
28日から、ISのデビューフェアをやっているので、試乗に行って来ました。発売フェアで、初めての土日なので予約しないと一杯かな?と思って朝に確認の電話を入れたら、15時から1時間が予約されているだけで、あとはいつでも良いと言われました。
横には、販売じゃなくてつなぎを着たサービスの人が乗りましたが、それなりに振って試させてもらいました(^^)コースは決まっているらしく、15分弱で流れの良い国道から、ちょっとした山道を走ることが出来ました。
インテリア、エクステリアの印象は、
こちらを参照にしてください。
走りについて、清水和夫氏のブログで、
ファーストインプレ
その後、そらに乗ったあとの改訂版が
こちらです。
印象としては、清水和夫氏と近いです。
近くにBMWのディーラーもあるので、自分の車で同じ試乗コースを回ってから、BMWにも乗りました。
ISは250(素)、250(VersionL)、350(VersionS)をチェックしました。
共通で気になった点!
1.ハンドルの断面形状が良くないです。
革質は良いとして、縫い目の位置はいまいちで、断面の形状はハンドルを「むんずっ」と掴む人が作ったとした思えないです。親指の付け根の肉をくっと押しつけて、親指を添えるように軽く握ると気になる角が当たります。今の車は、エアバックもあり気軽にハンドルを交換できないので、こうした常にさわる部分はもう少し感性評価を入れて欲しかったです。
ただ、最近は欧州車もこのあたりはデザイン優先でレベルが落ちているので、平均点で多くのひとは気にならないでしょう。
2.シフトレバーの位置が後ろ過ぎる。
パドルが付いていますが、シフトレバーをDから左に倒さなければ使用できませんが、シートポジションを合わせると、シフトがかなり後ろにあり自然に手を下ろした場所より5~10cm後ろにあり、素早く操作できません。
3.Aピラーが寝過ぎ。
交差点で左折するときや、山道を走るときにAピラーが視界を邪魔します。
4.後方視界が悪い。
リアウィンドウも寝ているのと、ボディ形状の関係で後方視界が掴みにくいです。全車バックカメラが標準装備なので良いですが、クリアランスソナーも付けておかないと奥さんにどこかでぶつけられそうです。
ちょっと乗って気になったのは、このくらいであとは印象良かったです。ハンドル、アクセルなど操作系はリニアで現行Cクラスと同等と感じました。
○足回り
前後異径のタイヤで、リアは245とワイドですが17インチのものはそれほど固く感じません。
ただ、リアの安定性を重視したセッティングと雑誌に書かれているわりには、ニュートラルな味付けになっていて、リアを出そうと思えば振れそうな雰囲気がありました。
直進性は確保されており、おそらくリミッタを外さない領域では十分な直進安定性が確保されています。
ロールは少な目で、接地感も最新車らしく自車のW202よりも感じられますが、ロールの最後の方で動きが早くなる癖があります。1年待つと煮詰められるのでしょう。
現状では、W203のしなやかな足が私の好みには合いますが、ISは実はレスオプションで、205-55/R16が選べるので、タイヤを替えるとバランスが良くなりそうです。
VersionSの18インチは、レガシィの3.0Rspec.B近い固さがあり、2台この固さを買うことは無いです。
おそらく限界に近づかない、通常の運転領域の95%において、冷静に見るとBMWの新しい3シリーズと差が感じられないと言うか、普通の人にとって高いコーナリングスピードを維持できます。しかも圧倒的に車内は静かです。
ハンドリングのオンザレール感は、BMWのニュートラルの感じよりも、3.0Rspec.Bのような感じがしました。
どの車もリアはマルチリンクサスで、剃刀のような切れ味を持ったBMWもE90からマルチリンク化されて、ベンツ的な味付けになったというか、他の車と同じ方向性になってISとレベル的な差は無いように思います。
おそらく、もう少し意地の悪い路面に持ち込むと差があるのでしょうが、今日の試乗コースではわかりませんでした。
ちなみに、ISは底面もかなり念入りにフラット化の処理がされています。
最新の欧州車は、底面をディンプル状にして、空気の流れを乱して剥がれを良くしてダウンフォースをかせぐ(流速を早くする)などの技術が用いられていますが、ISではフロントアンダーカバーの形状に段を付けるなど工夫しているようです。
つづく・・・
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車レポート | クルマ
Posted at
2005/10/01 21:45:01