
やっっっっと基板設計が完了しました! いやぁ長かった。
このモジュールひとつで、入出力(熱電対を除いて)で困ることはまずない!っと思います。
既にJLCPCB(製造業者)に発注済!回路設計に誤りがない事を祈りながら到着を待ちます。
それとそろそろ、プログラム作り始めないと。。。 あとはケースも作らないと。取扱説明書も必要か。
頼むから1発で動いてくれ!!部品点数多くて財布に響く(汗)
身内メンバーからの催促もあるので、手戻りは避けたい。ホント上手くいってほしい。
↓裏面の写真。部品ギッチギチ。
入力系統
- アナログ入力:4ch(5kHzローパスフィルタ付き)
- 温度入力:4ch(400Hzフィルタ+1kΩプルアップ付き)
- デジタル入力:8ch
※アナログの分解能はLINKと同じ16bit 超高性能
出力系統
- デジタル出力:8ch(MOSFET駆動@3Aまで対応)
外観形状
こんな感じ。いつも通り、BUS_SPEEDとCAN-IDの切替機能を搭載。
その他特徴として、デジタル出力を確認できるインジケーターを搭載しました。
コネクターは、LINK G4Xと同じAMP製のコネクターを使用可能。
代表回路のご紹介
(1)電源回路
16Bitの高性能AD変換器搭載に伴い、大幅に性能UP。
効率の悪いシリーズレギュレーターICに代わり、量産車向け電源ICを採用。
逆接続保護に加えて、サージ電圧(ジャンプスタート時に50Vとか高電圧が発生する事がある)の耐性も強化。
ECU MASTERや似たような製品をベンチマークしましたが、ここまでやっている製品は、当方調べでは見つかりませんでした。
電子回路において電源回路は基本のキ。通常使用で本部位が表に出る事はないですが、信頼性向上には絶対に不可避な部位。今回のこだわりポイントです。
(2)CANインターフェース回路
定番部品の組み合わせ。ここはEGT to CANに対して、電気ノイズに対する耐性を向上させるため、抵抗(R7/R8 100Ω)を追加しました。
(3)デジタル入力回路(×8ch)
一般的な回路(SpeeduinoとかMegasquirt)に対して、
逆説保護のダイオードとフィルター回路を追加。配線ミスやEMCに対する耐性を強化しました。
(4)デジタルアウト回路(×8ch)
特異な点はありませんが、LEDのインジRCケーター機能と、12Vリレー接続時の逆電圧耐性を強化しました。MOSFET(Q1)は逆電圧や静電気にとても弱いですからね。
(5)アナログ入力回路(×4ch)
5kHzのローパスフィルターを挿入。
5KHzの根拠は、MAPセンサー等のサンプリング周波数から選定。
使うセンサーによって最適解は異なりますが、汎用的に使える値を選定しました。
(6)温度入力回路(×4ch)
400Hzのローパスフィルターを挿入。
こちらは温度変化が激しい吸気温度等の変化速度から選定しました。
ジャンパー(JP3)をカットする事で、アナログ入力回路としても使用可能です。
回路問題ない事が確認できたら、全回路公開しようと思います。
ミスっていたら、超絶恥ずかしい。
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Posted at 2025/08/11 01:20:00 | |
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