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2014年12月12日 イイね!

オーバークール、アイシングの疑い

オーバークール、アイシングの疑い寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

近年めっきり根性が無くなったので、余りにも寒いと晴れていても軽4で通勤する事が多くなったのですが、今年から仲間に加わったGX号が初の冬を迎え、少しばかり不思議な不具合が起きています・・・。

寒い日の朝の通勤時、長い直線を走った後にクラッチを切ると、そのままストールしてしまう事が頻繁に起こるようになったのです。始動はクランク一蹴り、タコメーターは無いですが冷間のアイドリングも負圧-0.6Bar前後で安定しているので、オートチョークはちゃんと利いていると思います。

問題は水温が温間に入ってから。交差点などで停車するとブルブルとアイドリングが不安定になる(この時負圧が-0.4bar以上に上がる)事があり、特に上記のような少し長い距離を走ると起こる事が多いです。不思議なのは、これが起きるのは必ず朝の通勤時で、日中や夜の帰宅時にはほとんど起きません。

現在までにエンジン周りで変更したのは永井のコードとK&Nのフィルターなので、これを両方とも一度ノーマルに戻しましたが、多少起きにくくはなるものの、ストールする時はしてしまうので、吸入抵抗が減って燃調が薄めになるK&Nが悪化の要素の一つではありそうな気はしますが、結局のところ直接の原因は車体側の可能性が大きいようです。整備書が全くないので、機構面ではまだよく分からない所も多いのですが。

私は以前こんなエントリで、キャブヒーターやアイシングについて考えた事がありますが、今回の不具合、前述のエントリで書いた幾つかの要因が重なっている状況で起きているので、個人的にはアイシングの可能性が高いのでは・・・?と考えています。

1.外気温・・・0度よりは高いが、朝方なので0度近くではある。
2.湿度・・・通勤コースは必ず川筋の道を走る。ストールが起きるのは決まって川筋を抜けた辺り。
3.キャブレターか?・・・言わずもがな。
4.スロットル開度・・・-0.5Bar前後で走行中に少しガクつくのが前兆現象なので、どちらかといえばパーシャルに近い。
5.キャブの位置・・・エンジンの横。後ろでも上でもない。
6.キャブ周辺の風通し・・・エンジンの横な上に、ファンクラッチすらない機械ファンなので、風はびゅーびゅー通りまくり。
6.PCVの存在・・・あると思う。多分。
7.過給機・・・あるわけないっしょ。
8.遮熱対策・・・6と同じ。
9.アイシング対策・・・キャブの温水予熱はされてると思う。ウォームエアの存在も確認済みだが、どちらも正常に機能してるか疑わしい傍証がある。

上記の中で問題なのは9.ですね。

GX号の走行中の水温はタイトル画像の通りで、これは表示の上では71度サーモ組んでる銀VR号の定速走行時や、機械ファン組んでる他のスタリオンのメーター読みとも大体似たようなものなのですが・・・。GX号の場合はこれ位の表示でも、ラジエーターキャップを素手で触って全く熱くない位ラジエーターの表面温度が低いのです。銀VR号だって素手で触れば確実に火傷するのに。ヒーターからは暑い位温風が出るのに、ラジエーターは手で触れる位温度が低いのは不思議です。。。


ストールが起きた直後のキャブも、ハッキリと冷たい位表面温度が低い。アイドリングが安定してる時もそんなに温度が上がってない。温水予熱があるとすれば、正常にクーラントが通ってるのか疑わしい位です。


次にウォームエアインテーク。触媒手前のエキマニに2本のダクトが繋がっていて、吸入空気を予熱しているようなのですが、ここを覆うシュラウドの上半分が脱落してたんです。

以前、こんなエントリの中で、「左前輪付近からチャリチャリとか、チリチリ・・・としか表現しようのない擦れ音のようなものが、走行中に鳴る」と書いた事がありましたが、その原因がまさにこのシュラウドだったんです。

こんなでっかいシュラウドの上半分の破片が、シュラウドの下半分に挟まってたんですね。加速中ミリミリと音が鳴り、減速時に音が収まるという症状、この破片を取っ払ったらすっぱり消えましたし。エンジンの振動に連動して共振音出してたんでしょうね。

そんな訳で折角のウォームエアも、保温の為のシュラウドが破損している為に、ちゃんと機能を発揮出来てるのかどうかが分からないので、オーバークールとアイシングが同時に起きてる可能性が否定出来ないような状況です。公道復帰前のクーラント交換ではサーモスタットには特段異常は見られなかった覚えがあるんですけどね・・・。

サーモスタットが正常だとすると、回りっぱなしの機械ファンが却って悪さしている事になるので厄介です。せめて低温時に回転が切れるファンクラッチがあれば多少は違うのでしょうが・・・。ファンクラッチはU42Tとかブラボーとかじゃないと装備されてないし、2WDと4WD、あるいは3G83と4A30ではファンの形状もエンジンのマウント位置もラジエーターの大きさも違うので、クラッチとファンだけ簡単に移植できるかどうかはワカランのです。ひょっとしたら、陸自の古い3屯半トラックみたいに、こんな感じのロールカーテン付けなきゃまずいのかも・・・。

なんにしても、整備書が無いのが一番不味いです。冷却水の経路も、キャブの調整法も詳しい事が全然分からないし、ディーラーに何処をどうして欲しいと伝えるのも一苦労しますし・・・orz

機械ファンが常時回りっぱなしってのもこんな良し悪しがあるんですね。皆さんもファンクラッチがキチンと低温で断続するか、冷間で手で回した時にクランクと回転が切れているか、よく確かめましょうね。
Posted at 2014/12/13 01:55:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミニキャブ | 日記

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