2010年01月15日
フォードモーターは12日、ドイツ・ケルン工場での新型『フィエスタ』の累計生産台数が、50万台に到達したことを明らかにした。生産開始から1年5か月での50万台達成は、同工場の最速記録だ。
新型フィエスタは、ドイツ・ケルン工場とスペイン・バレンシア工場で生産中。主力はケルン工場で、4300名の従業員が、1日当たり1885台のフィエスタを生産している。フィエスタは2009年、欧州で52万6000台をセールスし、欧州で2番目に売れた車種となった。
好調なセールスを受けて12日、ケルン工場での新型の累計生産台数が50万台に到達。昨年8月の第1号車ラインオフから1年5か月での50万台達成は、同工場の最速記録となった。
記念すべき50万台目は、1.6リットル直4ガソリンエンジン(120ps)を積むフローズンホワイトの3ドアハッチバック車。工場のスタッフに祝福された後、英国の顧客に向けて出荷された。
初代フィエスタは、1970年代の半ばにデビュー。これまでの累計販売台数は1200万台を超えており、欧州フォードのベストセラー車に君臨している。
レスポンス 森脇稔
Posted at 2010/01/15 23:33:38 | |
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欧州フォード | クルマ
2009年12月09日
欧州フォードは7日、『フィエスタバン』の「エコネティック」グレードの販売を開始した。欧州複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量98g/km誇る欧州トップレベルのエコ商用車だ。
エコネティックグレードは、『モンデオ』『フォーカス』『トランジット』など、欧州フォードの主要車種に設定。フィエスタバンも徹底的に走行抵抗を減らしており、車高をダウンさせ、スポイラーを追加。ホイールディフレクターも装備するなどして、空気抵抗係数を示すCd値は0.33を実現した。
さらに、175/65R14サイズの低転がり抵抗タイヤ、シフトアップインジケーターを導入。ファイナルギアレシオは3.37から3.05に改められた。
エンジンは、専用チューンの1.6リットル直4ターボディーゼルの「TDCi」で、最大出力は90ps/4000rpm、最大トルクは20.4kgm /1750rpm。新型パーティキュレートフィルターや専用触媒を採用して、ユーロ4基準に適合するクリーンな排出ガス性能を達成する。
これらの専用装備の効果で、フィエスタバンのエコネティックは、欧州複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量98g/kmというクラストップ水準の環境性能をマーク。高速走行燃費は、31.26km/リットルという驚異的な数値だ。
英国での価格は、1万1635ポンド(約170万円)から。英国フォードのスティーブ・キンバー商用車部門ディレクターは「我々は小型商用車市場において25%のシェアを取りに行く」と、意欲を見せている。
レスポンス 森脇稔
Posted at 2009/12/09 18:45:00 | |
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欧州フォード | クルマ
2009年11月21日
フォードモーターは19日、IRC(インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ)最終戦のラリーオブスコットランドにおいて、新型ラリーカー『フィエスタS2000』を初公開した。
フィエスタS2000は、FIA(国際自動車連盟)が定める「スーパー2000(S2000)」ラリーカテゴリー参戦用に開発。スーパー2000は連続する 12か月以内に2500台以上生産された4ドア車で、排気量2.0リットル以下、ターボや電子デバイスは装着禁止などのルールが定められている。
同車は、2010年シーズンのIRCやS2000ワールドカップへの参戦を目的に開発。フォードの英国パートカー企業、M-スポーツ社と共同開発された。 M-スポーツ社は1990年代に活躍した『エスコートコスワース』をはじめ、最近では『フォーカスRS WRC』の開発を担当するなど、フォードのラリー活動をサポートしている。
フィエスタS2000は、1998ccの直列4気筒「デュラテック」エンジンを搭載。最大出力280ps、最大トルク26.5kgmを発生する。トランスミッションは6速シーケンシャル。クラッチはAP、ブレーキはブレンボで、可変式サスペンションも採用される。駆動方式はフルタイム4WDだ。
室内はスパルコ製バケットシート、ロールケージ、消火器など、スパルタンな空間に仕上げられている。
すでにフィエスタS2000は、欧州で3000kmに及ぶ走行テストを実施。2010年1月にホモロゲーションを取得後、19日に初戦を迎えるIRCのラリーモンテカルロでデビューを果たす。ドライバーにはマーカス・グロンホルム選手の起用も計画されている。
レスポンス 森脇稔
Posted at 2009/11/21 21:14:51 | |
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欧州フォード | クルマ
2009年10月21日
フォード・ジャパン・リミテッドは21日、『フォーカスST』のパワーステアリングオイルホースに不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年12月29日 - 2006年10月19日に製作された252台。
油圧式パワーステアリングで、パワーステアリングオイルホースとホースブラケットの固定位置が不適切なため、低圧側のホースに亀裂が生じ、パワーステアリングオイルが洩れてハンドルの操作力が増大するおそれがある。
全車両、ホースの取付状態を点検し、取付状態が不適切なものは、ブラケットを対策品と交換し、正しい位置に固定する。また、ホースに亀裂があるものはホース一式を対策品と交換する。
不具合発生はなく、本国メーカーからの情報でわかった。事故は起きていない。
レスポンス 編集部
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国外ではフィエスタにもパワステ絡みのリコールが過去に出てるみたいですね。
http://www.caradvice.com.au/4450/ford-fiesta-steering-column-recall/
Posted at 2009/10/21 18:43:36 | |
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欧州フォード | クルマ
2009年09月20日
欧州フォードは16日、『フォーカス』の5ドアハッチバックの「エコネティック」グレードに、2010年モデルを設定した。従来よりも環境性能を引き上げ、欧州複合モード燃費26.27km/リットル、CO2排出量99g/kmを達成する。
欧州フォードは、燃費や排出ガス性能に特化したモデルを「エコネティック」シリーズとして、フォーカス、『フィエスタ』、『モンデオ』などに展開中。その中核ユニットは、1.6リットル直4ディーゼルの「TDCi」だ。
2010年モデルでは、新インジェクター&インテークを採用。最大出力109ps、最大トルク24.5kgmを発生する。さらにアイドリングストップ機能と新型パーティキュレートフィルターも導入された。
エコネティックは、徹底的に走行抵抗を減らしているのが特徴だ。車高は前10mm、後ろ8mmダウン。ミシュラン製の低転がり抵抗タイヤ、専用ギアレシオの 5速MT、BP製の低フリクションギアオイル、専用チューンの電動パワーステアリングなどを採用。エアロダイナミクスも見直され、空気抵抗を示すCd値は 0.31とした。
さらに、2010年モデルでは、減速時に積極的にオルタネーターを回してバッテリーに電力を蓄える「スマートレジェネレティブチャージング」、低抵抗タイプの「ローテンションFEAD」、加減速やシフトチェンジのタイミングなどのデータからドライバーにエコドライブを助言する「フォードエコモード」などが追加された。
これらの改良により、フォーカスのエコネティックは、欧州複合モード燃費26.27km/リットル、CO2排出量99g/kmを達成。従来よりも約13%の環境性能改善を成し遂げた。
新しいフォーカスエコネティックは、2010年初頭から欧州各国で販売開始。CO2排出量は100g/km以下のため、欧州の多くの国で、税制上のメリットが受けられることになる。
レスポンス 森脇稔
Posted at 2009/09/21 00:08:41 | |
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