてみて、なるべくガタがない工具を必ず選別して使うようにして下さい。対辺の山の幅がほとんど無いようなワイトレ用のナットだと、変にガタの多い工具使って舐めたが最後、人生オワタ\(^o^)/になる事が確実ですし、舐めるのが怖くて締め付けも適当トルクですなんてのでは本末転倒ですからね・・・。
ブログ一覧 | スタリオン | 日記
Posted at 2015/02/28 23:15:10

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

小槌の宿鶴亀大吉の朝ご飯
みぃ助の姉さん

毎年恒例のタケノコ掘り♪
hajimetenootsukaiさん

GW前の餌巻き🤹🎰✨😎
晴馬さん

松のやが好き^_^
b_bshuichiさん

SA名古屋BAY
wakasagi29_さん

雪壁2025㊗️開通 志賀草津道路 ...
まあちゃ55さん

この記事へのコメント

2015年3月1日 8:10
こんにちは~

ソケットのフィット感?は・・・
(メガネレンチも共通ですが)

6角口や12角口に限らず
(比較的6角のがガタ少ない)

だいぶ前から大手メーカーは
線接触タイプから面接触タイプに
移行されたようで・・・
ナットの角にトルクを掛けるのでは
なく面にトルクを掛けるのでメーカ
ーによっては精度のバラつきが有
り?ナメ易いモノや必要以上の遊
びが有り?

基本的に古来の線接触タイプは
遊びは皆無であり、並行して製造
しているのですけど

職人気質の方ほど古来の線接触
タイプにコダワルようです。

面接触ですとトルク抜ける違和感
と柔らかい材質や塗面ですとキズ
が付き易くて(汗)お客さんに下手
と思われるらしいです(笑

純正工具は使用しているうちに間
口が広がってしまったりするけど、
ワンカム4A30のプラグは純正肉薄
工具じゃないと?取り外し出来ない
という(爆


コメントへの返答
2015年3月2日 20:56
どうもです。

線接触と面接触、じつは今初めてしりますた・・・orz 安い輸入工具では手持ちのシグネットが線接触で、APが面接触の形状でした。

線がいいか、面がいいかというのは、知ったばかりですし、
http://www3.ocn.ne.jp/~tandk/tool/mamechisiki/flankdrive.htm
この辺りを拾い読みした程度なのですが・・・。

個人的には、角の形状がどちらであっても、基本は対辺方向のガタが大きいのは工具としてダメなんだろうなという事だけはよく理解できます。技術屋の端くれとしては、対辺方向のガタが少ない方が安心できます。

線は角が舐めるとはまらなくなるとは書いてありますが、対辺方向のガタがないものなら、多分盛り上がってる角の部分を落としてしまえば、面接触と同じような当たり方で食いついてくれるのかも?とも思いますし。

面接触がなんとしてでも回避したいナットの角だけ痛めつけられてる状況って、上の写真だと、協栄の17mmナットがそんな感じになってますね。六角の線と面の話を読み進めていくと、普段便利に使っている12角というものが、工具の方向性としては6角面接触と真逆の、ある意味イレギュラーな存在なのかもしれないという事がよく分かります・・・ ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

あと、ガタの事考えるとメッキが剥がれてるのもいかに不味いかってのがよく理解できました。この辺突き詰めると、最後には皆スナップオンに行き着くのも道理なんだなぁ、と。


個人的には、今回の件である程度以上工具としての精度が優れているメーカーの見分け方は分かりました。。。13/16で三菱のナットが入るメーカーは公差が甘めで、入らないメーカーは公差がきつめというように解釈したいと思ってます。

本文でも書いているとおり、ホイールナット脱着に限定しては、公差が甘めなメーカーのものの方がガッチリはまるので安心できるんですけどね。
2015年3月3日 18:37
こんばんは~

私は昔(工具を買い始めの頃)6角ソケットより?
12角の方が良いな~っと思って12角で揃えたけど
後になって自分の浅はかさに気が付きました(笑

スナップオンのメガネスパナコンビネーションで
面接触タイプがリリースされた時にも謳い文句?
に乗り購入したのですが・・・カッチリ感が無くて
塗面や柔らかい素材にキズが付くわ~で失敗!

KTCのセットツールの方が良かったりして~
ただラジェット自体はスナップオンやファコムは
ノッチがカッチとしていて良いですけど
(ファコムはノッチが細かいので狭い場所では
ストロークが少なく助かります)

これは工具屋さんから聞いた話ですが
ラジェット自体はあくまでも早回し工具であり?
初回緩めや本締めする工具では無い!という
モノらしい(スパナやメガネの補助工具だと)

恥ずかしながら、よく安売りラジェットを壊した
のは使用方法が間違っていたのです!(爆

でもいまだに?面倒なのでそういう使い方を
してしまう時もあります(汗
コメントへの返答
2015年3月8日 2:50
私が工具を揃え始めた頃は、両口メガネとソケットレンチだけは最低でもJIS付級の国産品を買え。スパナはほとんど使わないからセット物を一揃えして、コンビネーションは手を出さなくて良い。と整備工場の方に言われて、TOUGHの両口メガネとHEROのソケットを揃えたのが始まりですね。


国産を選ぶ事が多い理由は、スタリオン買ったショップの薫陶があるのかもしれません。その店には変わったポリシーがあって、「その国の車にはその国のハンドツールと点火プラグを使うのが一番よい」という事で、日本・欧州・米国で工具とプラグを全部使い分けていたのを覚えています。

工具の破損は今まで殆ど無いですが、10/12/14mmなど特によく使うサイズを紛失などで入れ替える時や6角を追加する時などは、必ずKTCやkokenを選ぶ様にしています。

一回こっきりの整備でしか使わない様なものは安い輸入品で済ませる事も多いですけどね。

HEROの12角も10数年使い続けてだいぶメッキが剥げてきていているので、そろそろ入れ替えの時が近づいているのかもしれません・・・。

私個人はラチェットハンドルってあんまり使わないです・・・。HEROのセットのラチェットが変に頑丈で重たいからというのもあるのですが、どうしてもスペースの都合上回せない所以外はスピンナで全部回す癖があって、早回しも基本スピンナ立ててクロスバーでT字にするか、ソケットにエクステンション付けて直接手で回してっちゃいます。ネジ山が傷み気味だったり、Uナットなど手で直接回しに行けないようなもの以外は、本締めに入るまでは基本工具あんまり使わないんですよ。

どうしても回り止めできないような物回す時以外は、エアインパクトもあんまり使いません。スピンナに延長パイプだけでどうにかしていました。でも、最近は寄る年波から、そろそろ使える処は全部インパクト使って楽をした方がいいのかも・・・とちょっと弱気にもなっていますw

プロフィール

「なお、最近は投稿する暇がなかなかないですが、3台とも大過なく維持できています。プラグのネタは書きたいですけどね。」
何シテル?   02/02 02:45
マイナー車のオーナーですが、いろんな事して楽しんでます。同じ三菱オーナーの皆さん、宜しくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/4 >>

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

リンク・クリップ

カヤバ・シザースジャッキ オーバーホール  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/03 15:02:23
パワーウインドウ修理 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/12/16 15:04:39
[その他 いろんなの] ガレージジャッキの修理 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/02/16 22:10:21

愛車一覧

三菱 スタリオン 銀VR号 (三菱 スタリオン)
そろそろ購入から15年目くらい?もう13万キロ位走って、変速機も変わっちゃって、あちこち ...
三菱 ミニキャブトラック GX号 (三菱 ミニキャブトラック)
「旧GX号を4WD化した」という扱いで家にやってきたミニキャブ簡易ダンプ。今回は真面目に ...
スバル サンバー トライ号 (スバル サンバー)
ひょんな切っ掛けから家にやってきたサンバートライXV。殆ど無償で引き取ってきたものですが ...
三菱 ミニキャブトラック 旧GX号 (三菱 ミニキャブトラック)
ひょんな切っ掛けから家にやってきたミニキャブV。完全に無償で引き取ってきたもので、4MT ...

過去のブログ

2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2005年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2003年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation