左サイドフレームの錆補修
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
銀VR号の下回りをふと覗いた時、なにか違和感を感じました。右側のサイドフレームの周辺に錆が浮いているのです。周辺を触ってみると、アンダーコートや塗膜が妙にペナペナしています。
嫌な予感がしたので、直感に従って補修を開始します。
2
ジャッキアップして下から覗いてみたところ。
サイドフレームの塗装は三面ともペナペナボロボロで、表面に錆が浮いてましたprz
GSR-VRではフロアパンにかなりガッツリとチッピングコートが塗布されているのですが、ペナペナした部分を剥がすとその下も少しばかりの範囲逝っちゃってました・・・orz
写真では見えませんが、サイドフレームのマフラー側の側面も結構な範囲やられてました。
サイドフレームの周辺やジャッキポイントが妙に変形しているのは、別に下回りをぶつけたからではありません。純正以外の不適切なパンタジャッキを掛けたり、頑丈な部分だからとリジットラックを掛けるような暴挙を若い頃にやってしまったからです。今ではもうそんな事はしませんけどね・・・(;´Д`)
3
と、言うわけで。カップブラシでギュイーンと錆とペナペナ塗膜を落とします。写真だと赤錆の膜の部分が落ちてないように見えますが、浮き錆の部分は全部落としたのでとりあえずこの状態で錆止め塗装をしています。
幸い、錆はサイドフレームの表面のみにとどまり、内側の腐食は発生していませんでした。
4
錆を落とした後はブレーキクリーナーで一旦表面の油分をしっかり落とした後、ジンクスプレーをがっつりと吹いて再発を予防します。写真では見えませんが、マフラー側の側面もしっかり塗装しておきました。錆が容易に落とせないような奥まった部分なら、レノバスプレーのような錆転換剤がベストでしょう。
本来はこの後シャーシブラックを吹いた方が良いのでしょうけど、個人的には黒い下回り塗装は、デフケースやサスペンションアームなどの鋳鉄部品に塗るのならいいと思うのですが、錆がその場で再発してきた時に非常に判定がしづらいように感じるので、経過観察を前提とするシャーシやフレームなどの処置の際には、白や銀やグレーなどの淡色系の塗装の方がいいような気がしています。
5
念のため左側のサイドフレームも点検してみますが、こちらは全く異常なしでした。何故左側のみにあんな錆が発生したのかは、ハッキリした原因があります。
銀VR号は一度、ブレーキマスターバック付近からのフルード漏れを起こしており、ディーラーでマスターシリンダーのオーバーホールを行っているんです。今回ちょうど錆びた部分辺りを伝って、床までブレーキフルードが漏れていたんですよ。その部分の塗装が膨潤してペナペナになり、フルード自体が吸湿することで錆が発生したわけです。不思議なことに、壁面に角度が付いたバルクヘッド側はほとんど塗装がやられておらず、地面と平行なサイドフレームの底面付近が一番塗装がやられていました。
数年前、ディーラーでもスチーム洗浄や下回り塗装はしっかりやってもらっていたのですが、ブレーキフルードの定着性と浸透性は本当に最悪で、水気を吸って錆を起こすまで問題に気付かないことも多いです。
ボディの袋部分に入ろうものなら、それこそ腐食して穴が開くまで気付かないかもしれません・・・・。
私のようなトラブルを回避するには方法はただ一つ。ブレーキやクラッチのマスターシリンダーは、車齢が20年、走行10万キロ越えたらどこかの段階で無条件でリペアキットでのオーバーホールを実施しておくことです。あらかじめリペアキットを入手しておいて、車検の際に部品を渡して依頼すれば少しの追加費用で行えるはずです。
一度マスターから漏らしてフロアやフレームにフルードが流出してしまうと、後の処置が本当に大変なことになります。そうなるまえに予防保全的に交換しておけば間違いありません。
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