KYB ローファースポーツ フロントショック取付け

最近、走行中の段差を超える際に「ガツッ」と気になる振動があり、いよいよフロントショック交換せねば～と準備していました。
ハードな走りはしないので純正品で十分と、これまで社外品は避けてきたのですが、純正品のほうが高くて手が出ません。
一昔前ほど中古品も出回らないので、カヤバのローダウン用の新品ショックを導入することに。

フロントショックの取り外しは、車体をジャッキアップ、ウマに乗せて両輪を外し、アッパーマウントのナット2個（12㎜）とフロントハブの2本のボルト（17㎜）、ブレーキホースの金具（12㎜）を外すと取れます。
取り外したショックにこれまで労をねぎらい解体へ。

スプリングコンプレッサーを使ってコイルを取り外し、アッパーマウント等と一緒に新ショックに移植します。
スプリングコンプレッサーは、長年こちらのモノを使ってますが、十分元は取りましたね。

カヤバショックの型番はWST5183R/L、純正品とほぼ同じ長さです。
写真で純正品が短く見えるのは、ショックがへたって、自然と縮んでしまうためです。

新ショックに一式移植するとこんな感じに。
アッパーマウントの取付けナット（17㎜）の脱着はインパクトを使います。
ナットは付属しており、整備書のトルク値は63.7±9.8㌔でした。

取付けは逆の作業になりますが、純正のショック＆コイルであれば、力技など不要で簡単に脱着できます。
ハブのボルトの取付けトルク値は95.6±12.3㌔。80ほどで締めました。

早速、試走したら、段差越えで「ゴキ、ゴキ」鳴ります。
こりゃ組み付けミスったと点検することに。
ボンネットを開けてアッパーマウントのナットの締まり具合を確認します。こちらは左側。正常な様子。

右側を見ると、ショックのネジ山の高さが違い、ナットの締まりが不十分で組み付けミスが判明。
右側のショック一式を外し、コンプレッサーでコイルを縮めてアッパーマウントを締め直します。
やれやれ～です。

再度試走すると、異音なく良い感じです。
純正は癖が無くて良いと思っていましたが、こちらは名前の通りスポーティーでしっかりした乗り味になりました♪