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同行二人のブログ一覧

2011年05月29日 イイね!

[ホイールアライメント] リアのバランス修正と「ST化」

[ホイールアライメント] リアのバランス修正と「ST化」足回りのリフレッシュ(ショックアブソーバー交換&スタビライザー強化)後に

・ハンドルが重い(フィエスタなのに曲がりにくい)
・ハンドルが左にとられる


といった症状が見られ,「失敗だったのか?」と不安でしたが

フロントメンバの再固定(ステアリングのユニバーサルジョイントのボディとの干渉の解消)
・今回のアライメント調整


を経てようやく納得できる結果が得られました。



これまでに延べ17.5万kmを走行している同行号ですが,未だにホイールのアライメントは点検・調整したことがありませんでした。

車検の際に,専用機を使用しないレベルの点検は実施していたとは思います。

足回りのリフレッシュ時に,車高が下がっていることが以前より明確化し,その後の走行中に大きな段差などでローダウンした車両に見られるようなドシンという突き上げが稀に生じるようになったため,新車時から使用し続けている純正スプリングの劣化(スプリングの縮みとレートの低下)が生じていることは間違いありません。

ディーラーで他のフィエスタと車高(タイヤとフェンダーの間の距離)を比べてみると,明らかに同行号の方が低い(短い)です。車高の低下はホイールアライメントに強く影響することから,ハンドリングの不調にかかわらずこの機会にアライメントを点検しておく必要があると感じていました。




作業を依頼したのは高松市の AUTO GARAGE M (オートガレージM) さんです。昨年の秋に進化剤の施工をお願いしたお店です(現時点で四国に唯一の進化剤の施工店です)。進化剤の施工の際,対応や店の雰囲気が良かった(自分に合っている)ので,今回も利用させていただきました。

オートガレージMさんでは「トータル・カープロデュース」を冠する通り,販売から整備までを総合的に取り扱っていますが,店舗はシンプルな事務所と「工場」だけになっています(駐車スペースはあります)。事務所はお客さんの対応の場や作業の待合室となっており,チューニングカーを中心とした各種の雑誌が自由に読めるようになっています。若干の商品(パーツ類)も置いてありますが,店頭に在庫を抱えての販売を中心とするのではなく,取り寄せによる整備を中心としたお店です。他のお客さんの対応を見ている限りでは,車種や用途にかかわらず,親身に相談に乗ってくれ,希望する車両やパーツを取り寄せてくれるようです。

「工場」と呼ばれるピットとその周囲に置かれている整備中の車両は,メーカーを問わず念入りにチューニングされたスポーティカーが大勢を占めています。レーシングカーやディーラー下請けのノーマル車も含まれており,ドレスアップ車は見受けられません。工場内にはオーバーホール中のエンジンやブレーキ等も見受けられ,モータースポーツの経験を軸にした多岐に渡るクルマの機能の保持やチューニングに長けている様子がうかがえます。代表のMさん(ブログはこちら)をはじめとして,工員の方もスポーツマンのように明るくハキハキとした対応をしてくれるのが気持ちいいです。





フィエスタはリアのアライメント調整機能を欠くことから,およそ2年ほど前に EZ SHIM を手元においておきました(Rude Racing から他のパーツと一緒に購入)。今回の調整では規定値からのズレを直してもらうだけでなく,フィエスタSTのアライメントに近づけるような設定への変更を依頼するつもりだったので,調整量が大きくなった時のためにこのシムを活用することにしました。




EZ SHIM の活用にあたり,

・輸入車のアライメント調整をしてくれる
・調整用のパーツの持ち込みをさせてくれる
・規定値とは異なる方向への調整をしてくれる


店を探しました。いろいろ調べてみた結果,まずは店の雰囲気の分かっているオートガレージMさんに上の方針で調整をしていただけるか店頭での相談に臨むことにしました。

オートガレージMのMさんはすぐに状況を理解し,的確な方針とアドバイスをしてくださいました。過去のご経験と実績から,上の3点に関してもまったく問題ないどころか,「見ての通りノーマル状態の車両を取り扱うことの方が少ないですから!」「きっちりと仕上げます!」とこちらの不安を一掃してくれました。結局,そのまま作業の予約をさせていただきました。

ただし,EZ SHIM については「樹脂製のため,耐久性が心配」とのことでした(実際に,装着後間もなくに破損してしまうという例がウェブ上に散見されます)。EZ SHIM は国内では正規導入されて間もなく,関東をはじめとする一部の代理店でしか正規サポートされていません。Mさんも今回はじめて知るパーツのようでした。その後,調べてみると正確に加工・装着できれば5万km以上は持つということが分かったので,このシムの利用をあらためて依頼しました。




EZ SHIM の装着にあたっては,

1)未装着の状態でアライメント測定
2)その結果からシムの設定を決めて加工
3)現物合わせをしながら必要に応じて再加工
4)装着後にアライメント再測定
5)その結果に基づいてアライメント調整




という手順をとります。2)~3)の時点で,リアのドラムブレーキを外す必要が生じます(リアアクスルとドラムブレーキの間に装着するため)。また,状況によっては2)~4)を数回繰り返す必要性が生じる場合もあり,完成までに時間を要します。

このことから,通常のアライメント調整よりも入庫期間の長い2泊3日のコースとなりました。1日目は夜にクルマを預け,2日目に丸1日かけて作業,3日目に試走という内容です。




実際に,作業は延べ12時間ほどに及んだそうです(他の作業も並行していたでしょうけど)。その理由は

・(STライクな設定にするしないにかかわらず)リアに大幅な修正が必要な点検結果が出た(左右の大きなズレの検出)

・EZ SHIM を活用した調整を行おうとしたが,ドラムブレーキ周りのABSセンサ・ケーブル類の配置が左右対称の構造となっておらず,説明書通りの加工では装着できない

・現物に合わせた加工を実施すると,設定値通りの計測結果が得られない(加工後の形状では,ボルトで締めたときシムが効かない)


ということが判明したためです。日本仕様のフィエスタ1.6には EZ SHIM は適合しないということになります(少なくとも2年前にUKから取り寄せた説明書に従ったやり方では)。




ところが,そこで諦めないのがMさんでした。自らオリジナル(?)のシムを装着してくださったのです。それによって左右のバランスを得ただけでなく,見事にSTライクな値にキメてくれました。

ちなみに,作業を依頼した時に,フィエスタGHIA/GLXとフィエスタSTのアライメントの基準値をMさんに見比べていただくと,MさんはSTの値を見てうなり「これは頭がスイっと入りますね」「リアはすごく粘ります」とすぐに見極めていました^^




車両を引き取る際にも諸処のご指摘とアドバイスをいただきました。まずは

・足回りのブッシュ類が左右不均衡な形状となっている。片方だけ潰れていたり,マウントとの隙間が空いている


とのことでした。ディーラーで車体をリフトアップした状態で自己点検をさせていただいて自分も気づいていたことでしたが,流石です。同行号では足回りに強化ブッシュを投入していますが,とくにフロントのロアアームのブッシュに関しては左右不均等に隙間が生じています。また,強化品は足回りの全てのブッシュに対して販売されていないため一部は純正のままですが,それらは左右のうち片側だけ潰れ気味だったりクラックが入り始めています。

・ホイールアライメントの修正以外でハンドリングをカバーするとしたら,ブッシュ類の交換・強化が必要

・隙間についてはレースシーンでしばしば行われるような,シリコンボンドの投入が有効


とのことで,次の足回りのリフレッシュの方向性が明確となりました。ブッシュ類は単体部品としては用意されていないため,ロアアームやタイロットエンドなどのアッセー交換と強化ブッシュ周辺へのシリコンの充填です。これ以外に,スプリングの劣化もやはり見過ごせないとのことで,自分も想定していたように次のショック交換ではスプリングの同時交換がいよいよ必須となりました(となるとまた車高が変わってアライメント調整も必要になりますね・・・)。




自分が気になったのはリアのアライメントの左右のズレの原因です。Mさんは

・リアに大きな事故の形跡は見つからない

と訝しんでいました。昨年春の事故(フロント大破)後の修復についてディーラーのSさんと相談していた時に,Sさんが「大丈夫です。まっすぐ走るようになります」と言い切っていたのを思い出しました(後日,ボディアライメントもチェックしたとのことでした)。Mさんからはさらに

・他の原因として考えられるのは,経年効果によるボディのゆがみ

との指摘も受けました。事故の直接的な影響がないとしても,過走行によって衝撃やねじれをくり返し受けることによってやはりボディはゆがんで来るのでしょう。ボディ自体がゆがまなくても,そこに組み合わされている一部のパーツが弱ったり狂いが生じれば,他のパーツもバランスを崩していくはずです。

このとき,初めて「同行号に寿命が近づいている」ことを強く自覚させられました。その一方で,さらなる整備や調整を重ねていけば延命は可能であるとも。



なお,点検と調整前にタイヤのバランス取りとローテーションも行ってもらっています。量販店と同じ(というか少し安い)値段で,前後だけでなく左右にわたる「クロス・ローテーション」となっていました。PS3に対するMさんの印象は「国産タイヤより堅い」でした。





車両を引き取った後に,さっそく白峯山や庵治を走ってアライメント調整の結果をテストしてきました。



走り出してすぐに分かったのが,調整前より接地感が向上していること。4輪がしっかりと路面をつかんでいるのがよく分かります。街中を普通に走ると乗り心地が調整前よりフラットでシルキー。タイヤバランスを取り直したことによる相乗効果もあるのか,4輪のバランスが揃っているとかなり振動が減ることに驚きました。ステアリング操作の曖昧さが解消され,立ち寄った駐車場でのバックでの侵入もビシっとキまり,気持ちがいいです。

山坂道に入ると,ステアリングに対するボディの応答が素直になっており,コーナーでの「ハンドルが重くてだるい」感覚が解消され,「しっかりとしたステアリングでよく曲がる」フィエスタらしさを取り戻していました。コーナーの途中でのステアリングの修正にも軽快に反応し,クイっと曲がるとリアがビシっと粘ってくれます。とくに,左リアの踏ん張りが明確になりました。

ハンドルが左にとられる感覚はわずかに残っていて,Mさんが指摘してくれたように他の面から補強や整備を重ねる余地はありそうです。今のところとくに疑わしく思っているのが,Mさんにも指摘されたリアのスタビが左右均等に効いていない可能性です。リアのサブフレームにバーを固定するU字金具が左右で同じ位置に取り付けられていないようなので,まずはここを調整してみたいと思います。

また,スプリングのレートが下がっていることが以前よりよく分かるようになりました。タイヤがしっかり踏ん張ってくれている分,ふわふわする場面があることが感じやすくなりました。





いろいろありましたが,ようやく大満足の結果となりました。アライメント調整は重要,という話はよく見聞きしますが。体験してみるとこんなに効果があるのかと目ウロコでした。



フィエスタに長く乗ろうとしている方々には,走行10万~20kmで足回りの寿命が一斉に来ることを想定しておいていただければと思います。また,チューニングをしていく方なら,ボディ補強やリアを含めたアライメントの維持を早期からしておいても良いかもしれません。クルマのどこかが歪みだすと,他の様々な場所に影響が出て,結果として「ディーラーではどこも悪くないと言われるけど何となく調子が悪い」という状況が続いたり,最終的にはクルマの寿命を縮めてしまうような気がするからです。
2011年05月27日 イイね!

[車会] 今日の赤車(2)

[車会] 今日の赤車(2)名車中の名車・初代フォーカス。

やっぱり欧州フォード車のベストカラーは赤かもしれません。






アライメント調整のため入庫中の同行号に代わってアルト・ワークスから。



さて,今日も男を弾ませましょう。コツは洗髪中も「笑顔」です。

監督・脚本・主演 マサタカ・ボンド  撮影 マダム・ボンド

かなりスッキリ。かなり爽快。
Posted at 2011/05/27 21:42:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車会 | クルマ
2011年05月25日 イイね!

[冷却系] クーラント漏れ点検

フィエスタGHIA/GLX乗りの方々の共通の悩みのタネ(?)。ラジエターリザーブタンクの膨張とヒビ。


このタンクは単なるクーラント(冷却水)のリザーブタンクではなく,ラジエター(ラジエータ,ラジエーター)の一部として膨張&収縮(内圧を調節)しながら機能しています。樹脂製で使用後間もなくからヒビが入り,消耗品の一つと受けとめられます。

ヒビを発見した時点で交換した方は少なくないと思いますが,液漏れの事例は稀なようです。ちなみにヒビの発生する箇所は数カ所ありますが,タンクや車両にかかわらずほぼ同じ部位のようです。



同行号では過去に一度だけ有償交換し,その後は交換前よりも長い期間と走行距離を経てきました。今回の自己点検では,タンクの外側を指でなでると内部の亀裂が表面に達し,「溝」に成長していることが確認できました。今のところ,そこからの液漏れは見られません。




それでもクーラントの減少は生じ,定期的に補充をしてきています。今回の点検では,ラジエターホースとエンジンの接続部(イグニッションコイルの下)に液漏れの跡(ピンク色の箇所)が確認できました。




他のフィエスタ乗りの方々の現状はいかがでしょうか?
2011年05月25日 イイね!

[車会] 琴平電鉄(ことでん)335号

道の駅「源平の里むれ」(香川県高松市)に隣接する房前公園に展示されている旧車です。







大正生まれですが,数年前まで現役でした。


同じタイプの現役中の車両に自分も何度か乗車したことがあります。真夏は窓を開放し,天井にぶら下がった扇風機が回っていたのが懐かしく印象的でした。





駅を模した展示施設。


公園は志度湾に面しており,公園と海の間をことでん志度線が通っています。公園には遊具や広場があり,ファミリーの憩いの場や近所の方々の散歩コースとなっています。公園の広場や展望台から瀬戸内海を背景に現役車両が走行する様子を眺めることもできます。





日中は車両が開放されており,車内を見学したり試座することが可能です。


昭和の雰囲気が懐かしく,落ち着きます(現役の広告や注意書きの張り紙がちょっとうっとおしいですが)。





運転席。子供の頃,憧れのまなざしで見つめてしまったことがありませんか?


「鉄ちゃん」向けの詳しい解説はこちら^^





車内から望む同行号。稀少な?光景かと。






同行号とのツーショット。



ちなみに道の駅側では近隣の農産物や特産品が購入できたり,海鮮食堂でお食事をいただくことができます

関連情報URL : http://www.kotoden.co.jp/
Posted at 2011/05/25 19:35:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | 車会 | クルマ
2011年05月24日 イイね!

[フォード・ジャパン] タッカー社長の所信表明

[フォード・ジャパン] タッカー社長の所信表明フォード・ジャパンのティム・タッカー社長は24日、日本の自動車市場について「まだまだ成長の可能性は大きい」との考えを示した。タッカー社長は同日、都内で開いた新型『エクスプローラー』の発表会で語った。

タッカー社長は「日本は今でも自動車市場としては世界第3位という事実を忘れがちだと思う」とした上で、「とくに輸入車のような販売台数が少ないメーカーは、日本ではまだまだ成長の可能性は大きいと思っている」と述べた。

さらにタッカー社長は「ただフォードにおける問題は過去、長年にわたって投資をする能力が無かったことと、そこに関心を持っていなかった」と、これまでの日本市場に対するフォードの方針を振り返りかえりながら、「今後については日本も含めたアジアでは成長のチャンスはある」と強調した。

フォード・ジャパンは昨年発売した『クーガ』や今回発表の新型エクスプローラーを含め6つの新型車を2012年までに投入する計画。このためタッカー社長は「現在、ディーラーや我々のスタッフも含めて教育を強化しているほか、新規ディーラーの開拓や数年ぶりにフォード・ジャパンでの新規採用も考えている」ことも明らかにした。


レスポンス 小松哲也
Posted at 2011/05/25 02:02:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | フォード | ニュース

プロフィール

「同行号のエンジンのサイドマウント(液封)から液漏れ。パワステポンプのベルトに垂れて盛大に飛び散ったので、ちまちまと洗浄。変速時の異音はこのマウントのへたりも一因か? 部品は備蓄してるのですが、入庫予定が未だ立たず。」
何シテル?   09/08 19:29
クルマも好きですが運転が好きです。渋滞と加速してからの黄信号は苦手ですが… 生活や仕事のために毎日走りまわっていて,ロングドライブすることも多いです。そん...

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