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2011年10月27日

[ホームオーディオ] 20年ぶりのリニューアル

[ホームオーディオ] 20年ぶりのリニューアル 先日,15年ぶりにフロアマットを交換したブログをアップしましたが,今回は20年ぶりのミニコンポの交換記です。

リニューアルといっても壊れた部分を程度の良い中古品に交換しただけですが・・・

このコンポはPanasonicのHALFシリーズの下位モデル(SC-CH9,1990年発売)で,アンプをメインにチューナーやデッキを組み合わせていく「システムコンポ」が,セットユニットとして一体化するとともに小型化していった過渡期のシリーズです。





各部が個別の筐体となっていますが,スピーカーを含めて専用のケーブルでしか接続できない仕様で,各部は他メーカーや他モデルのそれに置き換えることができない形式をとっています。また,幅が20cm強とそれまでのシステムコンポのサイズの半分程度に抑えられているのが特徴でした。

レコードプレーヤーがCDプレーヤーに置き換わった時期だったこともあり,スレテオシステムの省スペース化が飛躍的に進んでいました。SONY,KENWOOD,ONKYO,AIWAなどから類似したモデルが多数販売された時期でもあります。

SC-CH9の特徴は,当時の価格帯(定価で10万円強)のミニコンポでカセットデッキ部に録音レベル調整機能があったことです。CDは普及したものの,それをカセットテープにコピーしてラジカセやカーステレオで聴くことが一般的だった時代に,音質の劣化を抑える手段の一つとして,コピー時の録音レベルを高くすることが有効でした。




このコンポは一夏ほどアルバイトをして購入したもので,購入価格は8万円強だったと思います。当時の自分にとって生涯で最も高い買い物でしたので,オーディオ雑誌での下調べや店頭での試聴を重ね,慎重に選択したものです。音質はもちろん,デザインや狭い自室に置くための省スペース性と録音レベル調整機能が購入の決め手でした。

購入したのは当時住んでいた水戸で最も安い店頭価格をつけていた石丸電気(手元に残っている店頭カタログや保証書に捺印あり)でした。当時関東に住んでいた方なら「電気のことなら石丸」のCMソングに聴き覚えがあると思います(現在はエディオン)。





当時のPanasonicのCMキャラクターがWINKだったのも印象に残っています。





このコンポはその後,同行とともに各地を転々とし,現在に至ります。その後はPCでCDやMP3を鳴らすことも増え,購入から10年弱に広島でCDプレーヤが壊れたときに買い換える迷いました。しかし,かつて親戚の家に通ってレコードをコピーしたり,ラジカセで必死にエアチェックした思い出のあるカセットテープを再生可能な環境を残したかったこともあり,1万数千円かけて修理しました。その頃はすでにMD全盛期で手頃なミニコンポは多数存在しましたが,カーステレオではまだカセットテープがメインの時代でもありました。

ここ数年はこのコンポを使うことは滅多になくなり,音楽を楽しむのは車の中とインターネット環境になりました。それでもときどき古いカセットテープを引っ張り出したり,あえてPC以外でCDを聴きたくなったりもします。SC-CH9は旧式のシステムですが,アナログ+CDのシステムとしては末期のコンポで,それなりに音も完成されているのです。



この夏にCDプレーヤーが再び壊れ(広島のときと同じ症状),さすがに修理は面倒というか修理してもらえるのかさえ微妙な年数が経ってしまったことに気づきました。自分で直せないか分解してみましたが,トレーのローディング機構に致命的な欠陥(経年劣化でローディングできなくなることを免れない材質のパーツ)を発見。部品が入手できたとしても,ちゃんと動かない可能性がある&再び壊れるのは必至です。

そうこうしているうちに,カセットデッキもダブルのうち片側のデッキが動かなくなったことから,今度こそいよいよ手放す時が来たと覚悟しました。

現在入手できる手頃なカセットプレーヤーは汎用性が低いうえに音質もイマイチ。それなりの値段がするカセットデッキを購入して,他のシステムに繋げて使うほどはオーヲタでもありません。もはや車の中でもCDやデジタルなメディアしか使わなくなっています。



とはいえ,やはりカセットテープ資産(おおげさ?)を諦めきれず,ヤフオクでこのコンポのデッキ類が出品されていないかチェックしてみました。さすがに出ていなかったのですが,しばらくしてシステムごと放出されているのを発見。価格は諸費用込みで2000円と,修理や買い換えより圧倒的にリーズナブル。スピーカー,リモコン,ケーブル類は欠いていたものの,それらは現状のものが使えるので問題なし。アンプ部の電光表示やボタン類もヤレてきていたので,システムごと交換する勢いで落札しました。

とりあえず,CDプレーヤーとカセットデッキを交換し,この機会にスピーカーケーブルも汎用のもので新調。いまの時代に聴いても十分に良い音を出してくれます。落札した個体は長い期間にわたって使用されずに収納されていたのか,これまで使用していた個体よりキレイで表示も明るいです。

まだ壊れきっていないチューナーとアンプは残し,今後に備えることにしました。慣れ親しんだものが手元に残るとともに,環境にやさしくできた気になれる良い買い物でした。
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Posted at 2011/10/27 00:06:34

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この記事へのコメント

2011年10月27日 22:17
初期投資が高くついても長く使えれば元は取れてますね☆
ゴーストバスターズが懐かしすぎる・・・☆

自分は初めて買ったケンウッドのミニコンポとスカパーチューナーを繋いでしまったのがキッカケとゆうか運の尽き?でホームシアターに嵌ってしまいました。  散在の沼・・・(´∀`;)
ちなみにミニコンポはインプレッサにMDデッキを載せる為(オーディオレス仕様)録音用に買ったんですが、デッキを導入する直前にインプは廃車になってしまいました......南無。

コメントへの返答
2011年10月27日 23:01
当時は高い買い物でしたが,自分でシステムを組むことにも憧れてました(要数十万)。費用対価で言えばこのくらいでちょうど良かったのかもしれません。

ゴーストバスターズのケースは,何かの景品だったように思います。テープを持ち運ぶために使ってました。内部にはフェルトがDIYで貼ってあって,当時から異音・衝撃対策をしてたことに気づきました(´∀`)

自分も一時期,このコンポとPC,ビデオ/DVDプレーヤ,TVを繋いだことがあります。そのときもシステムを刷新して完全デジタル化&ホームシアター導入するかどうか迷ったのですが,集合住宅に住む身としては滅多に音出しすることもないだろう,とそのままにしてきました。いまではそれぞれ普通に単体で鳴らしています。新旧織り交ぜて繋いで鳴らすのは面倒になったので・・・

廃車はそれなりに手間と費用がかかりますよね(´∀`;) お互いに大事に乗って元をとっていきましょう~
2011年10月27日 22:57
こんばんは。

”カセットレーベル”が懐かしいです(^^♪
FM STATIONの付録ですかね...。
コメントへの返答
2011年10月27日 23:04
こんばんは!

以前,クロスオーバーイレブンのブログをアップした際に,ShouさんとFM STATIONの話題が出ていたので,今回載せてみました^^

DIYでレーベルを加工してあったりして,当時からこういう弄りばっかりしてたのだなと思いました^^;

テープによっては保存状態が悪く,これからどのくらい保つか分かりませんが,想い出とともに大事にしておきたいと思います。

プロフィール

「同行号のエンジンオイルDIY交換(11ヶ月・4.9千km走行)。車両46.1万km・ドナ子エンジン5.7万km。

ロイヤルパープル5W-30→汎用VHVI油5W-30を20W-50で粘度調整、丸山モリブデン追加。」
何シテル?   08/15 15:39
クルマも好きですが運転が好きです。渋滞と加速してからの黄信号は苦手ですが… 生活や仕事のために毎日走りまわっていて,ロングドライブすることも多いです。そん...

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