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同行二人のブログ一覧

2009年07月11日 イイね!

[試乗] Alfa Romeo MiTo

[試乗] Alfa Romeo MiTo先月末に超でか!のパーツレビューをアップしてみたところ,レビューへのページビュー(PV)がかなり多く,その意外さに驚いている同行です。おそるべし,超でか!・・・


さて,先週にようやく実車に meet して試乗予約をしてきた MiTo に乗ってきました。ディーラーのある市街地~郊外まで数十分の試乗です。

走り出してすぐ「お前は欧州フォードか?」と思ってしまいました。少なくとも MiTo がドイツ車的な世界を持っており,欧州フォードもアルファ的な世界を持っているのだと思います。とはいえ,この「ドイツ車的世界」はアルファの中でも MiTo に特有なものでしょうか。


同じく MiTo に乗ってすぐ分かるのが,ホットハッチ的なクルマとしては洗練度が高いこと。先週の時点での予想通り,サイドドアの遮音性は極めて高く,高級感や剛性感,そして包まれ感を演出してくれます(実際に剛性は高いのでしょう)。

インテリアのデザインは好みが別れそうですが,スイッチ類の配置は分かりやすく直感的に操作可能です。ハンドル周りの材質・カラーリング・手触り,シートの大きさ・堅さ・形状・ポジション調整・ホールド性と乗り降りのしやすさのバランスはこれまで出会ったコンパクトカーの中でベストと感じました。

運転席に着いたときのアイポイントは意外と高く,車両感覚はすぐにつかむことができます。時折指摘されている後方視界の狭さや見にくさは気にならず,むしろ左側前方の見切りが得にくいことが気になりました。しかし,これはとくに大きな問題ではありません。欧州コンパクトでは力不足に感じることの多いエアコン(クーラー)の効きは十分でした。


d.n.a.システムは走行中もいつでも変更できて面白いです。しかし通常は「なくてもいい」ギミックに感じられました。日常域ではdモードはステアリングが重すぎるとともに直進志向が強すぎ,aモードは小回りが効くというよりは過敏(オーバーステア)すぎるように思います。これは高速道路やアイスバーンを走ると印象が変わるかもしれません。dモードについては,自分は重めの操作系と直進安定性が好みなので意外な印象となった気もしました。

トルク重視のエンジンは重圧感ありますがとくにもっさりしているとは感じませんでした。踏み込んだときのふけ上がりと加速感は気持ちよく,反応が良く安定していて乗り心地もいい足回りとともに走る楽しさを存分に感じることができます。

しかし,これまた予想通り,踏み込むとエンジン音や排気音が盛大に進入してきます。「ん?こんなものかな?」と思って何かを期待してさらに踏み込んでみても,こもり音が大きくなるだけです。エンジンの特性だけでなく,サウンドまでもアルファのイメージとは良くも悪くも異なっていたのでした。さらに,停車時・低速時にはステアリングやフロアにエンジンの振動がかなり伝わってきます(ハンドルのエンブレムが震えているのが目で見て分かります)。


MINI CLUBMAN に試乗した際,デザインやパッケージはカジュアル,エンジンも洗練されているのに,操作系と走りが「重い」という矛盾を感じてしまったのですが,MiTo は操作系や走りが洗練されているのに,エンジンが・・・と感じてしまいました。なお,MINI が「重い」というのは動かしにくいとか遅いということではありません(むしろスポーティ)。また,MiTo のパワートレーンががさつだということでもありません(フィエスタはやっぱりちょっとがさつかも・・・)。

個人的には,MiTo はこの路線でくるならエンジン音もきっちりと遮音してプレミアムハンドリングコンパクトとしてまとめた方がよかったのでは?と思ってしまいました。今回,トランクルームも覗かせてもらい,密かに?容量だけでなく遮音対策をチェックしてみましたが,エンジンルーム~フロントフェンダー同様にほとんど何も処理されていませんでした。


純正スピーカーの配置と音質もよかったのですが,エンジン音や排気音に負けないように音量をあげるとビビリが盛大に発生します。この点からも,ある程度のデッドニングは必要なように感じられました。


最後に,ペダル配置とクラッチ操作のしやすさは◎です。MT はやはり楽しい・・・。日常域ではこのクルマの魅力は十分に発揮されないと思われるので,もっと走り込んでみたいクルマではあります。


試乗コースと同じ道を同行号で走りながら帰ると,またいろんなことに気づかされました。面白いものです。
Posted at 2009/07/12 00:01:18 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ

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「同行号のボンネットやバルクヘッドの後付けインシュレーター(フードライナー)の補修。

バルクヘッドの純正インシュレーターは経年で朽ちていたので、フードライナー、カーボンフェルト、低反発マット、アルミガラスクロステープを追加。」
何シテル?   06/15 17:56
クルマも好きですが運転が好きです。渋滞と加速してからの黄信号は苦手ですが… 生活や仕事のために毎日走りまわっていて,ロングドライブすることも多いです。そん...

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