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2016年12月16日

「Worst Engine」Inside.....orz

「Worst Engine」Inside.....orz 世の中には色々なランキングがありますが、アメリカ(多分)の「DSPORTS Magazine」という、日本でいうところのOptionみたいな自動車雑誌のランキングに

5大ワーストエンジン」という、大変に不名誉な企画があります。

その堂々第一位が、銀VR号にもInsideされている三菱・4G54だったりします。・゚・(ノД`)・゚・。

いや、清々しい位辛辣に評価されてて笑える位なんですよ。なにせ表題が「MMCは机上では良いと思ったのかもしれないが、消費者に届いたブツは失敗作ですた。。。」、文中では「4G63へのスワップを行っていないコンクエスト海苔は、先々死ぬ程苦しい思いをすると思う」とまで言い切っちゃってますからorz 全体を読むと正直言って面白い記事なので、以下の意訳がいささかブッ飛び気味な事をお許し下さい。なお、文責はDSPORTSMag.com様です、多分。

4G54の良い点は二つ挙げられてます。

イイ(・∀・)!!
1.ターボエンジン仕様である。
2.全ての時代を見渡しても最大級の排気量の直列4気筒である。

以上。この2点だけで、後はひたすら欠点のdisりばかりです。

イクナイ(・A・)!!
1.ヘッドガスケットがすぐにぶっ飛びやがるZE!
2.キャハハハハ! シングルポイントEGIが許されるのって、マスキー法までだよねー(AA略
3.「MMCよ、お前が良いと思うんなら良いんだろうよ。お前の頭ん中ではな(AA略」と言いたくなる位、実際のブツを目の当たりにすると、「どうしてこうなった(AA略」って言葉しかでてこねー。
4.純正ターボは小さすぎるわ、実際(小並感)
5.SOHCの8バルブまたは12バルブヘッドは、圧倒的な低性能を発揮してくれやがる。
6.シリンダーヘッドのね、流量がね、少なすぎんの。
7,8.スロットルボディもインテークマニホールドも帯域制限きつすぎですわ。さっさと光回線導入汁!

・・・とまぁ、こんな感じでかなりきっつい評価です。基本的な知識として、圧縮比を9.2だと勘違いしてたり(それはTRマグナのアストロン2後期ヘッドだろと)、ジェットバルブを吸気バルブと勘違いしてたりとかしてるのも事実なんですが、恐らくレビュアーも参考にしたであろうチューンドエンジンの写真見てると、その中身がかなり凄いんですよ。

燃料系はマグナのMPIに総取っ替えで、ヘッドカバーがMitsubishiロゴ入りなので、シリンダーヘッド自体も恐らくTPマグナのアストロン2前期ヘッドに交換してると思います。ターボはウェイストゲート仕様の馬鹿でかいのがエキマニ込みで交換されてます。インテークパイプは全て金属製に替えてあり、多分インタークーラーも大型化。点火はMSDで、ラジエーターはフルアルミ、間違いなくコンピュータもフルコンにして、どんなに少なくても400馬力以上は狙える仕様にしてると思います。ここから先にこれ以上手を入れるとしたら、デスビをやめてEDISにする位でしょう。

そこまで手を掛けた後で「これ、やっぱ駄目だわ」という気付き賢者の境地に至った上でのdisりとワースト1選出なんだと思います。G54Bは、他の4つのワーストエンジンと比較しても、明らかに撮影されてるエンジンへの手間と金の掛け方が桁違いに上にしか見えないんですよ。他の4つのワーストエンジンのうち、3位と5位はどう見てもドノーマルにしか見えないですし。

ちなみに、ワースト2から5の顔触れもかなりスゴイです。

2位はなんと、日本では間違いなく名機の一つとして名が挙がり、私自身も好きなエンジンの一つである(ここ重要)トヨタ・4A-GEで、「実性能と(様々な漫画、アニメでの)誇大評価の実像が余りにかけ離れている」というのが選出理由。「AE86の狂信者共熱心党の方々は、ヘッドを20バルブにしてEGI捨ててキャブにして、更にはターボやNOSまで組むけれど、どう見てもその4A-GEを窓から外に投げ捨てて他のより高性能な直4に載せ替えた方が賢明だよね、JK・・・」という、日本の雑誌じゃまずこんな正論どストレートな事書けませんよね・・・なノリで、ちょっと怖くなってきます。そこまで言っちゃ流石にマズイでしょというか、ひょっとして1位よりもエンジンに対する怨嗟の念が強いんじゃないディスカ・・・という気もしてきます。

3位は日産180SXの北米版、240SXのみに搭載されたKA24DEで、「販売戦略を理由として無理矢理宛がわれたエンジンは、大概(xдx)マズーなものになる」「どんなに頑張ってもCA18DETやSR20DETより良くはならん」という、G54Bと似たような評価。でも評価が似てるのに、エンジンの写真がどう見てもその辺の中古車屋行って、海苔っぱなしの薄汚れた車体のものを適当に撮影してきたようにしか見えないのが、このエンジンが米国人からもいかに愛されてないかを物語っているようで泣けてきます(ノ∀`)

4位ホンダのD型エンジンシリーズ全般で、「D型エンジンフリークよ、あなたはツインズ(兄弟、またはツインカムの暗喩?、要はB型エンジン)を見ていつも楽しい気分になれるでしょう」、「つーか、ホンダのクソヤローはどうしていつもUSDMにはクソみたいなエンジンばっかし送り付けてきやがるんDA!」といういささか愚痴混じりのもの。写真のエンジンのヘッドカバーに書かれた「タイプR」のロゴがただただ哀愁を誘います。

5位はマツダが誇るロータリーエンジンの13B-MSP(Renesis)で、「レネシスとは、ロータリーエンジンにおける出ターボ記である」。「マツダの自己評価が過大すぎたのが原因で、マツダは後にバイバック(買い戻し)プログラムをやらざるを得なくなった」「マツダがよかれと思ってやったんであろう排ガス対策の為の仕様変更が、皮肉にもロータリーの良さの全てをぶち壊しにしてる」というもの・・・。

私個人は「あるあるww」と納得できるのはG54BとKA24DEくらい。国によって評価の基準ってまちまちなんだなーという事を改めて感じさせられます。4A-GEや13B-MSPに対する低評価は、ターボとNOSの併用が当たり前の本当に高い次元のチューンをやるお国柄だからこそできるものでしょうし、D型の評価とかを見ていると、米国人(※)のJDMへの憧れって本当に凄いんだなーと感じます。そして私は、そんなワースト1のG54Bが今では愛着のあるエンジンになってるから、世の中わからないもんです。

判官贔屓というか、打目っ娘な子ほど、可愛がりたく庇いたくなるようなもんなんでしょうかね。

(※)補足・・・ここの部分ちょっと補足しておきますが、一般的な米国人は普通はアメ車を買うと思います。車弄りが好きな人ならV8のキャブ車でしょう。今でこそ日本車は優れたエコカーとして認知されてますが、80年代位までのアメリカでは、日本車はアメ車の高性能モデルを買ったり維持したりできなかったり、外車好きだけどポルシェなどの欧州車には手が届かないプアマン(Poor Man's Porsche)とか、免許取りたての女子高生とかペーパードライバーだけどちょっとオサレなクルマに乗りたいOLとかが買う車(Secretary's car「秘書サンのクルマ」。三菱だとイーグル・タロンが本当にそういう扱いだったそうです)だったそうですので、そういう車をわざわざ多額の費用を掛けて魔改造する時点で、米国人の中ではかなりのマイノリティで、そういう中から「これ駄目じゃね?」なんて議論ができるレベルへ達した人は相当な変わり者、日本的に言えば鈴菌感染者に近いような人達だと思います。

そういう背景からdisりの対象として選ばれてるのは、日本国内で日本人からdisられるのとはまた違った意味があるような気はしています。
ブログ一覧 | スタリオン | 日記
Posted at 2016/12/16 22:55:08

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この記事へのコメント

2016年12月18日 18:38
こんばんは♪

日本の技術力を妬む、偏見に満ち溢れた(マイノリティの)アメリカ人らしいディスりに苦笑いです…(笑)

この中では三菱のG54Bと日産のKA24DEしか乗った経験がありませんが、両エンジンとも低速トルクが太くてとても乗りやすい印象があります♪

『高回転ではうるさいだけで回らない』のも共通していますが…(爆)

私の中では日産のワーストエンジンはKA24DEではなく、CA18DEですね~。
コメントへの返答
2016年12月19日 3:04
こんばんは。

結局のところ、米国人の車好きは、大元の基準となるエンジンがV8の大排気量に行き着いてしまうので、日本車のチューンだとどうしてもターボやNOSで仮想排気量を無理矢理倍とかにして対抗するしか無くなってしまうから、こういう大過給にどこまで耐えられるか的なところに基準を置いて判定をしがちになるんでしょうね。どっちに優劣があるかではなく、一言で「クルマ文化の違い」としか言いようがありません。

日本の車好きは昔から1.6とか1.8とか一定の制限がある中で、素の排気量のNAでどこまで綺麗にブン回せるかというところに一定の評価の基準があるように思います。シリウスDASHなんかもそういう文脈の延長上で産まれてきたエンジンだと思いますが、V8はどんなに排気量があろうが最初からブン回せるのが当たり前の設計なので、単純にパワー勝負ではターボを付けても日本車は元々かなり厳しいんだと思います。

日本のメーカーもその辺を弁えているのか、JDMにはDOHCやターボやEGIや可変バルブなどのハイテク満載の比較的小さな排気量のエンジン出して、USDMには昔からS12シルビアにCA20E積んだり、コルディアにキャブのG63B積んだり、JDMより結構ローテクで少しだけ排気量を増やした、トルクが太くてそれこそ初心者や女の子でも乗りやすいエンジンを積んで送り出しますが、現地でアメ車と戦ってる本当のマニアックな日本車好きは、「どうしてJDMのエンジンのままで出してくれないんだ!」みたいな不満が出てしまうという、傍目から見るとちょっと概要が理解しがたい不思議な状況が発生するのだと思います。

G54Bもそんなエンジンの一つなんだと思いますけど、それでも北米では愛されている部類のエンジンだとは思いますね。マグナヘッドの流用は元々オーストラリアでG52Bのクライスラー・シグマ弄っていた現地人の方が編み出したメニューらしいのですが、日本よりも遙かに早い時期に米国人がそれに気付いてコンクエストの改造メニューに採り入れ、今では北米では定番メニューになっているそうですから、米国人の探求心の旺盛さには日本人として本当に頭が下がる思いがしますよ。

私は日本の繊細な小排気量ブン回し型のエンジンも好きですし、アメ車の豪快なV8も今では好きになれました。日本車の歴史を紐解いていくと、G54Bのサイレントシャフト開発した辺りまでのエンジン技術者は、アメリカのV8をいつか必ず追い抜く目標として本当に頑張ってきたのだなってのが良く分かりますので・・・。

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何シテル?   02/02 02:45
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