同行二人のブログ一覧

足回りの再セッティングやリフレッシュ追加を行いました。



・[ロアアーム] ボールジョイント交換

・[サスペンション] 純正スプリング取付/リアスタビライザー調整





今回お世話になったショップは遠山輪業（Garage Tooyama）さん。自宅から比較的近く，イタフラ系のレア車や，国内外の旧車がお店の周りにいつもたくさん停まっていて，気になるお店でした。

ディーラーや以前お世話になったAUTOGARGE Mさんはやや遠方であるとともに作業の予約が先になりがちなので，この機会に遠山輪業さんに初めてお世話になりました。



担当していただいたＹさんはいかにも「クルマ好き」「欧州車好き」の方で，たいへん気持ちよく＆楽しくご対応いただきました。また，様々な年式の様々な車種の維持に長く係わっておられることから，非常に勉強になるお話をたくさん伺うことができました。


お会いしてすぐに「去年，高松で緑のフォーカスＲＳの目撃情報が」という話になったのですが，おそらくさぬきプチオフの際のカーターさんご一家号のことではないかと思いました^^


Ｙさんが欧州フォード車に触れるのは初めてのことのようだったのですが，整備後に同行号にご試乗なさり，以下のようなインプレッションをお聞かせくださいました。


・噂には聞いていたが剛性感が高い。とくにボディ。ブレーキも強い。まさにドイツ車

・ATの感触とセッティングがイイ。こんなATが欧州車にあるのか（ATはアイシン製で日本のみの仕様と話すと感心されていました）

・ステアリングやスロットルの反応がダイレクト。車の全てが意のままに反応し，その反応にまとまりがある

・車に本当に必要なのは「すごさ」より「楽しさ」。こんなコンパクトカーは他にないしこれからも出ないでしょう。電子制御が進んだ今ではこういうコンパクトカーはつくれない

・「これからも長く乗りたい」「乗り換えたい車がない」という気になるのが分かる

・走行18万kmにしてはエンジンとATの状態がすこぶる良い。今回のブーツも普通はここまで保たない。真面目につくってある。この状態ならメンテを欠かさなければ30万kmは確実にいける


等々･･･若干は脚色も入ってしまったかもしれませんが，Yさんもお上手？でフィエスタ乗り冥利に尽きるお言葉でした。




整備中は先代スイフト（後期型，1.2L，CVT）を代車としてお借りしていました。先代スイフトに乗るのはこれが3度目ですが，今回ほど長く走らせたのは初めてです。

スイフトのベンチマークがフィエスタなので当然と言えば当然かもしれませんが，今回も以前と同じく「フィエスタに似ている」という印象を受けました。運転のfun度と実用性のバランスは他の国産コンパクトにはないもので，フィエスタとシャシーを共有するDYデミオよりもスイフトの方がフィエスタに近い世界を持っているように感じられます。

今回は純正オーディオの操作系やスイッチ類の配置が前期型フィエスタの純正オーディオとそっくりなことにも新たに気づきました。フィエスタにはないキーレスエントリーシステムは荷物を持っていたり悪天のときは非常に便利です。

CVTも以前から感じていたように他メーカーの国産車よりフェミニンかつ直感とのズレが少ないです。街中で元気に走らせてもフィエスタより燃費がいいのは助かります。

グリップと上のパワーは正直物足りなかったですが，そこはスイフトスポーツが埋めているはずです。ボディやブレーキには余裕があり，今回のモデルはエンジンが小さい（頭が軽い）ぶん，ストップアンドゴーの多い場面ではキビキビ走れ，疲れにくいです。フィエスタも欧州での実用車としての評価は（ディーゼルを除けば）1.6Lよりも1.4Lの方が，1.4Lよりも1.2Lの方がイイと言われているようですが，それらの本当の素のフィエスタの魅力も想像することができました。

内装や異音は･･･ 価格からすればこんなものでしょう。むしろうまくまとめていると感じました。